カタルーニャ広場でバルセロナ・シティ・ツアーのバスから下車
メインストリートたるランブラス通りを散策
目指す場所はコロンブスの塔ではなく
バルセロナの台所、サン・ジュゼップ市場
地元バルセロナで暮らす人々の胃袋を支えている市場ですが、ここで困ったことが
実はgoogleマップで探してみても、それらしき場所には「ボケリア市場」という市場しかありません
しかも表通りからはなれ混みいった細い道を通ったりもしましたので
そんなところにバルセロナで一押しの観光地があるとは思えませんでしたが、そこにあったのはまさしく「サン・ジュセップ市場」
どうやらサン・ジュセップ市場は正式名称のようですが、通称名の「ボケリア市場」が名が通っていたようです
どうりで探せないはずです
ちなみに「ボケリア」とは胃袋の事ですから
その名のとおり「ボケリア市場」は胃袋市場ということになります
市場の中はこんな感じ
屋根付きの広場に屋台風の店舗がならんでいます
私が伺った午後3時ころは地元の人々よりも
いかにも観光客といった風情の方で賑わっていました
私もここでバルセロナの人々が日常の食材を購入し、気軽に手軽な食事を楽しむ場所を覗いてみることに
この市場で一番目にするのは、店の軒下にぎっしりとぶらさがっているハモンセラーノ
そしてショーケースには生ハム・ローストハム・サラミ・チョリソーなどの加工肉がずらり並んでいます
日本まで買って帰りたいのですが、検疫の問題もありここはウインドウショッピング
そんな市場にはハモンセラーノの銘店
「Boqueria ibérica Can Vila」なども
いや~買って帰りたい
他にもパンやパイ
そうバルセロナはパエリアが有名ですが、バルセロナ市民の主食はやはりパンのようです
フレッシュジュースも美味しそう
お隣のバレンシア産の果物でしょうか、色も鮮やか
これがワングラス €1.5(200円弱)とリーズナブルです
八百屋に並ぶ珍しい野菜の数々
トマトやトウガラシなどなど
太陽の沈まぬ国と言わしめたスペイン帝国の植民地だった国々を思い起こしてくれます
ところでスペイン帝国といえばやはりこれでしょう
そう「スパイス」です
マゼランの死後、祖国スペインに帰ってきた「ビクトリア号」が抱えてきたスパイス(クローブ)は途方もない高価で取引され
スペインの海洋進出にきっかけになったといわれています
そんなスパイスは今もなお、この市場で売られていました
サフランや胡椒・ターメリックなどのスパイスがふんだんに使われるパエリアはここやバレンシアが発祥といわれるだけはありますね
そんなパエリアの食材に欠かせないのはムール貝や海老などの海産物
バルセロナは港町ということもあり
新鮮な海産物も多数並んでいました
ムール貝は山ほど売られていましたし
牡蠣、海老、手長海老がとても美味しそうです
大ぶりの烏賊や鰯・スズキ?なども並んでいます
こうした海産物の豊富さはスペイン料理が日本人にも馴染みやすい理由の一つとなっています
カットフルーツの詰め合わせもいただきましたが
ここはやはり市場内にあるバルでタパスつまみにちょっと一杯やっていくこととします
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