普段スーパーなどで市販されているパック詰めの小振りな舞茸
森に生える本物の天然舞茸とは味・香りが全く違います
かといってそんなに簡単に見つかるものでもなく
山を数時間歩き回ったかといってもなかなか採れるものでもありません
おかげで国産マツタケよりも高い値段で取引されることもあるとか
ちなみに数少ない市場価格はキロ当たり8,000円~ 10,000円とも言われています
9月の中旬
毎年のように知床を訪れる理由がそんな「天然舞茸」を採るためなんです
舞茸を採った者しか、分らないといわれるその魅力に取りつかれ
もう十数年、知床の山通いは続いているんです
そんな天然舞茸採りのため1泊2日の日程で知床を訪れましたが
初日着いてすぐに捜しまわり見つけたのがコレです
でもこれなんか変な感じで生えています
なんとミズナラの切り株の上になっていました
歩き疲れて水でも飲もうとペットボトルを置こうとした先にこいつは有りました
木のうろの奥に天然舞茸の根元は続いているようでした
普段は木の根元ばかりを見るのが癖になっていますから
いや~本当にラッキーでした
天然舞茸は「白系」「茶系」「黒系」の3種類
しかもその順に天然舞茸は生えるようですから、今回訪れたのは茶系
ちょうど天然舞茸の旬を迎えていた時期に訪れたようでした
ちなみに舞茸の発生する場所は秘密とされており、「たとえ親兄弟であっても明かさないのが昔からの習わしとなっている」とも言われていますが
おかげで採取する方々がお年を召して舞茸採りに出かけられなくなっているようで
ここ数年私が訪れる山に入る人も減ったのか
こうした少しひなびたり、もう腐ってしまった天然舞茸を見かけることが多くなってしまいました
なにやら完全に腐ってしまうと翌年その場所には生えずらくなるそうなのでそんな話も切実に感じます
翌朝、再度森を散策
ついに念願の「黒系舞茸」を発見
とふと横を見るともう一つ生えていました
ついつい踊りだしたくなります
ということで2日目の収穫はこんな感じ
総重量2.6kgとまずまずの収穫
これで翌週に予定していた舞茸キャンプを行えそう
採取した舞茸はこうして清掃
いろいろ料理して楽しむことに
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