「宇宙博2014」JAXA糸川博士のペンシルロケット

| コメント(0)

さてNASAのコーナーの次はJAXAのコーナー
日本の宇宙開発を語る上で欠かせないのが糸川英夫博士
「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」とまで言われている人物です
 

spaceexpo30.JPG
 

ということで今回の宇宙博2014のJAXAのコーナーに糸川博士の功績として実際に実験で使われたペンシルロケットが展示されていました
そのペンシルロケット
1955年の水平試射から地道な実験が始まるわけですが、その理由は単に予算が少なかったからなんだとか
ちなみにこの地道な実験により確実に日本の宇宙開発が進んでいきます
なんだかまるで日本における技術開発の見本のようですね
 

spaceexpo31.JPG
 

そしてこれが1963年には人工衛星の打上げを目指すM(ミュー)ロケットの開発に行きつきます
こうした固体燃料ロケットの強力な バックアップを得て、日本の宇宙科学は1970年代から1990年代にかけて、世界に例を見ない飛躍的な発展を遂げ、X線天文学、宇宙プラズマ物理学、太陽物理学などにおいて、世界のリーダーとなる顕著な成果を挙げてきています
その発端となったのがこのペンシルロケットだったわけです
まあこうした地道な努力を嫌うお隣の国がいまだリロケットを打ち上げられない、理由もこのあたりに有るような気がします
 

spaceexpo32.JPG
 

現在の宇宙開発の基軸となっているH2Aロケットはこうしたものと違い、アメリカと日米宇宙協定を結ぶことにより、米国からの技術導入され打ち上げられているのですが
 

spaceexpo33.JPG
 


本当にそうなのでしょうか
アメリカはそんなにお人よしなのでしょうか
というのも確かに液体燃料のほうが出力や細かな調整は効きやすいのですが、固体燃料によるロケットも多くの利点が有ります
そう固体燃料は液体燃料と比べコストが安く、しかも打ち上げまでの時間が液体燃料と違い短時間で済みます
特にICBMのようなミサイルに使うとすると現在のところ固体燃料のほうがベストです

都市伝説なのかもしれませんが
アメリカから液体燃料によるロケット技術を貰い受ける代わりに、日本の固体燃料ロケットの技術を差し出したのでないかなんて話が有るくらいです

というのも日本の液体燃料ロケットの開発が進む中、アメリカでは固体燃料ロケットの開発もまた進みます
あのスペースシャトルも補助ロケット(SRB)は固体燃料でした
補助と言っていますが、実際はシャトル全体の推力の83%を供給するメインエンジンです
現在開発中のロケット「アレス」も固体燃料単体か、もしくは液体燃料との併用
アメリカのロケットもここ数十年、随分と固体燃料にシフトしてきていることが判ります
 

20062.jpg
 


それに対し日本の固体燃料ロケット・イプシロンの開発予算はほぼ「0」
日本の固体燃料ロケットに対する技術者の飼い殺しともいえる事態
圧力なのか何なのか判りませんが、日本の宇宙開発の枷にならないかと
このペンシルロケットを眺めつついらぬ心配をしていました

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

この記事について

このページは、r-ohtaniが2014年9月23日 16:09に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「宇宙博2014」未来の宇宙開発エリア・宇宙エレベーター」です。

次の記事は「「宇宙博2014」JAXA小惑星探査機はやぶさ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。