今回の宇宙博2014
会場の片隅にひっそりと展示されているものが有った
それが、写真の宇宙エレベーター
当然のことながら縮尺模型です
宇宙エレベーターといって思い出すのは、いまから30年ほど前に読んだSF小説
「楽園の泉」アーサー・C・クラーク著
このSFには地上から宇宙空間まで昇れる宇宙(軌道)エレベーターの話が登場します
しかもそれは緻密な科学考証によって裏打ち された、SFであり、巨匠クラーク氏の最高傑作と言っても良い作品です
もっともこのSF小説を読んだころは荒唐無稽とも思えましたが
このSF小説は緻密な科学考証に基づいていただけあり
四半世紀の時が過ぎ、かなり現実味を帯びてきました
ちなみに宇宙エレベーターを題材としたSF小説は他にも有ります
それがチャールズ・シェフィールドが書いた『星ぼしに架ける橋』で、ピーンストーク(豆の枝)という宇宙エレベーターを建設するという物語です
どちらも宇宙エレベーターがメインとなる題材
しかも巨匠と新鋭作家ということもあって当初チャールズ・シェフィールドに盗作の疑いがかけられてもいんましたが、SF小説に有りがちな並行進化ということで落ち着いたのを覚えています
この宇宙エレベーター
SF小説においても、そのくらい一般的で将来の宇宙開発には不可欠の建築物のようです
ところでそんな荒唐無稽なプロジェクトが何と日本で動き始めた
あの東京スカイツリーを施工した大林組が2050年の完成を目指してこの宇宙エレベーターを建設の一歩を踏み出したと2年程前に発表されました
それがこの大林組プロジェクト「宇宙エレベーター建設構想」
2050年完成と言うことですが、そうするとあと36年先ということになります
それまで生きているかな~
生きているうちに完成したら何としてでも乗って宇宙へ行ってみたいものです
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