写真は日光東照宮観光の土産に買ってきた
「三猿」身体健康御守りのキーホルダーです
そう日光東照宮と聞いてまず思いつくのは
「見ざる、聞かざる、言わざる」という猿
いわゆる三猿です
あまりにもゴロがよいので日本発祥と思いきや古代エジプトやアンコールワットにも同様のモチーフがあるのだとか
ここ日光東照宮にある厩舎の壁の彫刻がこの三猿です
「子供のころは悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないで、素直なままに育ちなさい」という教えを説くとばかりに彫られている彫刻ですが、これにも下記のような原型があるようです
『論語』に「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)という一節がある
(ウイクペディアより抜粋)
ちなみに三猿はラーマに仕えたハヌマーンの変形とも言われています
ここ日光東照宮の三猿のコンセプトはインドあたりから中国を経由して入ってきたものかもしれません
さて次に有名なのが「眠り猫」
この彫刻のある廻廊はなんと国宝です
国宝らしくしっかり「眠猫」という表示がありました
この猫、正面から見るとぐっすり寝ているように見えますが
やや左側から見ると
薄目を開け今にも飛び掛からんと前足を踏ん張っているようにも見えます
こうしたことから
奥社入口を護る「眠り猫」は、前足をしっかりと踏ん張っている事から、実は徳川家康を護るために寝ていると見せ掛け、いつでも飛びかかれる姿勢をしているともいわれているが、もう一つの教えとして(裏で雀が舞っていても)「猫も寝るほどの平和」を表しているのである。(ウイキペディアより拝借)
こうした話はやはりガイドさんがいてこそ
感謝感謝です
もうひとつガイドさんは変わった彫刻を紹介してくれました
それが「想像の像」
表門すぐのところにある三神庫
流鏑馬や春秋に行われる
衣装装束などが収められているのだとか
そんな三神庫のひとつ上神庫の切妻に
一風かわった彫刻が彫られています
それが2頭の大きな象の彫刻なのですが
当時日本には象はもちろん見られるわけでは有りませんので
作者である狩野探幽が文献などから想像し彫られたものなんだそうです
ゆえに「想像の象」と言われてます
ちょっと変わった象を見ることが出来ました
こんな感じでガイドさんから説明を受けながら観る観光地も良いものなのですね
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