8月上旬から11月下旬にかけ醸造のようすをガラス越しに見ることのできる
「清里焼酎事業所」
お城風の棟のある醸造所は清里の温泉や蕎麦屋に行く際に見ていてあれがそうなんだとは思いつつも、なかなかその機会のなかった場所の一つです
今回はその醸造の機関と言うこともあり
じゃがいも焼酎きよさとの工場見学に立ち寄りました
ここで作られる焼酎の原料はイモ
もっとも芋焼酎といえば九州が本場でサツマイモを思い浮かべる方も多いかもしれませんが
ここ清里焼酎事業所では地元で採れたでんぷんの含有量が高い品種「コナフブキ」というジャガイモがその原料となります
そうここは日本で初めてジャガイモを使った焼酎の仕込みが行われているところです
ちなみにこのジャガイモはカルビーのポテトチップスやジャガリコに使われているのでご存知の方も多いかもしれません
仕込みに使う水はもちろん斜里岳の伏流水
ここいらでは水道の水でも美味しい地域でもあります
私が伺ったときはジャガイモの仕込みは見ることが出来ませんでしたが、工場内には醪の香りが満ちていました
蒸留酒ですから当然のように蒸留釜があります
先般見てきたサントリーの白州のような銅製の巨大なポットスチルというわけにはいきませんが、それなりに大きなステンレル製のポットスチルが設置されていました
当日は祝日でしたが、スタッフによる丁寧な瓶詰作業が行われていてその様子も見学できました
詰められていたのは「オホーツクの地酒 北緯44度」
アルコール度数が44度ある焼酎の原酒です
焼酎としての限界のアルコール度数が45度ですから限界まで高められた焼酎と言うことになります
ちなみに「北緯44度」はこの清里町焼酎醸造事業所の位置する緯度なんだとか
いまはおりしも焼酎ブーム
そのブームに乗っているとも思えませんが、是非とも本場九州に負けない北海道を代表するお酒になってもらいたいものです
ちょっと応援したい気持ちにさせる一品ですね
そんなじゃがいも焼酎の試飲できるコーナーはこんな感じ
ここではそこそこのお値段のはずのここで作られた焼酎が飲み放題
ただ残念ながら車で来ているので飲むことはできませんでした
まあお店で買って飲めということですね
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