知床2017の最近の記事

さてお盆休みを利用して行った、北イタリアの話の途中ですが少しばかり飽きてきたので
このあたりで日本での話戻します
久々に先週の土日は休みとなったので、JALの「おともdeマイル割り」を使い
知床へ行ってきました
このおともdeマイル割りだと一人は10,000マイル
もう一人は21,000円と、実質2人で新千歳~女満別を往復できる格安のチケットなんです
我が家の知床旅行の定番チケットです
実をいうとその前週である敬老の日の連休にこのチケットを取っていはいたものの台風18号が近づいて来た事もありこの週での知床渡航はキャンセル
この週に持ち越しとしていました
 

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土曜日曜の2日しかないことから
先方での時間を長くとろうと朝一の女満別行きの便を予約いたしました
新千歳空港を発つ時間は午前7時35分
朝一のJRエアポートで向かいましたが新千歳空港に着いたのは7時少し前
あまり時間はありませんでしたが、ここはJALのダイヤモンドプレミア・ラウンジに寄らないわけには行きません
というのもこの日は朝食をとる間もなく自宅を出発していますが、この日はかなり体を動かす予定ですのでしっかり朝食を取りたかったからです
そうこのラウンジのは軽食が用意されているんです
 

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とうことでJALダイヤモンドプレミアラウンジの軽食
メゾンカイザーのパン
そしておにぎり二種類
 

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いつもなら滑走路の見えるカウンター席でビールを飲んでいましたが
今日はこの後、レンタカーの運転が有るのでビールはパス
パテーションで仕切られているこの席でいただくことにします
 

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おにぎりはみそ汁とともに
メゾンカイザーのパンはオニオンスープとともにいただきました
これだけ食べればこの後の山歩きも楽勝でしょう
 

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45分のフライトであっという間に女満別へ
この日、空は曇っていましたので遊覧飛行とはなりませんでした
が、北見辺りから雲が途絶え道東の町並みや山々の景色が広がってきます
特に下降する際にはオホーツク海や野取湖が望めました
ただ残念なことに高度が高く、野取湖で旬を迎えるサンゴ草は見ることはかないませんでした
 

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到着後レンタカーを借り、目指すは知床の山
ちなみにこのレンタカー、2日借りて6,500円
わざわざ札幌から車で走ってこないのはこのためです
 

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さて今回、飛行機を予約してまでやってきたわけは
天然の舞茸採り、そして鮭釣りのため
特に貴重な舞茸は今がシーズン
女満別に到着したあたりから、今年もこんな舞茸を採ろうと心が躍っていました
(写真は昨年採った天然の舞茸)


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さてこれがそのいつも入山している
舞茸のなる森です
杉や落葉松が規則正しく並ぶ林とは違うこの天然の森
いや~清々しい
まさに心が洗われる瞬間です
 

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そんな森にはこんな何かの動物が切り裂いた跡や
蜂か何かの巣が見て取れました
さて熊や蜂に襲われては大変ですので、警戒は忘れません
 

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山にはキノコが溢れるばかりのなっていますが
わけのわからないキノコは採らないのが、キノコ採りの原則です
 

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そんな森への入り口付近で見かけた
腐った舞茸の残骸
今朝がたでしょうか私どもが行く前にすでに前客がいたようです
ともあれ舞茸がなるシーズンであることは間違いなさそう


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といいつつ、この日と次の日、合わせて5時間ほど山を彷徨いましたが見つけたのは
こうした舞茸の腐敗したものだけでした
いや~1週間、早くここに着ていればと
先週の台風が恨めしいです
 

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ちなみにこうして舞茸が腐った後には
次にはこの木の周りに舞茸は生えなくなると言われています
以前はこうしたものを見ることは有りませんが、昨年あたりからかなり頻繁に見るようになりました
きっと今までこの山に来ていた人が、高年齢化して山に入れなくなっているのでしょう

この場所もそうですが、こうした山菜やキノコのある場所は
親から子に受け継がれていくのが通例
我が家も今は亡き義父から教えられすでに十数年この山に来ているのですが
そうした継承者が減っているのか、この山に入る人の数も減っているようです
おかげでこうした天然ものの舞茸が腐り落ちたりもするようになってしまいました
まぁ私にとっては良い話でありつつの悪い話ですが、ちょっと寂しい話でもあります

それにしても、例年この天然の舞茸は採れていただけに悔しい
体育の日の連休は別の場所に行くつもりでしたが、それをキャンセルしてもまた挑戦してみようかな

今年も坊主だった知床での鮭釣り

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毎年の恒例行事となっている知床での鮭釣り
天然の舞茸はだめでしたが、こちらは何とか獲物をと思い斜里の砂浜にやってきました
午前3時半に起床、まだ真っ暗な中に砂浜に到着
薄日が差してくる午前5時半、5本の竿をセットします
ちなみに鮭釣りは最近「浮きルアー」なるものが流行っていているようですが
港などの狭いスペースの中、周りを気にしつつ釣る浮きルアーより
こうした広い浜でのぶっこみ釣りが断然好みです
この釣りはある程度の広いスペースが必要ですが、大きな海原をぼんやり眺めつつあたりを待つこの釣りは、ある程度魚影が見える釣りとは違い何もなさそうなところからグイっと大きなあたりがあることに惹かれています
鮭もブナの入ったものではなく、いかにも銀鮭が釣れるのも魅力の一つです
 

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さてそのぶっこみ釣り
斜里で釣る際の一番の障害が、目の前のオホーツク海を覆いつくすような「定置網」
この定置網があるときはなかなか釣れないとのことですが
その定置網がこの日は張られていなかったんです
先週の台風の影響なら漁業者には申し訳ないのですが、ラッキーでした

ということで気合を入れアタリを待ちます
待ちます・・・・・・・・と、一向にアタリが来ません
海を見ていてもいつもは人を小ばかにするように跳ねている鮭の姿もありません
ということで舞茸に続いて鮭も坊主
今回の斜里行は残念ながら獲物なし不発に終わってしまいました

あとで聞いたところ斜里の海岸線には鮭が遡上していなく、定置網も出ていない状況だったんだとか
なるほど台風の影響ではなく、単に鮭がいないから定置網を出していなかったんですね
 

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気を取り直して冷めた体を温めに温泉へ行くことにしました
向かったのはもちろん「越川温泉」
 

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待合所には依然、ここに住んでいた方はいなくなったようで
待合所も元の姿になっています
 

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協力金の200円をこのドラム缶に入れ入浴させていただきます
ちなみにこのドラム管
以前、缶ごと盗まれたことがあるのだとか
この協力金でこの温泉を維持しているというのにひどいことをする方がいるんですね
 

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さてこの温泉はナトリウム泉
入浴後もしばらくは体がポカポカします
それに傷によく効くようで
小さな傷などはこの温泉に入ると治りが早いんです
 

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温泉に入った後、向かったのは
「そば処 らいうん」
いつも言っている「秀峰庵」の開店は月・水・金曜日の週3日なので今回は日程上うかがえませんでした
替わりにこちらの「らいうん」は火・木・土日曜日と完全に補完しあっているんです
 

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11時半開店とは聞いていましたが、その時間には満席
外で少しばかり待って店内に案内されました
厨房の奥ではご主人が盛んにそばを茹でています
まぁかなり繁盛しているご様子でした
 

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頼んだのはいつもの「斜里岳もり」
天気が良ければ目の前で一望できる名峰「斜里岳」の名のついたメニューです
ついでに依然食べておいしかった「辛味大根」
メニューにはありませんがネギなどの薬味に変えて出してもらうこととしました
そうこの辛味大根が本当に辛く
ここのおそばによく合うんです
 

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出てきた「斜里岳」もり1,400円
普通のもりの約3人前はあるそうです
ここは、もちろん手打ちなのですが量的にも限られるためか限定商品となっており
私の次に頼んだお客が最後となっていました
 

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そばはここ雷雲の名水
斜里岳の伏流水で打ちます
10年くらいこのお店に通っていますが、最初のころは結構太い田舎麺といった感じでしたが。、いまでは細く揃った立派な蕎麦屋の麺
そばは明らかにこの10年余りで美味しくなりました
今回もおなかいっぱい、晩飯がいらなくなるくらいおそばをいただきます
 

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我が家の奥さんは
「ぶっかけふう みぞれ」
こちらも辛味大根がみぞれに入れられていて美味しそうですした
 

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さて今回の斜里行はこれで終了
女満別空港で次回のリベンジを誓い、知床を後にします


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先月に引き続きまた知床の森にやってきました
森に入ったところ早速シマリスが迎えてくれました
ちなみにこの森に来たわけは天然の舞茸探し
その天然の舞茸はミズナラの木になるキノコですが
ミズナラはドングリの実をつけることもありますが、ドングリはリスの好物
舞茸を探しているときにリスに出会うのは必然かもしれません
 

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その森で最初に出会ったキノコは
「ヤマブシタケ」
ところでこのヤマブシタケ、脳を活性化する「ヘリセノン」という成分が含まれていることからなにやら認知症に効くということから最近人気急上昇のキノコです
ただしこの時は天然の舞茸だけが目当てなのでこれはそのままに
 

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他にもキノコが地面に環状に生える「輪菌」がこんなに大きく形成されていたりと
前回とは違い、いよいよこの森もキノコの森に様変わりしていました
今回は舞うことができるか、期待が高まってきます
 

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ということで今回こそ天然の舞茸に出会いたいと森を散策
本来なら木の根元周りで見かけることの多い舞茸ですが
なんと目の高さのところにあるものを発見
 

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天然の舞茸ってこんな死んだ樹の幹にも生えるんですね
ただしこれは人間の目につく以前に虫に発見され虫食いだらけになっていました
 

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そのほかにもこの日、見つけた舞茸は賞味期限切れのものばかりです
毎年最低1個は見つけていた天然の舞茸ですが今回は2回の知床入りにも関わらず
まとものものは1個も見つけることはかないませんでした
 

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ここは気をとりなおし
疲れた体を癒すためいつもの「越川温泉」へ
この越川温泉は斜里岳のふもとの深い森の中にある温泉で地域の方々が協力して管理し、憩いの場としても利用される温泉です
もちろんその地域以外でも200円の協力金を払えば入浴可能、ここの温泉の泉質が私に合うのか非常に気に入っており来るたびに利用させていただいています
ところがここも何かTVか雑誌などで紹介でもされたのか、いつもならこんなに並ぶことのない駐車場に車がたんまり停まっています
ナンバーを見てみるとなかには京都ナンバーまで
こんな秘境の温泉も全国区になってしまったのでしょうか
知床を訪れるたび伺う温泉だけにちょっと心配になってきました
 

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さてここを訪れたのはそろそろ夕暮れ時となる午後4時半くらい
次第に日が暮れてきましたが、さすがに秘湯だけあって電気はひかれていません
照明はバッテリーを繋いだLED電球のみ
しかもそのバッテリーがきれたら、玄関前にあるバッテリーコードを車のバッテリーに繋ぎ電源を確保するというものでした
これ一度夜に訪れて一度試してみたいものです
 

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翌朝は朝3時に起きて斜里の海岸を目指します
連休ということでこの海岸は太公望で溢れていますが、抜け穴は用意してあります
ただ知っている方も多いことから少し早めに海岸に到着
朝日が昇るころのアサマズメを狙うことといたしました
2時間余り粘りましたがこの日も坊主、アタリすらありませんでした
ただ前回とは違い少し離れたところにいた2人連れが2匹釣り揚げてはいました
例年ここでも鮭を釣っていますがこれほど反応がないのは珍しいですね
帰ってTVを見ていると、今年の秋鮭の不漁がニュースとして流れていました
なにやら昨年の超がつくほどの不漁の6割ほどしか漁獲量がないのだとか
しかも私が釣りに出掛けた網走・斜里方面は昨年の5割弱
そういえば今回も斜里の海岸に定置網は出されてはいませんでした
今後知床に鮭が返ってくる数が減らないか、これまたちょっと心配です
 

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ということで今年は秋に2回知床くんだりまでやってきましたが
天然の舞茸、秋鮭ともにスカでした
そうそうせっかく車出来ていますので調子の悪くなった鮭釣りの釣り道具も持って帰り来シーズンに備えることに
ということで来年は舞茸か鮭かどちらかは手にしたいという思いを海別岳に昇る朝日に誓い知床を後にします

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