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スポーツの日を含めた10月の3連休
某会社のゴルフコンペが連休初日にあったため
我が家の奥さんの実家のある斜里へ墓参りはあきらめていたのですが、何だか天気も良さそうなので、日曜と祝日の2日で年代物の軽自動車を駆り向かうことに(もちろんJAFの会員証を携えるのは忘れません)
 

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もっともそんな時期に知床に帰省するのには訳が有ります
それがこの時期に知床に還ってくる海の味覚と山の味覚
まずは海に幸
コロナ禍のなか釣りがブームのようで、
斜里の砂浜には太公望が、長く長く連なって居ましたし
網走から斜里に続く海岸、特に小清水あたりには車が停められそうな場所はほとんどが埋まっているほどでした


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もっとも斜里川に掛かる橋から下を見る限りはシャケの遡上はまだ少なく思えました
最盛期にはまるで養魚場と思えるほどのシャケが遡上する場所ですが、今年は遡上するシャケが少ないのか、まだ時期が早かったのかこれでは釣果は期待できません
ということで休みは2日間しかないことから海の幸はあきらめることに
 

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ということで車を走らせ6時間、到着した斜里でランチ
向かったのは斜里道の駅に隣接している「知床くまうし」
弟子屈の人気店「豚丼と摩周そばのお店 くまうし」のチェーン店のようです
 

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店先には近隣の北見(端野)が有名産地である玉ねぎが置かれていますが
説明書きには
ごめんなさい...
この大きなタマネギは売りものではありません....。
くまうしの商品にたくさん入っていますとのこと
 

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メニューを見ると道東名物の豚丼やラーメン、そして夜にはジンギスカンも出しているようです
ということで頼んだのは
豚丼メイン&ハーフラーメン(味噌)の豚丼セット(1,350円)
 

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出てきた豚丼がコレ
くまうし 弟子屈本店の豚丼は
全国丼グランプリの豚丼部門で「最高金賞」を受賞しているのだそうで
卓上調味料の「山椒」をかけ頂きました
 

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道産小麦を100%を使用したラーメンも美味かった
そういやこの店のある弟子屈は味噌ラーメンが美味しい店が有るようですが、何か関係あるのでしょうか  
 

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いつもなら、我が家の奥さんの実家に宿泊し舞茸採りとシャケ釣りに精を出すの知床への帰省ですが
今回は、東横イン網走に宿泊することに
そのわけは「地元グルメ堪能プラン3000」と言うのをやっていて
1人3,000円の食事券×2名が付いた宿泊料金が13,680円のところ、なんと道民割を使って7,680円
そのうえ1人2,000円のクーポンまで貰えるという、税金垂れ流し政策をやっていたからでした
 

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「地元グルメ堪能プラン3000」が使えるのは
YAKINIKU網走ビール館
 

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クラフトビールの老舗である網走ビールで焼肉も楽しめるという
観光客ばかりではなく地元の方にも人気のレストランです
 

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「地元グルメ堪能プラン3000」の説明書きには
『網走和牛プラン』と『知床和牛プラン』があり
予約時に夫婦別々に出してもらうよう頼んで有りました
 

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お店のメニューには
『北海道オホーツクあばしり和牛』
道内でも和牛の産地は多くありますが、その中でも網走和牛は、道内指折りのブランド和牛です。とあります
『知床和牛』は
世界自然遺産にも認定された大自然「知床」で育った、純道産ブランドの和牛です。と書かれていました
 

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そして何はなくとも網走ビール
その昔に地ビールと言っていた時代から今に続くクラフトビールの老舗
製造していることから瓶や缶ではなくタップからそのまま注ぐビールが楽しめます
そのうえ期間限定?網走ビール込み飲み放題と言うプランが有って
・網走プレミアム
・流氷ドラフト
・監獄の黒
・網走ホワイトエール
が90分間飲み放題で2,000円
しかも宿泊時に頂いたクーポン2,000円が使えましたので
実質7,680円の宿泊費で、焼き肉にクラフトビールが飲み放題というプラン
1日5,000円×2名が付いていたことになります
 

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席は予約していた甲斐もあり焼肉台のついた広めのテーブル席
 

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ということで「網走プレミアム」と「網走ホワイトエール」で乾杯
老舗のクラフトビールらしく、いかにもIPAたる網走プレミアムとドイツで虜になったヴァイツェンたる網走ホワイトエールが喉にしみわたります
軽自動車でここまで飛ばしてきたかいが有りました
 

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配膳された「網走和牛セット」がこちら
網走和牛上カルビにミニサラダ、キムチ盛り合わせに、北海道産精肉6種プレート
ライスは好みの量でとのことでした


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ちなみに「知床和牛プラン」との違いは
メインの和牛の違いのみ
この知床和牛、さしの入りようもよく美味しく頂かせていただきました
 

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焼肉は久しぶり
ガスの焼き台でちょっとレア気味に丁寧に焼いていただくことに
 

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他には
監獄の黒たるスタウト(黒ビール)
香りとコクが深い、まろやかな味わいのビールは本場のそれでした
 

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網走ビールの看板ビール
流氷ドラフトももちろんいただきます
 

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食後の網走牛乳ソフトも濃厚で美味しかった
 

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ということで食べ放題ではありませんでしたが、お腹いっぱい
ごちそうさまでした

知床での執念の天然舞茸採り

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10月中旬、かなり無理をして知床までやってきたのにはわけが有ります
それが山の幸たる「天然舞茸」採りがやりたがため
ただいつもなら9月の連休に知床にうかがい、かなりの確率で舞茸をGETするのですが
今回は金沢へ行ったり、出勤だったりしていく機会を失っていました
  

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てなわけで知床に滞在する2日間
山に入ったのですが初日見つけたのは舞茸の残骸だけ
残念ながら舞茸採りには、一週遅かったかのように思わせました
 

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山を徘徊していて気になったのがこの赤いテープ
何者かが何かの目印にしているのは間違いなさそうです
 

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というのも赤いテープの下には朽ち果てた舞茸が有りました
にしても変ですね、せっかくマーカーしておいたのに採りに来れなかったのでしょうか?
それともリスが餌の隠し場所を忘れるように、たどり着けなかったのでしょうか
どちらにせよ私が入る山
義理の父から受け継いだ場所なのですが、最近はここに入る方が減ったのかこうした舞茸の残骸を見つけることが多くなってきました
我が家のように一子相伝、親から子に伝えられるのがこうした山の幸の伝承ですが
その伝承が途絶えつつあるようにも思えます
 

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そして執念の成果です
2日間、熊に怯えつつ山を彷徨った甲斐が有りました
10kgはあろうかと思う、長大物です
ついつい舞い上がってしまいました
 

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あまりにも大きくて
手にしていた買い物袋(レジ袋)くらいでは運べません
仕方なく来ていたジャンバーを風呂敷代わりに
車まで運びました
 

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札幌の自宅に舞い戻り体重計で測ったところ8.5kg有りました(10kgは単なる私の願望です)
もちろん我が家では最大の天然舞茸
虫食いも少ない上物
そういや昔こうしたものをよく築地物なんて言い方をしていましたが
築地いやもとい豊洲市場になんか並んだら10万円は軽く超えそうな代物でした
 

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まず採取した当日は自宅に戻った後
頂いたのが、我が家の定番「天然舞茸のすき焼き」
これが天然舞茸かと思わせるほど香りが強い
合わせたのは先般先代旅行の際、知人がわざわざ山形から届けてくれた
純米大吟醸「はくろすいしゅ」
竹の露が鶴岡の夏といったら海月(クラゲ)とばかりに『Jellyfish』と名付けた日本酒
海産物に合うようですが、爽やかな瓶やラベルとは裏腹に香りの強い天然舞茸にも負けない芳醇な酒でした


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他には
天舞舞茸のグラタン
 

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そして鯖の竜田揚げとともに旬の柿と合わせ炒めていただきました
 

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残りは冷凍したり
メンミつゆで味付けして保存してありますので、後日また楽しみたいと思います
けれどこの天然舞茸
俗にいう白舞茸
この後、黒舞茸の季節になるので、この後も舞茸の季節は続いたのでしょうね
来年伺う季節にまた迷いが生じそうです

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