10月中旬、かなり無理をして知床までやってきたのにはわけが有ります
それが山の幸たる「天然舞茸」採りがやりたがため
ただいつもなら9月の連休に知床にうかがい、かなりの確率で舞茸をGETするのですが
今回は金沢へ行ったり、出勤だったりしていく機会を失っていました
てなわけで知床に滞在する2日間
山に入ったのですが初日見つけたのは舞茸の残骸だけ
残念ながら舞茸採りには、一週遅かったかのように思わせました
山を徘徊していて気になったのがこの赤いテープ
何者かが何かの目印にしているのは間違いなさそうです
というのも赤いテープの下には朽ち果てた舞茸が有りました
にしても変ですね、せっかくマーカーしておいたのに採りに来れなかったのでしょうか?
それともリスが餌の隠し場所を忘れるように、たどり着けなかったのでしょうか
どちらにせよ私が入る山
義理の父から受け継いだ場所なのですが、最近はここに入る方が減ったのかこうした舞茸の残骸を見つけることが多くなってきました
我が家のように一子相伝、親から子に伝えられるのがこうした山の幸の伝承ですが
その伝承が途絶えつつあるようにも思えます
そして執念の成果です
2日間、熊に怯えつつ山を彷徨った甲斐が有りました
10kgはあろうかと思う、長大物です
ついつい舞い上がってしまいました
あまりにも大きくて
手にしていた買い物袋(レジ袋)くらいでは運べません
仕方なく来ていたジャンバーを風呂敷代わりに
車まで運びました
札幌の自宅に舞い戻り体重計で測ったところ8.5kg有りました(10kgは単なる私の願望です)
もちろん我が家では最大の天然舞茸
虫食いも少ない上物
そういや昔こうしたものをよく築地物なんて言い方をしていましたが
築地いやもとい豊洲市場になんか並んだら10万円は軽く超えそうな代物でした
まず採取した当日は自宅に戻った後
頂いたのが、我が家の定番「天然舞茸のすき焼き」
これが天然舞茸かと思わせるほど香りが強い
合わせたのは先般先代旅行の際、知人がわざわざ山形から届けてくれた
純米大吟醸「はくろすいしゅ」
竹の露が鶴岡の夏といったら海月(クラゲ)とばかりに『Jellyfish』と名付けた日本酒
海産物に合うようですが、爽やかな瓶やラベルとは裏腹に香りの強い天然舞茸にも負けない芳醇な酒でした
他には
天舞舞茸のグラタン
そして鯖の竜田揚げとともに旬の柿と合わせ炒めていただきました
残りは冷凍したり
メンミつゆで味付けして保存してありますので、後日また楽しみたいと思います
けれどこの天然舞茸
俗にいう白舞茸
この後、黒舞茸の季節になるので、この後も舞茸の季節は続いたのでしょうね
来年伺う季節にまた迷いが生じそうです
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