毎日猛暑日や真夏日を記録する、昨今
こちらのblogをご覧の皆さま、厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか
そんな暑さがつづくなか、赴任先の滝川から、自宅のある札幌に帰らない週末
朝からバイクを駈って日本海を目指しました
特に途中、北竜町から稲田増毛線に入り増毛までの山道
40分ほどのワインディンロードは、すれ違う対向車もなく快適なライディングとなりました
そして山道から急に開けた増毛の海岸線も、青々とした絶景
いや~札幌近郊ではこうはいきません、赴任先の滝川までバイクを持ってきて良かった
さてそんなライディングの目的地は
最北・石造りの蔵、明治の佇まいと出会える空間「国稀酒造」
創業1882年の歴史を誇る老舗の酒蔵です
開店前の誰もいない時間、バイクの記念撮影
相棒となるバイクはカワサキの「スーパー・シェルパ」
1998年製のバイクでもう25年ほど乗っていることになります
まぁ実際にはここ数年はちょっと近所までくらいの距離しか走っいませんでしたが
そんな國希酒造で
バイクの駐車場の脇になるほどと思わせる看板を見つけました
それが「バイクでお越しのお客様へ
スタンドの下にこの板を敷いて駐車していただくと、舗装がとても喜びます」というもの
まぁ舗装が喜んだり、怒ったりすることはないかと思いますが
舗装に使われているアスファルトは普段は固くちょっとしたことでは凹んだりしませんが、熱で柔らかくなる性質を持っていて
この日のように最高気温が32度の真夏日となると、サイドスタンドがアスファルトに沈み込み下手をすると駐車していたはずのバイクが横転するなんてこともあり得るんです
ということで私もこの板をお借りしバイクのサイドスタンドに挟んでおくことに
にしてもこんな看板やスタンドに敷く板が有るくらいですから、ここを訪れるライダーって多いんでしょうね
ほどなく開店時間
中に案内されます
まずは地元限定酒やオリジナルグッズが並ぶ和風小物売店がありますが
その奥には当時の暮らしを再現する和室が見て取れます
いや~こんな部屋で一杯やりたいものですね
さらにその奥にはここに来た目的である
長年製品庫として使用していた石蔵を改造した資料館
そんな資料館入り口で出迎えてくれるのは
いま悪い意味で話題となっている熊
熊に挨拶をしたのち資料館に入りましたが
工場手前にあるこの蔵は三階建てで、中央にある大黒柱は、土台から三階まで同じ太さの一本柱が貫いているそう
有に100年の樹齢を超えるこの柱(道産のトド松)を中心に、酒造りに使用していた道具や酒器、古いラベルなどが展示されていました
特に目を引いたのがこの瓶詰機
昔はこんな風に日本酒を瓶に詰めていたんですね
さらに奥には酒造りの工程「洗米」「蒸米」「放冷」「麹作り」「発酵」の過程がパネルや小道具で説明されています
さらに酒米蒸しに使われてきた大きな羽釜や甑も展示されていました
流石に大きい
こうしたその昔、酒造りに使われてきた道具
それに創業1882年の歴史を誇る国稀酒造の資料を鑑賞したあとは
国稀酒造の酒粕を使ったアイスクリームを売店で購入
外にある水場のベンチで頂きましたが
カチンカチンに冷凍されていたはずのアイスクリームが有っという間に食べごろ
そんな暑い日でした
ちなみに水場は秀峰「暑寒別岳連峰」の豊かな残雪を源流とする清らかな伏流水の湧き水が自由に飲めるとあって地元の方が次々ペットボトルをたくさん抱え訪れていました
私も持参したペットボトルにこの伏流水を詰め込み、今日のライディングで脱水症状にならぬよう水分補給することにします