さて9月の連休に伺った大阪・関西万博の話の次は
10月初旬に伺った知床斜里の天然舞茸採り&鮭釣りの話をつづらせていただきます
知床連山を背景に原生林の中にたたずむ5つの神秘的な湖「知床五胡」
天然舞茸採りと鮭釣りを兼ねて例年伺う知床ですが
そんなついでといって何ですが、知床五湖にやってきました
目的は今話題のクマと遭遇するため・・・
ではなく、クマと遭遇しないためにはどうしたらよいか
もし万が一遭遇してしまったらの対処などの方法をここ知床五湖フィールドハウスで受け知床五胡を散策しようというもの
そう地上遊歩道を使って知床五湖を散策するには10分ほどのレクチャーを受けた方のみ散策できるというルールになっているんです
知床五湖フィールドハウスのエントランスには子熊のはく製が展示されていますが
今年、知床五胡からほど近い羅臼岳登山中の20代男性がヒグマに襲われ死亡するといった痛ましい事故がありました
知床は世界有数の高密度のヒグマの生息地で
知床半島には約500〜600頭のヒグマが生息すると推定されています
そんなこともありクマと共存するために真剣に取り組みを見せているのがこの施設でした
これまたエントランスに表示されていたヒグマの出勤状況を確認すると
9月〜10月については毎日出勤(日曜日は休日のようです)しているらしく、同時に毎日のように知床五胡の地上遊歩道は閉鎖されておりました
伺ったのは土曜日でしたがヒグマはたまたまお休みらしく
ラッキーなことに閉鎖されることの多い知床五湖の地上遊歩道はオープンしており
地上遊歩道大ループをこの日は運良くトレッキングすることができました
まさに小春日和といった秋晴れのもと
アカゲラとの遭遇や
遊歩道の上に排泄されたヒグマらしき糞を踏みそうになったり
舞茸の残骸などを観察して周りました
ちなみに知床五胡の水面には、外来種である園芸スイレンが咲き誇っていて
以前は「逆さ知床連山」が、湖面に映し出されず撮影するのが難しかったのですが
市民らがゴムボートに乗り除去する作業が行われ、こうして撮影することが出来るようになったようです
もっともこれは観光客に対するサービスではなく
スイレンなどで水面が覆われると、水中の水草などが光合成を行えなくなり
環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類のネムロコウホネや準絶滅危惧のオオタヌキモへの影響が心配されていたため行われたようです
もっともこうして私も三湖で無事、逆さ知床連山を写すことが出来ました
まぁこの日は小春日和で風もなかったのがその要因でもありましたが
知床五湖パークサービスセンターに戻ったら
こけももソフトクリームを食べて一息つきます
これは知床にも自生する高山植物「こけもも(苔桃)」のエキスを使用した甘酸っぱいオリジナルソフトクリームで
知床が自然遺産となり観光客が追い寄せる以前より
知床のご当地ソフトクリームとして、ひそやかに人気だったんだとか

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