タイの京都ともいえるチェンマイ観光の起点「ターペー門」
チェンマイ旧市街は四方が約1.5kmの城壁に囲まれていて、それが当時城郭都市であった証の門
そんなターペー門の写真を撮ろうとしたまさにその時、鳩が写らせて!と言うかのように横切りました
もっとも門の周りにはたくさんの鳩がいて、観光客が与えてくれるエサをねだっています(もちろんそれを目当てのエサ売りもいます)
さてチェンマイに来たのならお寺周りはデフォルト
旧市街にはチェンマイが、ランナータイ王国という独立国だった時代に建設した仏教寺院が数多くあるんです
ということでまずは旧市街のど真ん中に鎮座する「ワット・チェディアン」にやってきました
拝観料50バーツを支払い境内へ
まずはランナー建築様式の大本堂から見て回ることに
左右2匹のナーガ(蛇神)に導かれ寺院内へ
中央奥に祀られている黄金の立像はプラ・アッターロット仏
そのほか金箔が貼られた仏像がずらり並んでいますが
これは参拝者が金箔20バーツで購入した金箔を、仏像に貼って祈る参拝方法があるためです
基本的に自分の体で良くしたい部分があれば同じ場所に貼るのだそうです
そんなこともあり手のどきそうにない部分や身体に関係のない部分はまだ元地のままでした
私の目を引くことになった雨戸もタイの仏教画風だったりして凝った作りでした
チェンマイの守護柱が祀ってあるお堂(ウィハーン・インタキン)
これが市の守護神を祀るための柱「サオ・インタキン」
なんとこの時代もかかわらず女人禁制でした
そしてメインとなる巨大仏塔(チェディルアン)
チェンマイ最大の仏塔ですが、なんだか不思議な形の構造物です
というのも、もともと80メートルを超える巨大な仏塔であったものが、1545年の地震で仏塔の上部が崩れてしまいこんな形になったそうです
残念なことに当時の設計図もなくそのままになっているそうです
ただそう言っても、登り口を守るナーガの彫刻が見事なほか、仏塔を支える多数の象の姿に、昔々まだ地動説が唱えられていないころの宇宙史観を彷彿させました
続いてタイを代表する高僧のお堂
祀られている高貴な方の蝋人形は
アーチャン・マン・プリタトー高僧
タイで行脚の実践と瞑想止観を広めた先駆者と言われているそうです
隣のお堂にはルアンター・マハーブア僧
この方は1997年の通貨危機の際に、信者に向けて持っている「金(ゴールド)」を国に寄付しようと呼びかけて
金の延べ棒を計12トン(約5百億円相当)を集め、タイ中央銀行に寄付しタイを救った英雄として今も語り継がれているそうです
たしかにあの時は外貨準備不足でバーツが暴落
現金を集めても意味がないなかだったんで金の延べ棒を信者などに寄進させたんですね
境内には巨大な石の仏像や
金ぴかの涅槃仏
ナーガを背負った仏像など見所満載でした
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