ソンテウに揺られ天空の寺院と呼ばれる「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」へ

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13~18世紀にわたり600年以上繫栄してきたラーンナータイ王朝のなごりの地チェンマイ
そんな長い歴史をもつチェンマイ屈指のパワースポットが「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」
標高1,080mのステープ山頂にあることから天空の寺院とも呼ばれていて
古来より「ドイ・ステープを訪れずしてチェンマイに来たとは言えない。」と言い伝えられていることから
我が家もチェンマイに来たのなら立ち寄らないとと言う機運で朝一番でドイ・ステープを目指すことに
 

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そんな標高の高いところに行くのですから大変
交通手段はいくつかありますが、今回利用したのは『赤いソンテウ』
チャンプアック門近くにあるセブンイレブン前に停車しているとのことで、歩いて伺いました
 

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そのソンテウまぁ乗り合いのトラックなんですが
一人160バーツ(日本円で700円くらい)とコスパが良いのが選んだ理由です
しかもこれは往復の料金
山頂でタクシー(Grabなど)を見つけるのは至難の業なんでそういった意味でもソンテウといたしました
 

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そんなソンテウに乗り山道を40分揺られたどり着いた山頂からは
守護神ナーガの階段306段を登ります(ケーブルカーで行く方法もあります)
 

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山頂にある入場チケットの販売所で1人30B (約130円くらい)を支払い境内へ


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早い時間帯がお勧めとのことでしたが
私の伺った朝10時にはすでに大勢の参拝客で賑わっておりました
 

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まずは仏塔(チェディー)入口の門となる建物に安置されている高僧シーウィチャイの像を参拝
麓から約11kmに及ぶ道路を整備したといわれているお坊さんの像です


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皆さんのお目当てはこの高さ約22mの黄金に輝く仏塔(チェディー)
この仏塔に仏舎利(お釈迦さまの遺骨)が納められていますが
世界中に散らばった仏舎利は今ではあまりに多すぎ本物かどうかも分からなくなってしまったようです
もっとも全部本物であるならば、お釈迦さまの体重は、なんとインド象の5頭分に相当すると言われています
そんな原因を作ったアショーカ王は仏陀の遺骨である仏舎利を八万個以上に細かくして、インドや周辺の国々などの寺に分配したそうですが
そんなに細かく分けたら米粒くらいになりますよね
余談ですがお寿司屋でご飯お事を「シャリ」と呼びますが、その語源はこの「仏舎利」なんだそうです
 

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本堂の中には立派な御本尊が安置


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サーラーカーンプリアンでは
タイ僧侶による説法会が行われていました
 

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回廊の周囲には金色の仏像が並んでいますが
 

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この仏像は金箔が幾重にも貼り付けられています
タイでのお参りの作法のひとつに
紙に包まれた金箔を仏像に貼り付けると言ったものがあり
この仏像が参拝者たちからの標的となっていたようでした
 

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木目も鮮やかな木製の仏像もありました
 

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ヤモリやカメレオンに似た爬虫類のような姿に表現された門番のモーム(MOM)


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標高1,080mってことで、チェンマイの市街地が一望できるかと思いきや靄がかかっています
世界最悪の大気汚染レベルと言われるほど、大気が澱むチェンマイの実情をこの目に焼き付けてくることとなりました
ちなみにこの煙害(ヘイズ)とよばれる大気汚染は工場などの排気によるものではなく、トウモロコシ畑などの野焼きの影響とのこと
しかも野焼きを行っているのは、ラオス、ミヤンマー国内やタイ北部に住む少数民族でその多くはミャンマーからの避難民だったりします
チェンマイは盆地なんでそんな煙害がタイ北部に流れてきてしまうと言う
なんとも難しい問題を抱えているようです
 

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1時間ほどドイ・ステープを見て回りナーガの階段を降りたところに
ソンテウが待っていてくれました
このソンテウよく見ると、いすゞがタイで製造するピックアップトラックD-MAXだったようです
さすがはタイでのピックアップトラックなどに占めるいすゞのシェアは36%と言われている事だけは有りますね
こんな感じで「ドイ・ステープを訪れずしてチェンマイに来たとは言えない。」といったノルマは果たしました
 

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このページは、r-ohtaniが2025年6月 3日 06:11に書いた記事です。

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