函館の冬の風物詩、温泉に入るサル
見ることが出来るのは函館市熱帯植物園(函館市湯川町)のサル山ってことで函館山で昼景を見た後に伺いました
このさる山「函館市熱帯植物園」前の根崎温泉からサル山のプールに温泉が引き入れられたものです
ちなみに根崎温泉は北海道三霊泉の一つに数えられる温泉で(他の2つは洞爺湖温泉と昆布温泉)
この碑が示すとおり熱帯植物園前庭に函館市水道局所有の源泉12本があり、そこから温泉を湯川地域のホテル・旅館・公衆浴場に供給しているそうです
そう実は湯の川温泉の源泉は函館水道局の所有だったんです
寒さや風雪をしのぐためにサルが湯につかって温まり、人間そっくりのしぐさで気持ちよさそうに温泉に浸かる姿がなんだかほほえましい
中には湯加減をみるため足の先だけ湯につける姿も何だかよいですね
温泉から出てきた猿のなかには、冬だというのに毛の抜けているサルもみかけます
ただこれは別段病気ではないそうです
一日中お湯に浸かっていることの影響で、抜け毛が著しく抜け落ちているのだとか
そこで私がなにげなく思い起こしたのが、人類の謎「ミッシング・リンク」
生物の進化・系統において、その存在が予測されるのに未発見のためにできている間隙の事で、人類が進化する過程が見当たらないためそう名付けられています
謎を解く一つの説として「アクア説」という説があり
ヒトがチンパンジーなどの類人猿と共通の祖先から分岐して進化する過程で、一時期「半水生活」になったという説
説の裏付けの一つが、ヒトの薄い体毛がありますが、ヒトは進化の過程で海水か淡水の中で暮らし進化したのでは、というものでこのサル山で温泉に浸かるサルをみると
なんだか説得力があり
もしかしてヒトは温泉に入り進化したのでは?なんて思わせたりしました
もっともサルも人間と同様、風呂好きと風呂嫌いがあるようで、嫌いなサルは決して温泉には入らないのだとか
そんなこともあり写真のように温泉嫌いなサルなのか毛がふさふさなものいました
函館市熱帯植物園のサル山のもう一つの名物が、案内所で売られている専用の「サルのエサ」
サル山の檻越しにエサを投げ入れるサルとのキャッチボールが楽しめますが
中にはそのエサを求めて、芸を覚えたサルたちの姿を見ることができました
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