指宿にある白露酒造からレンタカーを走らせやってきたのは枕崎市
本来ならまずは枕崎おさかなセンターでカツオを食べようとしたのですが、さすがにゴールデンウィーク
1階の食料品売り場は人が溢れとてもコロナ禍とは思えない風景がそこにあり
2階にあがりレストランを覗くと、記帳する予約表では30~40人待ちでした
ということで昼食はあきらめ次の目的地に早めに向かいます
それがさつま摩白波で有名な、薩摩酒造花渡川蒸留所明治蔵
ここはその名の通り、明治時代に建てられた薩摩酒造の焼酎工場で
いまでは昔の焼酎造りを伝えるミージアム兼焼酎蔵となっていました
予約した蔵の見学時間までまだ時間があったので
92段の階段を上って「立神楼」へ
ここからから望む枕崎の景色が素晴らしく
運が良ければ屋久島まで望めるとのことでしたが、この日は天候も悪く今一つでした
それよりここ立神楼から望む花渡川蒸留所の瓦屋根の風景が素晴らしかった
本格焼酎の文化や歴史などを紹介する花渡川蒸留所明治蔵
内部には当時の看板や焼酎を入れて販売していたであろう壺が並んでいます
他にも歴史を感じさせる道具の数々
時代とともに変わってきた蒸留器も展示
アジア各国の古式蒸留器や木桶蒸留器たち
これはラベルを貼る機械でしょうか
瓶詰機
当時としてはかなり近代的な設備が揃っていたように思えます
これはもろみの温度を管理するための道具でしょうか
確かにここ鹿児島は気温が高く
冷却器を用いてもろみ品温を抑制する必要があるのでしょうね
そういえばここのスタッフの説明を聞く限り
昔からここ鹿児島では気温が高いためか日本酒の醸造には適しておらず
焼酎しか造られていなかったといった話も聞きました
ただそんな焼酎文化が圧倒的に強い鹿児島県にあって、40年ぶりに日本酒造りを復活させた蔵があるそうです
これまたスタッフの説明で聞いたのですが
「杜氏伝承跡蔵」の看板のかかった壁には戦争の際の砲撃痕が残っていました
私はてっきりこの明治蔵は見学用のミュージアムかと思っていましたが
実は現在も薩摩酒造の花渡川蒸溜所として工場が稼働しており、焼酎製造の最盛期である10~11月には焼酎づくりの様子が見学できるそうです
しかも創業より100年以上受け継がれてきたかめ壺を使用し、昔ながらの焼酎づくりの技を現代につないでいるとのこと
そんなわけでこうした近代的な芋蒸場があったりもしました
ミュージアムで見かけた歴代総理大臣が書いた「國酒」の色紙
そうなにも日本酒だけが、國酒ではないんです
焼酎もまた日本を代表するお酒だったりします
最後に試飲所で試飲ですが
やはり私はここでも車の運転があり飲めません
ということで薩摩酒造花渡川蒸留所明治蔵での酒蔵見学は終了
丁寧に対応いただきありがとうございました
次回は仕込みのころにでも伺いたいものです
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