伊丹諸伯_旧岡田家・酒蔵

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清酒発祥のまち「伊丹」巡礼
白雪ブリューワリーレストラン長寿蔵の次にやって来たのは「旧岡田家・酒蔵」
この建物は、伊丹の町家としてもっとも古く、全国的にも数少ない17世紀の町家のひとつなんだそうです(国指定重要文化財)
また江戸時代に栄えた伊丹の酒造りを今に伝える遺構として大変貴重な建物
年代が判明し現存するものでは日本最古となる酒蔵を有しているのだとか


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そんなわけで旧岡田家・酒蔵は、
日本遺産「『伊丹諸白』と『灘の生一本』~下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷~」の構成文化財に認定されています
  

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ということで旧岡田家・酒蔵を見学
入り口から入ってすぐのところは「旧店舗」
 

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そしてほか母屋は帳場にあたる店の間や中の間、次の間、奥の間などがあり
豪壮な小屋組と相まって立派な町家の家構えでした
 

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続いて酒蔵だった場所には
「洗い場・井戸」コーナーがあり
ここには当時使われていた酒造道具等が展示されています
 

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続いて「窯場・竈」コーナー
煉瓦造りの竈は大小2基並んでいますが、明治時代に作られたようです
実際にこの竈は昭和59年の酒蔵廃業時まで使用されたそうです
 

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明治時代に煉瓦造りに改修された竈ですが、よく見ると(スタッフの方が教えてくれたのですが)「KATO SK32」と名の入ったレンガも有りました
 

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平成10年(1998)に酒蔵で発掘調査行われた際に、写真の男柱の地下部分が発見され
その場所に展示されていました
 

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「酒搾り遺構」コーナー
清酒発祥のまち「伊丹」を象徴する逸話「鴻池氏がもろみに灰を投入して澄酒にした」というのは伝説の域をでず、通常は槽によりもろみを搾っていたようです
解体修理の際の発掘調査で酒蔵から3基の男柱遺構が見つかり、内1基を元に搾り場が復元されていました

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こんな感じで飛行機の乗り継ぎ時間を利用し
清酒の発祥地・伊丹の酒の歴史を学んできました

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このページは、r-ohtaniが2023年3月11日 05:06に書いた記事です。

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