イージス艦、イージスシステムを搭載した艦艇の総称
北朝鮮のミサイル飛来により注目を浴びる軍艦ですが、その能力たるはまさにギリシア神話において女神アテナが用いる最強の防具
高度な情報処理・射撃指揮システムにより、200を超える目標を追尾し、その中の10個以上の目標を同時攻撃する艦隊防空能力を持つほか
トマホーク巡航ミサイルによる対地攻撃から海賊の取り締まりに至るまで、様々な任務で運用が出来る万能艦です
さてこの日横浜から東京湾を渡り国際観艦式フリートウィーク木更津新港までやって来たわけは最新鋭艦護衛艦もがみもそうですが、イージス艦にも乗艦できるとの事で無理をしてやって来ました
そんな私のお目当てが防空の要として長きにわたって活躍している「イージス護衛艦あたご」
海上自衛隊で5番目に就役した、イージスシステムを搭載する護衛艦です
ちなみに日本の海上自衛隊には「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」「あしがら」「まや」「はぐろ」そしてこの「あたご」
8隻体制で海上自衛隊がイージス護衛艦を保有していますが、これは世界でもアメリカに次いで2番目に多い艦数という事なんだそうです
イージス護衛艦あたごの乗艦までは列に並ぶこと30分ほどで乗艦
1時間は並んだ護衛艦もがみと比べるとすぐに乗艦
やはり最新鋭艦である、護衛艦もがみの人気のほどがうかがえます
ミサイルの発射筒が見て取れますが
装備されているのは90式艦対艦誘導弾、通称SSM-1B
護衛艦こんごうの時は米国製ハープーンだったのに対し国産化が成功しているようです
通路にさりげなく設置されているのは短魚雷発射管
さりげなく次いでですが艦艇の清掃用品である
モップや箒、それにデッキブラシが置かれていますが
これぞまさしく艦艇のデッキの清掃に使われているのでしょうか
そんなデッキブラシで掃除するだろう全部甲板
満艦飾がはためいています
主砲である
62口径5インチ砲
迫力ある砲身が見て取れました
そして「Yokosuka軍港めぐり」の際に説明を受けたイージス艦の証である8角形のフェーズドアレイレーダー
イージス護衛艦あたごの眼となるSPY-1D(スパイワンデルタ)ですが、500キロ先の目標でさえ探知できるとの説明をその際に受けました
VLS、ミサイルの垂直発射装置
このセルの中に対潜ミサイル・アスロックや対空ミサイルが多数格納
日本の弾道ミサイル防衛の要で
実際に2018年にこのイージス護衛艦あたごがハワイ沖にて模擬弾道ミサイルを大気圏外で迎撃に成功しています
近接防御火器システムCIWS(20mm口径のガトリング砲)
飛来して接近する脅威に対して自動迎撃を開始して艦を守る自衛装備
この艦の最後の護り、ゴールキーパーにたとわれるやつです
主動力は米国製「LM2500型」ガスタービンエンジン
説明書きにはこのエンジンはボーイング747やダグラスDC10等の航空機用エンジンを船舶用に転用したもので
「あたご」には4台搭載しており、1台当たり2万5千馬力、4台で10万馬力となるそう
例えは悪いかもしれませんが、10万馬力の原子力モーターを内蔵する「鉄腕アトム」と同様の馬力なんだそうです
現実面でようやくマンガに追いついたか~と言うのが私の実感です
案外狭いヘリ格納庫
この格納庫には「こんごう」型にはなかったヘリコプター格納庫を艦尾に設置、哨戒ヘリSH-60Kを1機搭載できるようになりました
護衛艦あさひにもあったLSO ヘリコプター発着艦指揮所
後部甲板には「もがみ」型2隻が日本製鐵 東日本製鐵所の煙突郡を背景に見て取れます
「百戦百勝」と書かれた護朱印を頂き下船
このフリートウィークで計4枚の護朱印を頂きましたが、これどうしようかな
なにか護朱印なるものもあるようですし
今後神社仏閣で賜る「御朱印」同様に、護朱印集めでもやろうかな
こんな感じで2022海上自衛隊 国際観艦式のフリートウィーク「海自艦艇 一般公開」見学は終了
面白かったのでこんな感じのイベントが有ればまた参加することにします
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