福正宗を醸す酒蔵「福光屋」の唎き酒プレミアムコース

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金沢で最も長い歴史をもつ酒蔵 福光屋
1625年創業で伝統の職人技を受け継ぎ、良質な米と水のみで醸す純米蔵です
代表銘柄は福正宗そして加賀鳶
特に加賀鳶は北海道に住む私でも知る銘柄だったりします

さてそんな福光屋では1日に一回「唎き酒プレミアムコース(前日までの予約が必要)」なるものをやっているとの事で、富山空港からレンタカーを駆り金沢へ、そこから先はバスを使い「SAKE SHOP 福光屋 金沢本店」にやってきたわけです
 

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利き酒の前に酒蔵見学
ただ残念なことにコロナ感染防止の意味合いからか、蔵内い入ることは出来ません
けれどザ・酒蔵と思える立派な酒蔵を外から拝見してきました
そうそう高い位置に配管が見て取れますが、これは隣の蔵と繋がっています
ちなみにそれを映している私が立っているのは公道
ということでこの配管、昔はこれで良かったのかもしれませんが
今では壊れてしまうと、同じような配管は通せないのだそうです

 
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次にスタッフに案内されたのが、仕込み水「百年水」
石川と岐阜の県境にまたがる霊峰・白山から地中深く、100年のときをかけて蔵まで辿り着く天然水が
福光屋の酒蔵に湧き出ているのだとか
ちなみにスタッフの聞いたところ、中硬水なんだそうです
 

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これは明治時代から店先に掲げられている看板
電話番号が「746番」と3桁の番号と歴史を感じさせます
 

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福光屋の店内はこんな感じ
日本酒以外にもコスメ用品などが並んでいました
 

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福光屋の唎き酒プレミアムコースはまずはこの唎き酒コーナーで
『酒蔵物語』映像鑑賞を行いますが
内容は、米の最高峰「山田錦」発祥の地、兵庫県多可町坂本地区の生産者と直接取引
しかもそれは土づくりの研究からはじまった二人三脚での米づくりだったんだそうです
(食糧管理法により農協を通じて、国がきびしく管理しているなかの話だと思うのですが、大変だったんでしょうね)
そして前述の霊峰白山の麓から届く「百年水」
これだけでも大したものですが、独自で研究開発した「酵母」を使うなど期待がもてる酒造りをしているようです
 

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さて肝心の唎き酒プレミアムコースでいただくのはこの4本


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「瑞秀 中汲み囲い純米大吟醸2017酒造年度」
「加賀鳶の純米大吟醸 吉祥」
「初心 壽蔵 淡熟一年 秘伝山廃仕込 純米大吟醸」
「百々登勢 五年 長期熟成純米酒」
流石は唎き酒プレミアムコース
全て公式通販の価格が4合瓶で5,500円もするお酒の試飲です


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最近日本酒をワイングラスで飲むのが流行りのようですが
ここの唎き酒ではリーデルのグラスが使われていました
アテとなる絶品の酒の肴は酒粕のクリームチーズ、あけがらし、のどぐろの時雨煮の3種
帰りに土産に購入していきましたが、「あらがけし」は山形県のとある一族にだけ製法が伝わる、秘伝の味なんだそうです
 

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福光屋では長期熟成酒にも力を入れているようで
この百々登勢 五年 長期熟成純米酒は酒に山吹色に色づいていて
甘い熟成香のする日本酒に仕上がっていました
酒粕のクリームチーズとよく合いましたが、次回は能登牛とも合わせてみたい熟成酒でした
 

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このページは、r-ohtaniが2022年9月29日 19:16に書いた記事です。

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