「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」と言わしめる観光地が、フランス南部の町に存在します
それがヨーロッパ最大規模を誇る「歴史的城塞都市カルカソンヌ」
13世紀にフランス王ルイ9世が二重に城壁を張り巡らせ、難攻不落の城といわれましたが、17世紀にスペインとの平和条約が結ばれると無用の長物となり荒廃したのだそうです
その後、19世紀に復元され、総延長3kmの二重の城壁に囲まれたヨーロッパ最大級の城塞都市の姿が蘇ったそうです
その中世に迷い込んだかのような雰囲気を醸し出した城塞の堂々たる姿は、訪れる人を圧倒させます
そんなこともあり1997年「歴史的城塞都市カルカソンヌ」はユネスコ世界遺産に登録され、モン・サン=ミシェルに次ぐ一大観光名所となっています
てなわけで私どももモン・サン=ミシェルに次ぐ世界遺産を観ようとトゥールーズからTGVでカルカソンヌまでやってきました(2018年8月現在)
カルカッソンヌ最大のみどころは、その長さ約3kmにも及ぶ二重の堅固な城壁
この城壁からはマンガ「進撃の巨人」のウォール(城壁)が連想されますが、ここカルカソンヌがマンガのモデルではないのかとも言われています
さてそのカルカソンヌ、駅からは2.2kmの道のり
歩くには少し遠いのですが、次第に見えてくる歴史的城塞都市カルカソンヌを感じたくて歩いて向かう事にしました
30分ほど歩いたでしょうか、歴史的城塞都市カルカソンヌに到着
入場するのはフィリップ3世の治世に建設されたナルボンヌ門
ダム・カルカスの胸像が迎えてくれました
場内に入る門には跳ね橋があり、渡るとさらに城壁があったりと
城壁が二重になっているのがわかります
狭い門では有りますが、なんと車もここを通るようです
正門であるナルボンヌ門から城塞に入りると、土産物店やブティックそして・・・
進撃の巨人のようにビールが飲めるレストランなどがあります
そんなレストランの店先にはビールの生樽が並んでいました
ここを訪れたのはまだ新型コロナが流行る前の2018年
一大観光地という事で朝早くでは有りましたが、大勢の観光客が訪れていました
高い城壁の外には、緑に覆われた美しいカルカソンヌの街並みが広がっています
城壁の中には教会もあるようで
サンナザール聖堂が目の前に見えました
さてここ歴史的城塞都市カルカソンヌ自体、入場料は無料なのですが
「コンタル城」だけは別
€9の入場料を払い「コンタル城」内部に入城
内部にはここカルカソンヌ要塞都市の精巧な模型が展示されていました
ここコンタル城は12世紀に建設された伯爵の居城
高い城壁の中に広い中庭が有ったりします
城壁と塔の組み合わせがとても美しく
入場料を払ってでも見たい景色がここに有りました
塔の上からはカルカソンヌの街並み
赤屋根がいかにも南仏を思わせます
出口は西側の門であるオード門
ここには世界遺産登録20周年を記念して6ヶ月の期間限定の壁アートがなされていました
いや~ラッキーでした
城外に出る前に、歩き回って喉が渇いてきたので
城塞内のレストラン・カフェが集まるマルクー広場でビールでも飲むこととします
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