アンコール遺跡観光大回り、バンテアイ・スレイにある『東洋モナリザ』

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この日、車をチャーターしてアンコール遺跡観光大回りを行いましたが、次の目的地はその大回りからさらに外側の遠く離れた場所までちょっと遠出
郊外へ1時間ほど車を走らせたところにある、バンテアイ・スレイを目指します

そんな道中なんと途中パンクに見舞われてしまいました
悪路を暴走する彼等にはパンクは日時茶飯のようで、スペアタイヤが荷室に置かれていましたが、それはテンパータイヤではなく通常のタイヤでした
ただそのスペアタイヤに空気が入っていなくていたらしく、近くの修理屋さんに立ち寄っていく事になり
さして時間に余裕はありませんが、旅にトラブルいやもとい、ネコブル(虎と言うには大袈裟なので代わりに猫)は旅の基本
昔の日本の田舎もきっとこうだったんだろう修理屋さんでパンクを直しますが、私にはこうした場は格好の撮影ポイント、手伝うフリして楽しんでました
 

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伺ったのは「女の砦」という意味を持つバンテアイ・スレイ遺跡
 

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赤い砂岩により建造されているうえ、状態も良く「クメール美術の至宝」と呼ばれています

 

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フランスの作家・冒険家であるアンドレ・マルローが、その後『東洋モナリザ』と評されるデパダー像のあまりの美しさに魅了され、盗掘し国外に持ち出そうとした事件で一躍有名となった遺跡です
おかげでシェムリアップから遠い小寺院であるにもかかわらず、観光客でごった返す人気スポットとなっていました
 

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ここにはヒンドゥー教の神話世界をモチーフにしたレリーフが程度よく残されており
インドの叙事詩「ラーマーヤナ」から、魔王ラヴァナによるラーマ王子の妃シータ誘拐の場面
 

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これはライオンの獣人「ナラシンハ」
 

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象の聖水で身を清めるヴィシュヌ神の妃「ラクシュミー」
 

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猿王の兄弟ヴァリンとスグリヴァの戦い
などなどインド神話におけるラーマナヤのエピソードがあちこちの描かれていました
 

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ただし、私がここに来たわけは、何といっても『東洋モナリザ』を一目見るために他なりません
 

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南北の祠堂には「東洋のモナリザ」と評されるデヴァターの像
これはアンドレ・マルローが盗掘しようとした事件で有名になった女神像デヴァターですが・・・・
 

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さて肝心のバンテアイ・スレイで見た東洋のモナリザ
いまひとつ妖艶さにかけていましたが、実は本物はプノンペンのミュージアムにあるのだとか
 

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このページは、r-ohtaniが2021年9月21日 19:21に書いた記事です。

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