マレーシア森林研究所「フリム」熱帯雨林を歩くトレッキングコース

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写真はナショナルジオグラフィックの表紙を飾った場所で撮った
マレーシア森林研究所「フリム」の木の樹冠がつくり出す自然現象「クラウン・シャイネス(樹冠のはじらい)」
高さ約30~50mの所にある樹冠
その様子からブロッコリーにもたとえられています
 

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さてクアラルンプール4日目は
そんなマレーシア森林研究所「フリム」で「クラウン・シャイネス」を見てみようと
『熱帯雨林を散策!「FRIM」観光ツアー<昼食付/日本語ガイド>』に参加することにしました
日帰りツアーとしては少しお高めの345マレーシアドル(日本円で9千円くらい)ですが
ツアーにしたのはこうしたトレッキングはガイドさんがいないと知りえる情報があまりに少なくなってしまうからです
ということでガイドツアーにしまいしたが、朝ツアーバスは市内のホテルまで迎えに来てくれました
 

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マレーシア森林研究所「フリム」
北西部に600haもある人工の森林公園
全てを回ることは1日ではとても無理なので、今回は1時間のガイドツアーといたしました


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まずはインフォメーションセンターで入園受付
これもガイドさんがやってくれます
 

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この日はガイドと私ども2名を入れて合計4名のトレッキングとなりました
 

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さっそく森のトレッキングルートを進みます
 

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まずは巨大な板根をもつ植物
エレファントツリー
 

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続いて「デエラ・コストゥラータ・ジェルトン」
チューインガムの木ですね
伝統的に過剰収穫され、多くの地域で絶滅危惧種に指定されている木です
 

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木の根元には白い樹液が落ちていました
 

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「インシア・パレンバニカ」
こちらでポコック・メルバウと呼ばれるマレーシアの国樹で
ボルネオチークとも呼ばれる高級木材の原料です
そうマレーシアの国土面積約3,280万haに対し、森林面積は約1,809万haと森林率は約55%といった超が付くような森林大国
木材のみならず家具などの木材加工品も国の重要な輸出品目になっています

 

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「ラーメンの木」で知られる、つる性植物「リアナ」
このツルは右巻きなのが特徴とガイドさんが説明しています
 

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これだけの森ですから当然、昆虫類もたくさんいます
まずはイトトンボ
 

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そしてなんと木の幹にぶら下がっているのは、なんとアリ塚

 
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木が豊富なためかアリは至る所に生息しています
このようにちょっと木をどけると白アリの巣が出てきました
 

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ガイドさんが手に持っているのもアリ塚です
森の至る所で観ることが出来ました
 

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木の幹に何か突起物が見られますが
 

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これは蟲の巣
なかなか幾何学的で住み心地は良さそうですね 
 

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他にもガイドさんは生姜味の実を味見しないかと提案されたり
 

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タケコプターのような面白い木の実を飛ばしてみようと言ってきたりと
1時間のトレッキングの間、色々と楽しめました

 

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そうそうマレーシアでは珍しい竹林
 

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モンキーポッドツリー
雨やどりの木ですね
夜になると葉がたたみ、雨宿り効果はなくなるのだとか
 

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そしてなにより驚いたのがこの森が人工林である事
その昔、錫を取っていた錫鉱山だった場所で深刻な水質汚染に見舞われていた場所を
このような森林公園に変えさせたことでした
 

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最後に
木の樹冠がつくり出す自然現象「クラウン・シャイネス(樹冠のはじらい)」
木の葉どうしが、ぶつかり合うことでかろうじて保たれる日照権の争いの産物です
 

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このページは、r-ohtaniが2021年2月28日 09:08に書いた記事です。

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