大町トンネル(関電トンネル)破砕帯をeバスで突破

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さっさと朝食を済ませ向かったのが、扇沢
富山から新潟を経由して長野までレンタカーを走らせ
途中白馬村のあたりでは
北アルプスの山並みを望みつつのビュードライブとなりました
 

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125kmの道のりを3時間弱で走りたどり着いたのが
長野県と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートにある黒部ダムへのアクセスの拠点「扇沢駅」
朝飯を早々に済ませ宇奈月のホテルから飛ばしてやってきたのは、午前10時発のバスに間に合わせるためでした(到着は9時57分)


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車で走れるのはここ扇沢駅まで
ここからは立山黒部アルペンルートを使うことになります
まずは切符売り場でチケット(往復大人一人2,610円)を買いますが、富山の臨りの県ということで共通クーポンが使えました
 

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着いてそうそう、「eバス」に乗り込みます
そう扇沢駅到着は出発の5分間だったんです
まぁいつもの弾丸旅行がいつもこんな感じなんです
 

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そのeバス、その名の通りCO2を排出しない電気バスなんですが
54年間親しまれてきた関電トンネルトロリーバス「トロバス」に替わって2019年から運用されているんです
出発前、写真にある天井付近のパンタグラフから約10分の充電で走行が可能になる「超急速充電」を行います
 

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eバスはバスがようやく一台通れるかとったトンネルを進みます
そうこのトンネルこそ「大町トンネル(関電トンネル)」
映画「黒部の太陽」の舞台となるトンネルです
当時は資材を運ぶダンプや重機が数多くここを通ったんでしょうね
 


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車一台分のトンネルとは言え、一カ所車が交差できる幅の広い場所が有ります
そこでは鉄道でいうところの「タブレット閉塞」が行われており
運よくそのタブレット交換の様子を見ることが出来ました
 

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さて今回遥か富山から新潟、長野の扇沢駅へとやって来たわけは、この大町トンネルを通るためでした
そう富山からなら立山駅が近いのですが
黒部ダムを目指すルートは今回の扇沢駅からのルートとは別に立山駅からの標高3000m級の山々が連なる北アルプスを貫く世界でも有数の山岳観光ルートといったコースも選択肢にあったのですが・・・・
今回はあの映画黒部の太陽で舞台となった大町トンネルがどうしても通りたくて
わざわざ遠路125kmをレンタカーで走り切り、扇沢駅までやってきてeバスで黒部ダムを目指すこととしました
ちなみにこれは大正解だったようで、この日はとても風が強くロープーウェイやケーブルカーが主体となった立山駅からの山岳観光ルートはおそらく運行されていなかったかと思われるからです
ということでeバスは映画で有名になった「破砕帯」を一気に抜けることに
 

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破砕帯を走り抜ける様子は動画でも撮ってみました
映画「黒部の太陽」をここに来る前DVDで鑑賞しましたが
当時距離わずか80メートルの破砕帯に対し、7ヶ月の苦闘がありようやく突破できたのですが
eバスではその破砕帯を僅か8秒で走しり抜けることとなりました
 


 

そうそう黒部ダム駅で気になったのが、スタッフの制服
ずいぶんとかっこの良さそうなうえ
この寒冷地で威力を発揮しそうなジャケットとパンツ
よく見ると上下ともに「THE NORTH FACE」のロゴが見て取れます
おいおい大ずいぶんお金かけているんだな~と思っていました
 

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で・・・・・たどり着いた扇沢駅の売店で
「白馬限定!THE NORTH FACE オリジナルのTシャツ」なるものを見かけました
調べてみると、ゴールドウインが展開するブランド「THE NORTH FACE」は立山黒部アルペンルートで働くスタッフのオリジナルユニフォームを提供しているとありました
なるほどこれも最近売れに売れているアウトドアウエアの広告の一部
そう『働く広告塔』だったんですね


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このページは、r-ohtaniが2021年1月24日 07:29に書いた記事です。

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