昭和中期に少年時代・学生時代を過ごした私にとってソーセージと言えば、真っ赤なソーセージでした
特に学生時代、いつものように弁当に入っていた「タコさんウインナー」は今は亡き母親が作ってくれた思い出の味でした
けれど鮮やかなほど赤いウインナーにはそれなりの理由があったようです
当時の食糧事情からして、良質な精肉を使った本来のソーセージを作ることは難しい時代だったため、発色の悪いソーセージを店頭に並べるために着色料を使ったというのが本音のようです
そんなウインナーがまがい物だと知ったのは、ビール園でソーセージを食べた時からでした特に美味しかったのが、本格派ハム・ソーセージとして、古くから知名度を誇る「函館カール・レイモン」のソーセージでした
今回の函館観光に際に最初に申し込んだのが、その函館カールレーモン
一度作っているところが見たくて工場見学を申し込みました
ところが見学するはずの函館カール・レーモン本社工場の工場への道のりは厳しく
九折の道を車を走らせようやくたどり着いたと言った感のある道路でした
ということでようやく函館カールレイモン本社工場へ到着
玄関にあるかーるれいもんが語り掛けるように、インターホンでスタッフを呼びます
2階へどうぞとの言葉を残して、スタッフは作業に戻ってしまいました
どうやらここでの見学は特段説明もなく自由に見て回るだけのようです
さてそのカールレイモン
本場ドイツ伝統製法のハム・ソーセージをこの北海道において第二次世界大戦前から作ってきたのですが、ここにはそんな年表が展示されています
歴史が刻まれた道具も展示
アンモニア式冷凍機などが展示されていますが、そうそんな時代だったんですね
そして愛用していたスモークハウス
肉をミンチにするカッターやミキサー
なお、中央部のガラス窓から階下の工場が一望
ここでは充填機から次々と出てくるウインナーをケーシングして吊るすそんな作業が見て取れました
スタッフはどこぞに消えてしまい、呼び出すのもなんなので
直売所での買い物はパス
次はトラピチスヌ修道院に向かいます
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