下の写真は昨年までの止別川の河口での鮭釣りの様子です
川は規制が有り釣れませんが、海での鮭釣りは可能なため例年大勢の釣り人がこの止別河口を訪れて、2~3メートルといった狭い間隔で糸を垂れ鮭釣りを行っていました
川に入るとエサを口にしないと言われる鮭は、その直前体力を蓄えるためエサを食いまくるようで、そんな極端に食が進んだ状態で河口に押し寄せてくる鮭を釣るといったもので
釣り手法はいわゆる「ウキルアー」なるもの
港などでよく見られる釣り手法ですが、何だか私自身は何だか卑怯な感じがしてあまり好みではない釣り方なのでここで釣り糸を垂れることは有りませんでした
ところで・・・・
なんと2018年の今年から
オホーツクの河口鮭釣り場としては大人気の止別川、そして興部川の河口規制が12月10日まで鮭マスの採捕が禁止になってしまいました
今年の知床での鮭釣りは鮭釣り難民となった大勢の釣り人が、砂浜にも押し寄せ砂浜も例年より大勢の釣り客で埋め尽くされようとしていました
網走から知床峰浜に至るまで延々と竿が並びます
オホーツクの鮭はこうした包囲網を潜り抜け川に遡上します
そんなこともあり今年はいつもより早くに知床のとある浜に到着
竿をセットし朝焼けに染まりつつある海別岳を眺めつつあたりを待ちます
ちなみに前述のウキルアーとは違うこの砂浜での鮭釣り
いわゆるブッコミという釣り手法なのですが、エサを付けた仕掛けを海に向かって放ち
鮭の方から喰ってくるのをひたすら待つ、「待ち」の釣り手法です
私自身は砂浜での鮭のブッコミ釣りが好みで、砂浜で大海原を眺めつつのんびり釣り糸を垂れるこのスタイルが一番と思っています
もっとも海を眺めてのんびりとアタリを待つのはきっと釣果にこだわっていないからかもしれません
そんな竿にも今年はアタリがあったようで?・・・・
「あったようで?」と疑問符を付けているのはそのアタリがあったとき私はFacebookでつぶやいていて、竿をまったく見ていなくかったからなんです
釣れた瞬間、鮭釣りによく使われる振り出し式の竿が突然パタパタとたたみだしたため
何だろうと思い竿を延ばしてリールを巻いてみたところ・・・・・
「フィッシュオン」完全なる向こう合わせでした
釣ったというより、釣れたというのがぴったりな
いつもながら情けない釣り
それでも割合と小型なこの鮭、海面を飛び跳ねたりして引きまくり存分に楽しませてくれました
釣りあげた鮭はこうして砂浜でもがく元気っぷり
久々の鮭の引きを楽しみました
あとで測ったところ釣りあげた鮭は2.5kg
知床で上がる鮭としてはかなり小型なものです
口の直線でなんとかオスだとわかりますが
目の位置からしてもしかするとこれが噂の「メジカ」だったのかもしれません
自宅に舞い戻り捌いてみましたが、この鮭の身の赤さはオホーツクの鮭の証です
というのもオホーツク海は浜辺で海水を手ですくうと数匹オキアミが入っていたりしますが、そんな豊穣な海の恵みの中で育った鮭はオキアミや海老などの甲殻類をたっぷり食べた証の身の赤さが特徴的です
釣った日は前日に知床の山の幸たる「天然舞茸」も採れていましたので
「オホーツクの鮭と天然舞茸のホイル蒸し」
今回はストウブで蒸してみましたが、これが美味い
これぞ北海道の秋の味覚といった逸品となりました
ちなみに秋の味覚としてイクラの醤油漬けは外せませんが
この鮭の白子の生姜醤油煮も外せません
熟成したチーズのような味わいは釣り人の特権
釣ったばかりということもあり全く生臭くありません
これが日本酒のあてにまさにぴったり
いやもとい日本酒抜きには考えられない肴です
と言う事でオスが釣れても嬉しい私でした
と、こんな感じで今回の知床周遊
天然の舞茸といった山の幸に加え
オホーツク海での鮭釣りといった海の幸も確保
満足の休日となりました
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