今回の台湾はツアーでの参加
2日目は専用バスでの台北市内観光&ショッピングとなっていました
土産物屋で買い物を半強制的に買わされそうですが、ただバスに乗っていれば観光名所に連れて行ってくれるんですから便利この上ないのがツアーの良さですね
このいすゞのバスには私どもの他に東北あたりから来られた方が同乗されていました
というか今回のツアーで来たのは空港送迎を見る限り私どものみでしたので、今回は違うツアー客と混在になったようでした
最初に向かったのは「龍山寺(ロンシャンスー)」
台北観光の定番スポットともいえる場所です
ガイドさんの話によるとここは戦時中、米軍の空襲があり本殿が全焼する大惨事だったにもかかわらず、この観音菩薩像だけはまったくの無傷だったそうで
そうした神がかりなエピソードがこの龍山寺を台北一のパワースポットとしているようです
ここを訪れるのは2回目
最初の訪問では気づきませんでしたが、建物はいたるところに文字や絵が描かれ凝った装飾が施されていて、まさに芸術作品といった趣がある建物だと言うことに気づかされました
そう私の旅行はいつも弾丸旅行なので、見ているようでじっくりとは見ていないんですね
龍山寺は安産の神様『註生娘娘』や商売の神様『関羽帝』をはじめとした100を超える神様が祭られるといった、まさに「八百万の神」状態のお寺
ツアーであっても観覧時間が、あまりないので本尊である観音菩薩にだけお参りさせていただきました
ということで半月状の木片が特徴の「筊杯(ジャオベイ)」を使ったおみくじを楽しむ時間もありません
このあたりの自由のなさもツアーの不満の残るところでもあります
次に向かったのが、中正紀念堂
蒋介石を記念して建てられたというよりは抗日を記念に建てられた紀念館と聞いていたので私自身は足が遠のいており
以前この紀念堂の前を歩いて鼎泰豐本店に向かったときも特に寄ることはなかったのですが、折角ツアーで立ち寄ったこともあったことに怖いもの見たさも加わり見学していくことにしました
抗日の展示物のある中央通路にはいかにも大陸から来られた方々らしい団体が跋扈しています
目立つ展示品はやはりこの車
蒋介石が愛用していたキャデラック・フリートウッド・リムジン
解説くださるのはガイドの「陽(ヨウ)」さん
フィリピンの華僑から送られた防弾のキャデラックも展示されていますが
実際に蒋介石はこの車にあまり乗らなかったようです
続いて文物展示室
ガイドの陽さんが佐藤栄作との会談を力説
手前の写真の女性は孫文の支援者である父の宋嘉樹こと大富豪チャーリー宋の娘で蒋介石夫人「宋美齢」
そう宋家の三姉妹の一人です
アメリカに留学していた彼女の流暢な英語が、その後の政治活動に大きな影響を与えたのは周知の事実ですが
大戦前に親中派のフランクリン・ルーズベルト大統領やその妻エレノアと親密な関係を構築し、日中戦争から第二次世界大戦に至るアメリカの対日政策の一端を陰から操っていたようで、おそらくは旦那の蒋介石よりは外交などには長けていたようです
大戦後のカイロ宣言における蒋介石・ルーズベルト・チャーチルのこの写真がすべてを語っているようです
そういや蒋介石って日本陸軍とまともに戦ったっけと
私の知る史実と違う展示を見ながらも
見かけたのは吉田茂首相との蜜月写真
こんなのを見ているとここは本当に抗日?の展示場と思ってしまいます
最後に故蒋介石総統紀念室を訪問し中正紀念堂見学は終了
土産屋を挟み次の目的地、台北101を目指します
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