昔々郵便局の収集に使われていたダイハツ・ミゼットなどのオート三輪
時代とともに四輪トラックに取って代わられました
忘れ去られたオート三輪は海を渡りタイにODAとして輸出
タクシーなどまだないバンコクの足として生まれ変わりました
そうその足とは観光客に人気のあの「トゥクトゥク」のことです
鉄道を使いアユタヤまで来たのですが、この後トゥクトゥクをチャーターし遺跡観光を考えていました
案の定アユタヤの駅前にはいつでも出れるようトゥクトゥクが駐輪されています
とはいえ、これからが大変
何が大変かというと、外国人と見るやトゥクトゥクの兄ちゃんここぞとばかりにボッタくります
試しに駅の観光案内のようなデスクを構えるところで、ひと声かけてみました
4時間ほどチャーターしたい旨話すと、想定通り3千バーツなんて想定外のチャーター料を吹っかけてきました
流石に日本円で一万円超はぼったくるにしても多すぎですね
まあその場はそそくさ立ち去ります
駅前の通りをまっすぐに西へ
世界遺産に登録される街の駅前通りですが、まったくと言ってもよいほど発展していません
その昔繫栄した都も今では単なる田舎街ってのがいいですね
それでも観光客目当てのレンタルサイクルやレンタルバイクの店が並んでいますが
その合間にちょっとした屋台も並んでいました
茹でた落花生などが美味しそうですが、今朝がたホテルのラウンジで食べ過ぎたこともあり今一つ触手が伸びませんでした
さてこの後どこへ
遺跡を見に行くためにはアユタヤー駅から西に進み、チャオプラヤ川の支流であるパサック川を渡る必要があります
渡し船の運賃支払い、対岸へ渡ることに
渡し舟はさほど待つまでもなくすぐにやってきました
このパサック川を下ると
チャオプライ川と合流し今回の宿泊先であるバンコクのシャングリ・ラ ホテルに行きつくきます
このあたりは水運の街バンコクを彷彿させます
この渡し舟、私どものような観光客ばかりではなく地元の方々の重要な足となっているようで
いかにも地元ですとった方々が大勢乗りこんできました
まぁ日本人ならツアーバスあたりでしょうからね
対岸にたどり着きましたが
さてここで本格的にトゥクトゥクの兄ちゃんと値段交渉がはじまります
遺跡を見て回るにしても時間的には4時間くらい、4ヶ所くらいが限界でしょうか
行きたいところは大体決まってはいるんですが
そのあたりはトゥクトゥクの兄ちゃんも心得ています
観光用のパンフレットでアピールしてきました
ここで強力な助っ人出現
ファランポーン駅から同じ鉄道に乗り、なんとなくご一緒した一人旅の方と一緒に交渉することとなりました
そう相乗りする魂胆なんです
その方は北京在住の日本人商社の方とあって交渉も手慣れたもの
4時間700バーツまで値切りましたが、そこはトゥクトゥクの兄ちゃんも商売上手
こちらの言い値の600バーツではなかなかウンとは言いません
そこでトゥクトゥクの兄ちゃんが提案してきたのが、コインの裏表で決めようというもの
この兄ちゃん、博打で身を滅ぼしそうなタイプです
けれど百戦錬磨の賭博うちにかなうはずのなく、こちらの負け4時間700バーツで手を打つことに
まぁ日本円で2,500円弱、2人/3人だと470バーツということに
日本円にすると私ども夫婦2人で1,600円という格安料金
やはり「旅は道連れです」
えっ今回の旅のテーマは自力じゃなかったのって
まぁそれはそれで
そんな苦労もあって乗ったトゥクトゥクは思いもしないほど快適
タクシやツアーなどでよく使われるミニバン(ここではハイエース)では感じることのできない感覚です
なにせよトラックの荷台ですから走り出すとともに風が舞い込みますし
その車窓はアユタヤを身近に感じるほど格別のものでした
ということで
世界遺産である古都アユタヤを快適なトゥクトゥクでめぐることに
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