ドイツ連邦議会議事堂のドームを見学した後は地下鉄でホテル周辺に舞い戻ったついでに
ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)ベルリンという百貨店へ立ち寄りました
そのギャラリー・ラファイエットはフランスに本店を置く由緒ある百貨店です
ちなみにこのギャラリー・ラファイエット、今回宿泊しているホテル「ザ・マンダラ スイーツ ベルリンと同じフリードリヒ通りに面しており
歩いて5分ほどの距離ということもあり大変重宝させていただきました
ここに訪れた目的は土産にする食材の買い出し
そうフランスに本店を置くこの百貨店
その食品売り場は日本のデパ地下のように、いやもといそれをはるかに上回るほどグルメな食材が充実していることで有名なんです
そんなグルメフロアの一角に海産物が並ぶショーケースがありますが、こここそ本日のお目当ての場所です
値札のついた美味しそうな生牡蠣には
「Austern Fine de claire NO2」と書かれてます
直訳するとフランス産の養殖牡蠣
サイズはNO2といったところでしょうか
そうですドイツはフランスと国境を接したお隣さんなんです
そしてそんな新鮮な牡蠣が並べられたショーケースの脇には
テーブルが設置されたエリアがありますが、テーブルにはシャンパンが冷やされていました
そうここがお目当てのオイスターバーだったんです
ここでワイン片手に朝から生牡蠣をいただくという
プチ贅沢を味わせていただきます
生牡蠣にはレモンに加え
ライ麦パンとバターが添えられていました
牡蠣は細長いところを見ると日本で言うところの「マガキ」だったのかもしれません
フランス産でよく聞くところのブロン種ではないようですが、フランスでは日本のマガキがかなり普及しているんだそうです
というのもブロン種という牡蠣は病気に弱いようで1970年代にフランスで一度絶滅しかけたことが有り、そのとき繁殖力のある宮城県産のマガキが急遽、大量に輸出され絶滅の危機から救ったことが有るのだとか
この辺の話は
「フランスを救った日本の牡蠣―もっともっとフランスが好きになる本」で書かせてもらいましたが
この話には後日談があります
そうあの東日本大震災の際、三陸で養殖に使っていた施設である「イカダ」などの漁具が津波で流され、もう牡蠣の養殖は出来なくなるのではと思われたそのときに
危機を察したフランスからなんと空輸(もちろんエールフラスでしょう)で牡蠣の養殖に使うイカダなどの物資がフランスから届いたのだとか
「France o-kaeshi(フランスお返し)」作戦と名付けられたこの作戦には、あの「ルイ・ヴィトン」も参戦している事です
日本とフランスを結ぶ牡蠣のお話
そんな話を思い出しながらベルリンでマガキらしき牡蠣を食べてまいりました
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