美味しそうな映画「大統領の料理人」

ニューヨークのお話の途中ですが、ここで映画のお話をひとつ
ちなみにこれもそういやボストン行きの飛行機の中で見た映画のお話です

この映画を見たきっかけは些細なことでした
このblogによく出てくるマンガ「大使閣下の料理人」に題名が似ていたからにほかなりません
ちなみにこの映画「大統領の料理人」と「大使閣下の料理人」には共通するものが多くありました
それが
「食卓にこそ政治の極致がある」
美味礼讃の著者ブリア=サヴァランの言葉ですが、大使閣下の料理人には度々登場する言葉です
おっと大統領の料理人にはそんなおぞましい政治の話は有りませんでしたね
 

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(YAHOO映画より拝借) 

 

ちなみにそんなおぞましい食卓のある場所はというと、エリゼ宮
パリのシャンゼリゼ通りからすぐのところにある宮殿です
もともとはルイ15世の公妾として知られるポンパドゥール夫人や、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌが住まわれた宮殿でしたが、現在は大統領官邸にしてフランスの饗宴外交の舞台とされています

映画「大統領の料理人」の舞台となる所ですが、なんとこの映画では本物のエリゼ宮を使用して撮られたそうです
もっとも映画撮影のために大統領に出て行ってくれってわけにはいきませんから
サミットでエリゼ宮に大統領がいらっしゃらない時に撮影したとのことでした
フランスのブルボン朝時代の重厚な造りのエリゼ宮内部が料理とともに見られるのもこの映画の見どころでした
 

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(YAHOO映画より拝借)
 

ちなみに大統領の料理人でもエリゼ宮を舞台とした話がありました
『エリゼ宮からの招待状』という話で
それは主人公の大沢公がなんとエリゼ宮でアメリカ・イギリス・フランス・日本の各国首脳が相手に腕をふるうというお話でした
そういえば、もしかするとその話に出てきたあのおばあちゃんてもしかしてこの映画の元となった方のお話がエッセンスとして出ているの・・・とも思えました
 

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(アマゾンより拝借)
 

ところで映画にちょっとばかり感銘を受け後で調べてびっくり
なんとこの映画って実話をもとに作られたって話じゃないですか
1988年から1990年まで、本当にエリゼ宮でミッテラン大統領のプライベート・シェフをされた
「ダニエル・デルプシュ」のお話を元に作られた映画だと言うから驚きです
伝説の料理人オルタンスを演ずるのはカトリーヌ・フロ
この方の演技も良かった

何よりも映画に出てくる料理が、肩ぐるしくも思えるフランス料理ではなく
素材の味を生かした美味しそうな料理ばかり
あの映画に出てくる料理のレシピ本って出ないかな~なんて思ったものでした

(と思ってググったら出てきた)
世界最高峰!大統領の料理人が伝授!おウチで絶品フレンチが作れるマル秘レシピ

あとDVDがでたらすぐに買わなきゃ

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2014年2月 5日 18:39に書いた記事です。

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