5月の中旬を過ぎても家のボイラー(ストーブ)に火を入れることが多い今年の北海道の春
キャンプ場もまだ寒さが残るとあって人もまばらです
今回訪れた「グリーンスティ洞爺オートキャンプ場」も寒さがさほど苦にならないキャンピングカー・トレーラーが私を入れて3台、その他はチャリダーとキャンパーが1台づつの計5台という5月下旬の土曜日のオートキャンプ場とは思えない人の入りでした
そんなキャンプ場にやってきたのには理由がありました
それが昨年に続き今年も「ミシュランガイド北海道2012特別版」を携え掲載されたレストランをキャンピングカーで廻ろうというもの(逆にいうとキャンピングカーで回れるミシュラン掲載店ってことになります)
そう昨年やった『ミシュランな旅』を今年もやろうとやってきました
2013年の第一弾としたのが、「ザ・ウインザーホテル洞爺・リゾート&スパ」
3つ星・フレンチ「ミシェル・ブラス・トーヤジャポン」
2つ星・日本料理「あらし山 吉兆」
星一つの鉄板焼「アウト・オブ・アフリカ」
とミシュラン掲載店が軒を並べるホテルです
実をいうと今回宿泊したグリーンスティ洞爺オートキャンプ場はこの真下の月浦地区にありキャンプ場から小高い丘の上にホテルを望むことも出来ます
そうキャンプ場はこのホテルのすぐ下にあるんです
そんなキャンプ場に泊まらずにウインンザーホテルに泊まれって・・・
というのはもっともですが、これってキャンピングカーで行くことに意味があるんです
キャンプ場にチェックインの後はキャンピングカーをサイトに付け、アウトドア用の服装からドレスコードを意識し革靴を履きブレザーを羽織りキャンプ場にタクシーを呼んででホテルを目指します
(まあお酒飲みますんでキャンピングカーでは行けませんね)
そんな私ですがホテルに着いたらドアマンに「ご予約のお客様ですか?」と声をかけられました
「○○」ですと答えると「ミシェル・ブラス」ご予約のお客様ですねと通されました
もしかして不審人物と思われたかもしれません
というか良く連絡が行き届いてるな~と感心してしまいます
そうです「ミシェルブラス」でお分かりの通り、今回はこのホテルにある星付レストランの3店の中から「ミシェル・ブラス・トーヤ・ジャポン」に行こうと少し前から(かなり前ですが)予約してありました
1999年にフランスで3つ星を獲得後も現在までもそれを維持しているレストラン「ミシェル・ブラス」
その唯一の支店が日本に、いやもとい私の住む北海道にあるというのですからこれは行かねばなるまいと決めていました
エレベーターで11階に昇り
重厚そうなドアを開けるとその先にあの「ミシェル・ブラス・トーヤ・ジャポン」
ここでもフランス人らしきスタッフに予約名を尋ねられ(よっぽど身なりが悪かったのでしょうか)
通されたのがウエィティング・バー
窓の外には洞爺湖を眺めるには一番の場所とも思える場所でカクテル何ぞ飲みつつ(私はあいかわらずビールですが)
準備ができるのを待ちます
もしかしたら、ここで私どもを見定めて店に入れてくれないのか・・・・・とも思いましたが、今日の料理のメニューを渡されつつ質問されましたので、どうやらここで苦手な食材やアレルギーの有無など尋ね調整するようです(もっとも予め電話でも聞かれていたんですけどね)
アミューズ前というのが正しいんでしょうが、ビールのつまみというのがぴったりな料理がこれ
「コックムイエット」
独活とセロリ?の入った半熟卵をゴマのソバ粉を使ったパンで掬うように食べます
独活の苦みが効いてこれがほんとビールにピッタリ
ちなみに今回ここを予約していなければ当別あたりで天然の独活を採りつつ
採りたてを天ぷらにするというキャンプだったと思います
というくらい今が独活の旬
天然の山菜は季節が短く貴重ですがここミシェル・ブラスもその辺を心得ているようです
続いて「セップ茸の焼き物」
これまたビールにピッタリ(しつこいって)
そういえば北海道そろそろ山菜の王様タケノコの季節を迎えます
そうこうしている間に準備ができたのか
席に案内されました
されいよいよこれから私の人生で経験する一番高級な(単に高い)ランチが始まります
コメントする