今回のローマ観光、年越しのカウントダウンが経験できたのは良かったのですが
翌日の元旦はローマのほとんどの店がやっていないのに加えて、なんと史跡や美術館まで閉まってしまっています
まあ長期滞在している観光客は1日骨休みなんてことに使えるんでしょうが、私どもはいつもの弾丸旅行、そんな余裕はありません
ローマ中が閉店してしまっているので、このままでは一日途方に暮れてしまいます
しかもローマ市内どころか、イタリアの他の都市へ足を伸ばそうと観光ツアーを探してみても元旦にやっているツアーは皆無でした
そこでスマホやタブレットであちこち検索
ポンペイの遺跡あたりを見に行こうと画策したのですが、こちらも閉館しているとのこと
ようやく突き止めたのが「ピサの斜塔」
元旦も営業しているとのことでした
(あいかわらず無計画にもほどがありますね)
ピサの斜塔への元旦のツアーはありませんが、鉄道とバスを使えば行けそうです
まずはティブルティーナ(ローマ)駅からフェラーリ特急イタロに乗ってフィレンツェへ
そこからローカル線に乗り換えピサ中央駅を目指しそこから路線バスでピサの斜塔を目指すというプランです
もっともプラン通りに事が運ばないのが海外
まず最初にホテルで早めの朝食をとり最寄り駅のバルベリーニ駅に行ったところ元旦営業で通常より1時間遅れの始発となる地下鉄に遭遇してしまいました
これでは地下鉄で時間までにティブルティーナ駅までたどり着くことが出来ません
仕方がないので涙をのんでタクシーでティブルティーナ駅を目指すことにします
(そうです海外でも地元の方が使う公共交通機関を利用して観光するのが我が家のポリシーなんです)
ちょうど一台バルベリーニ駅で客待ちをしている、プジョーのタクシーを見つけました
運転手にティブルティーナ駅まではどのくらいでいくらくらいと聞いたところ
15分ほどで€10とのこと、考えているよりずっと安く2人で地下鉄にのるのとそんなに変わらないようです
しかも本来なら発車ギリギリにティブルティーナ駅につくはずがかなりの時間節約で余裕をもって到着できました
さてここからが大変、例の切符の自動販売機との格闘が待っています
ただ前回とは違い今回はイタロの事務所もオープンしていました
スタッフに聞きつつ自動販売機を操作するのですが、画面には使えますよと表示されているクレジットカード
「JCB」「アメックス」が使えません
やはり結局は現金で購入することになりました
ティブルティーナ駅からフィレンツェまではフェラーリ特急イタロで1時間半
到着した「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」 での乗り換え時間は15分しかありませんでした
15分といえば結構あるように思えますが、この15分で長いホームを歩き
苦手な切符の自動販売機でピア行の切符を購入し、目的の列車のホームを探してその列車に乗り込まねばなりません
ちなみにフィレンツェSMN駅はだだっ広いうえ、16ものホームがあります
ここで旅につきものの「ネコブル(トラブルの小さい奴と思って下さい)発生してしまいました
そうです時間が迫っていて急いで乗ったため
誤って違う方面向きの列車に乗り込んでしまったんです
列車内外に行先表示はないうえ
ホームの表示も判りづらかったのがその理由です
しっかりと電光掲示板時刻表でホームを確認すればよかったのですが
あまりにも時間がなかったゆえの失敗です
列車が発車したあとiPhoneの地図アプリで見たところ、目的のレオポルダ線ではなく違う路線を方向違いに走っているのが判ります
これはいけないとすぐさま次の駅で降り、折り返しフィレンツェSMN駅に舞いもどります
慌ててはいけないと、一息つくことにいたします
ちょうどホームに「シェフ エクスプレス」というイタリアの駅中心に展開しているチェーン店を発見
ここでエスプレッソを一杯
どこに行ってもイタリアはコーヒーが美味しいのがいいですね
おかげで一息ついてちょっと落ち着くことが出来ました
ネコブルもトラブルまで発展せずに済みましたし
改めてしっかりホームの電光掲示板時刻表を確認して乗りなおした
トレニタニアのレオポルダ線
「インターシティ」です
ちょっと歴史を感じさせる古い車両ですが、これぞまさにイタリアの足といった感のある列車ですね
1時間少々の短い列車の旅ですが、ちょっと贅沢して一等車を予約しました
これが正解
この元旦にイタリアでオープンしている観光地はごく僅かだったこともあり
ピサ行のインターシティ、特に二等車は混雑していたからです
途中小用にトイレに行きましたが
懐かしい感のある
下に枕木や敷き石が見える垂れ流し式のトイレでした
そうこうしている間にピサ中央駅に到着
ピサ「奇跡の広場」に伺うことにします
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