危険球は「木の音がした」

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私はプロ野球でいうところの「ビジター」という表現が好きです
日本語に訳すと「訪問者」「来客」とでもなるのでしょうか
この言葉にはどちらかというと相手に対する敬いの気持ちが込められています
そうプロ野球に限らずスポーツは相手がいないと始まりません
日本の武士道というか柔道や剣道にもこのような考え方が根本にあるように感じますが、これは日本人に馴染みやすい考え方なのかもしれません

逆にサッカーなどでは相手をアウエーと名前の通り敵視することから始まります
これはそのスポーツの根源にあることでしょうから違っていても不思議ではないのでしょう
 


ところで今日の札幌ドームで行われた日本シリーズ第5戦
日本ハムファーターズVS読売ジャイアンツの試合は途中から完全にアウエーの様相をていする試合となってしまいました
もうWeb上でさんざん出回っている例の「誤審」の件です
偶然なのか演技なのか、おそらくは後者なのでしょう
巨人の加藤選手の非スポーツマンシップな行為は審判の誤審も手伝い、今日札幌ドームに来た数万のファイターズファンから敵視されてしまうこととなってしまいました

まあ冒頭に書いたとおりビジターの精神からいうと打席に立つ選手に不要なブーイングは控えるべきだとは思いますが、今日のファイターズファンには我慢できないものとなってしまったようです

もっともそんな雰囲気の中タイムリーを打った、加藤選手には敬意を表したいとも思えますし
私がその時、二塁ベース上で交わされたように見えた金子選手から掛けたであろう言葉もそんな言葉だったのではなかったのかと思っています

今日はちょっと見栄を張ってSS席で見ていたのでわりとそんな様子も見てとれました
 


 

ちなみに自宅に戻りリプレーをスポーツ番組で見ましたが、一番近くで見ていた鶴岡選手の話の内容が真実なのではと思えました

日本ハム多田野数人投手(32)が4回、巨人加藤健捕手(31)に対する投球で頭部への死球を与え危険球退場となった判定について、日本ハム鶴岡慎也捕手(31)が言葉を選びながらも「ファウル」だったと主張した。「何かに当たっていた。ヘルメットだったら『カツン』というけれど、木の音がした」と、バットに当たったと感じたとの証言をした。さらには柳田球審の判定が「最初はファウルだった」(鶴岡)と、判定は覆していないとした同球審とは異なる見解を示した。それでも鶴岡は「コメントのしょうがない」と不平不満などは話さなかった。
(日刊スポーツHPより拝借)


まあ誤審であろうがなかろうが、負けは負け
特に今日の巨人の内海投手のピッチングは素晴らしいものでした
誤審がなかったとしてもおそらくは負けていたのではと私自身は思っています

後味が悪いのは巨人ファンも同様でしょう
明後日の試合は気持ちを切り替え日本一を争う好ゲームを期待したいものです
 


 

さて今日の試合にはあの斉藤投手も登板いたしました
ファンサービスなどできる状況ではないのでいつか使うための布石と思っています
 
打たれはしましたが、ユニフォームの片袖で汗をぬぐう姿に次を期待します

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このページは、r-ohtaniが2012年11月 2日 01:01に書いた記事です。

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