クアラルンプールでの今回の足は「KLモノレール」
路線総延長は僅か8.6kmの交通機関ですが、中心部の主要な場所を行き来できる便利な乗物です
その最寄り駅は今回宿泊したシャングリラホテルに近かったり
KLセントラル駅までも通じていることから何度か利用いたしました
ちなみに乗車賃はジャラン・アロー近くのブキッ・ビンタン駅からホテルのあるブキッ・ナナス駅までRM 1.20(30円くらい)
ホテルから空港へ向かう際もKLセントラル駅まではRM 2.10(60円弱)と大変安い料金で乗る事ができました
さて今回初めてのクアラルンプールということで、初のKLモノレール乗車となります
まずは乗車券を買おうと自動券売機へ
良く見ると額面の大きな紙幣は使う事ができないと書かれています
しかたがないので窓口で購入いたしました
乗車券はプラスチック製でコインの形をしています
改札機はどうやって通るのだろうと地元の方のやり方を良く見ていると
乗車の際はこのコイン型の乗車券をsuicaのように改札機にかざして改札を通り
降車の際はこのコインを改札機に入れて改札から出るようです
乗車客は多民族国家マレーシアらしく
様々な宗教観を醸し出していました
南国らしく肌を露出させた女性がいたりもしますが
大多数を占めるマレー系の人々は、イスラムの戒律を守り露出を控えた服装に加え髪にはスカーフを巻いています
ちなみに夜とはいえ30度くらいの気温、私どもは短パンにTシャツといったいでたちですら汗を噴き出ているというのに、戒律とは言え厳しいものですね
さてこのKLモノレール
日本の日立製作所の技術で建設工事は開始されたんだそうです
けれどアジア通貨危機の影響で日立は撤退を余儀なくされました
通貨危機がなければ今回は日立製作所の車両に乗っていたのかもしれません
親日のこの国で日本製のモノレールには乗ってみたかったものです
そんな列車内部はこんな感じ、2両編成足らずなんですが後ろの車両にはなんと車掌らしき人が乗り込みました
きっと人件費が安い国なんだろうな~
(乗車券は前述の通り30円くらいなのにですよ)
当然運転は有人で、デジタルのパネルの並ぶ運転席は斬新でした
そうこうしていると向かい側からモノレールがやってきます
車両通しがすれ違う際は高いところを走行しているだけあってちょっと怖かった
民族が持つ様々な宗教が共存するのが、ここマレーシアの魅力でもあります
高さのあるモノレールから外を眺めているとそんな車窓も楽しめました
まずは国教であるイスラム教の象徴であるモスク
インド系の人が多いのかヒンドゥー寺院も見かけました
バリで見かけたり、シンガポールのリトルインディアで見たものよりも大きな寺院でした
そしてここマレーシアの経済を牛耳る華人の仏教寺院
モノレールに乗っているだけで様々な宗教がある国だと気づかさせてくれました
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