マレーシア・プロトンのタクシーに乗ってKLへ

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マレーシアの空の玄関口クアラルンプール国際空港は別名「森の中の空港」
クアラルンプール(KL)市内から南に50kmにある森を切り開き作られた空港です
実際私の乗った飛行機が高度を下げ滑走路に向かうとき下を眺めると椰子の木なのかゴム園なのか、どこまでも続く森が広がっていました
 


 

ということで空港からKL市内まではその森を抜けはるかかなた、結構な距離がありますので空港に降り立ったあとはその交通手段が問題となります
もっとも主要空港には、つきものの空港連絡鉄道がここにもあります
KLIAエクスプレスというノンストップで結ぶ特急列車が出ていて、空港から28分でクアラルンプール・セントラル駅まで行くことができます
ところがその料金が問題です
KLIAエクスプレスの料金は大人一人片道RM35(930円ほど)と観光客の足元を見た料金設定
しかもセントラル駅からホテルまではタクシーに乗り換えねばなりません
ちなみにタクシーだと空港からKL市内のホテルまで1時間近くかかりますが、料金はRM70(1,860円ほど)
2人で乗ればKLIAエクスプレス料金だけでホテルまで行くことが出来ます
 


 

この辺の料金のマジックは観光客の皆さんも良くご存じのようで、KLIAエクスプレスのカウンターには誰も並んではいませんでしたが、タクシー専用のカウンターは常に多くの人が並んでいました

ちなみにそのタクシー専用のカウンターって何かと言うと
アジアに蔓延する雲助タクシーはここにも健在するようで、その対策としてKL市内に向かう観光客などは空港内にあるタクシー専用のカウンターで、定められた料金のチケットを予め購入しておいてそのチケットでタクシーに乗りこむシステムになっています
これだとあとで料金で揉めたりすることは無いので安心です
私どももここでチケットを買いいざタクシー乗り場へ
 


 

出迎えてくれたのは
マレーシアの誇る「プロトン」という自動車メーカー製のタクシーでした
 


 

そのプロトン、マレーシアのマハティール首相の国産車構想の元、政府のバックアップによって設立された国策自動車メーカー
かつては三菱自動車と資本や技術協力などの面で密接な関係だったおかげで、日本とも縁が深く私自身設立当初から知っていた自動車メーカーでした

写真は一番最初に作られた三菱ランサー(ミラージュ)をベースとした「サガ」です
ペナンのジョージタウンで見かけました
 


 

それまでは写真でしか見たことのない車でしたが、今回空港からクアラルンプール
そしてペナンの半日観光で実際に乗る事が出来ました
 


 

双方ともにプロトンの第二世代のサガのタクシーでした
乗ってすぐ運転手に「ジスカー・イズ・プロトン?」と問いかけると
誇らしげに「イエス」と答えます
そこで社交辞令ってわけでは有りませんが、「ナイスカー」と話しかけると
恥ずかしげではありますが嬉しそうに「サンキュ」と答えてくれます
一流工業国を目指すマレーシアにとって国産乗用車であるプロトンは誇りのようです
 


 

ちなみにその運転手さんは私が日本人だという事は良く判っていたようです
日本にも来たことがあるようで「浅草寺」で買った浅草雷門(交通安全)のお札をどうだとばかりに自慢してくれました
 
 


 

KL市内へ行く途中サッカーマレーシア代表のホームグランド「ブキット・ジャリル国立競技場」が見えてきました
いや~こんな暑いところでサッカーなんか良くやるな
けれど空港からタクシーでこれるくらいですし今度日本代表選なんかやる機会があったらまた訪れたいな~なんて考えてしまいます

さてこのスタジアムを過ぎるとKL市内はもう間近です

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2012年8月30日 19:22に書いた記事です。

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