台湾新幹線

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台湾高速鉄道、俗に言う所の「台湾新幹線」
いよいよ今日営業運転開始です

高速鉄道といえば韓国のKTX、中国も高速鉄道の計画がありますが
東アジアの国々は高速鉄道に随分とこだわりがあるようです

これは日本の経済発展と関係が有るのだと思います
1964年に東京オリンピックが開催され
その開会式に間に合うように東海道新幹線が開通しました
その後、日本はとてつもない経済発展をする事となります
所謂「いざなぎ景気」がはじまります

東アジアの人々、特に政財界の方々はきっとこう思っているのでしょう
オリンピックを自国で開催し、高速鉄道が国内を走りさえすれば日本のように経済発展できるのだと

ある意味間違ってはいないかと思います、
オリンピックで訪れる様々な国の選手が競技に集中できる環境を提供でき、メディアが各国に的確に報道が可能で、観客に満足していただきつつこの国家的イベントを運営し、
新幹線を作り日々安全かつ正確に・・・そうです最短3分・平時6分間隔などという神業で超がつくほどの高速運行し大量輸送できる能力があれば、経済発展し先進国の仲間入りが出来るのかもしれません
(かなり極論ですが)

でもこれはすべて自国で全て出来ればです
韓国を例に取るとソウルオリンピック、まあ評価は別として日本の多くの企業が協賛し支えました
KTXは独自開発などと云っていますがフランスのTGVそのものです
運営も余りうまくいっていないようです

中国は来年の北京オリンピックがどう評価されるか、それにきっと日本のメーカーの看板が並ぶでしょう
高速鉄道にいたっては受注するのはフランスかドイツかはたまた日本か、どちらにせよ中国独自の開発は無理なようです

オリンピックはまあ何とかなるとして
高速鉄道はそんな簡単なものではないはずです、皆さんの周りにも台湾の工業製品は多いかと思います
そんな工業力のある台湾がこれほどまでに苦労しました
車両は日本から輸入に頼った上での話です

さて日本は何故、1964年と40年以上も前に
東京オリンピックの開催に合わせて、最高時速200kmを常時維持し、東京駅と新大阪駅を約3時間で結ぶ世界最高速の鉄道として華々しく開業できたのか、誰に頼るでもなく。

何故?詳しくはプロジェクトXのDVDでも見てください(^^ゞ


話は違うかもしれませんが、戦前に中国で特急アジア号を走らせた満州鉄道にいらした方は嘘か真かこの東海道新幹線の開業を評してこういったそうです
「東京~新大阪など目と鼻の先、我々の高速鉄道の構想は上野~ロンドンだった」とスケールが違います
これは蒸気機関車のころの発想です、いったい戦前の教育を受けたの日本人というのは(^^ゞ

何はともあれ台湾高速鉄道、いえ台湾新幹線と言わせて頂きましょう
営業運転開始おめでとう
出来れば昨年11月に台湾を訪れたときに開通していただきたかった

今年にでも、また台湾を訪れたいと思います
「夢の超特急(新幹線)」700Tに乗る為に

ところでこの写真にある「海を渡る新幹線」
台湾の高速鉄道が新幹線に決まる過程が事細かに書き綴られています
涙無しには読めないお勧めの一冊です


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このページは、r-ohtaniが2007年1月 5日 08:14に書いた記事です。

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