気温が高くなる前にと、朝一で松山城に登って松山市内を眺望

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道後温泉本館で整理券をいただいた後は
松山城を見学しようとロープウェイ乗り場にやってきました
 

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ロープウェイは8時半からの営業という事で少し前に伺い
営業開始とともに搭乗
ロープウェイに加えてリフトがあるとのことでしたので行きはリフトを選択いたしました
  

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松山城のマスコットキャラクター「よしあきくん」が、出迎えてくれましたが
このマスコットは城を創設した加藤嘉明公にちなんで名付けられたそうです
「重要文化財」と書かれた看板がありますが
天守を含めて21棟の現存建造物が国の重要文化財として指定されています
が・・・えっ松山城は国宝じゃないのとこの看板を見て初めて知りました
その昔国宝に指定されていましたが審査が厳しくなり、格下げとなったんだとか
  

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というのも江戸時代以前に建造された現存する12の天守を有する城郭のうちの一つなんですけどね
され立派な石垣が見て取れますが、NHKドラマ『坂の上の雲』の主人公・秋山真之が少年時代に登ったという伝説も残されているそうで
そういや坂の上の雲のなかで少年時代の秋山真之が禁止されている花火を上げるシーンで見たかもしれません
 
 

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天守閣内の階段はこのように急な傾斜の階段
侵入者を容易に入れない造りが城の基本ですから仕方ありません
足腰が弱くなってはこうした文化に触れることはできなくなります
旅を楽しむなら身体を鍛えるか、衰える前に出かけるしかないのがしみじみと実感します
 

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回廊を進むと、このように鎧や巻物が豊富に展示されています
 

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最初に見る展示物は加藤嘉明が着用した
加藤嘉明は豊臣秀吉に仕え、「賤ヶ岳の七本槍」として有名な戦国武将で
関ヶ原の戦いにおいて石田三成を嫌って徳川家康側に従軍し、その戦功を認められこの松山城を創設しました
そんなわけでまずこの加藤嘉明の鎧を拝んでから他の展示物を見ることになるんですね
 

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刀や槍なども展示されていました
どれも伝統ある芸術品としての品があります、芸術品というよりは美術品のほうが正しいかもしれません
というのも松山城が建てられた江戸時代、それまで殺傷の道具とされていたはずの刀は
褒美として領地などと共に贈答品として刀剣を与えるようになり、そのため芸術性の高い刀へと変化をしていったのでしょうね
 

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伊予松山藩主であった松平定行が着用したと伝わる
「鉄赤漆塗連山桶側胴具足」
兜に飾りとしてよく見られる前立てがなく、かなり実戦的な作りの鎧です


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天守まで登るとさわやかな風が舞いこんできました
 

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天守からは松山平野を360度見渡せ、遠くに瀬戸内海が蒼く輝いてみえます
松山城の天守からの眺望は、観光版(ギード・ベール)日本編にて2つ星を獲得しているのが納得できます
 

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ここであの正岡子規が
「松山や 秋より高き 天主閣」の俳句を詠んでいます
子規が城の天守が、秋の空より高く聳え立つ壮大な様子を伝えようとした句
まぁ松岡子規も士族出身の出ですから、この松山城にそんなプライドを込めたのかもしれません
 

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そんな秋の空よりの高みから今度はロープウェイで下界に降りることにします
 

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このページは、r-ohtaniが2023年9月11日 04:43に書いた記事です。

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