さて4年前に行ったフランス・トゥールズ旅行の話の途中ですが
先週の日曜日、航空自衛隊千歳基地等で行われた「2022千歳のまちの航空祭」に行ってきたのでまずはそちらの話から
3年ぶりの開催となった今回の航空祭
コロナ禍ということもあり入場者を制限しての開催で、入場するにはWebからの事前登録(抽選制)が必要とのことでした
何人が申し込んだのか公表はなかったかと思いますが、当日は4万6千人もの方が楽しまれたのだとか
ちなみにこの4万6千人という数字は前回の開催時より6千人多いのだとか
当日は多少曇りがちでは有りましたが、30度近い気温
そんな中でも航空自衛隊の隊員の方は、汗をぬぐうどころか
微動だにせず(のように見えました)立哨する姿が見て取れ
大変頼もしく感じました
さて航空自衛隊千歳基地と言えば何といってもF15J
この千歳基地にはロシア(以前はソビエト連邦)と対峙する最前線の基地ということで1983年にはこのF15Jが配備されました
当時このF15が配備されたのは、アメリカ空軍に加え、イスラエル航空宇宙軍、日本の航空自衛隊、サウジアラビア空軍だけ
当時のアメリカと日本の関係が想像できますね
そんなアメリカの航空機開発の主流は「ミサイル万能論」
F15Jの周りにはそんなミサイルの展示物も有りました
手前に置かれているのは中射程空対空ミサイル、AIM-7M(スパロー)
さてこの日は予想に反して気温が高く
屋内に逃げ込もうとしたところ、コクピット展示がなされている
F15Jが有りました
少し並んで私もコクピットを拝見
単座の機体でしたが、複座として使われるときのスペースを見ることが出来ました
ちなみにコクピットは防衛秘密のため写真撮影不可です
ただメーターなどの見た感じは思ってよりもアナログっぽい印象を受けました
普段見ることのないだろうポジションから撮影してみましたが
この流線形の機体、なかなか美しいですね
それに加えていまだリベットが多用されていることに驚きました
そして私がF15Jのコクピットで見たかったのが、このバックミラー
映画「トップガン」でもF14はおろかFA-18にもういったミラーがコクピット内に付いていましたね
もっとも機外についていたら空気抵抗で吹っ飛んでいきそうですが
さてこのコクピットを見るまで30分ほど並びましたが、その間も離着陸用のタイヤや
整備のための工具なども展示されています
工具は足りないとすぐにわかるよう、ケースにはすべて工具の形をしたところに収納するようになっていました
エンジン内に工具を忘れるなんて洒落にもなりませんからね
ちなみに私の前にいた団体が関係者だったようで、聞き耳を立てるまでもなくいろいろ解説してくれたところによると、工具はスナップオンなんだそうです
という事はこの工具全部でおいくら?
そんなF-15Jの機動飛行では雲を引く様子も見せてくれました
さてこの日、政府専用機の飛行も見れたはずでしたが任務のため不参加
替わりというわけではないでしょうが、初めてF-35戦闘機による機動飛行が披露されました
ちなみに第3航空団(三沢基地)からの飛来ですが、何分出来たのでしょうね
ちなみに私のお目当てはF15Jとならぶ、もう1種類の主力戦闘機
三菱 F-2B
F16がベースという事ですが、炭素繊維強化複合材による一体構造の主翼を世界で初めて採用した戦闘機
日本の技術の結晶です
次のF3はなかなかのものらしいのでそれも期待が持てそうですね
さてここに来られる方の大半の目的はこの「ブルーインパルス」
編隊飛行は12:10からでしたが、その少し前には入場ゲートに大勢の方が押し寄せ
入場に必要なQRコードの確認に手間取っているようで、おそらくは間に合わない方もいらっしゃったように見えました
第4航空団(松島基地)所属のブルーインパルスの編隊飛行
望遠レンズでみてもこの間隔の密集体形での編隊飛行が見れました
そうそう今回久しぶりにデジイチを引っ張り出して持っ来ました
数年前にこうした機会に動画をデジイチで撮ろうと買い替えたのですが
ファインダーからのぞく映像で撮りなれている私には、ミラーを畳んで液晶画面を見ながらの撮影は難しかった
それでもブルーインパルスの人気技「コークスクリュー」は何とか撮れていました
さてこの撮影をしているときには気づきませんでしたが
あとで写真を確認していたら、基地の外にも大勢の観客がいたことに気づかせられました
来年また開催されたら伺いたいのですが、それまでにもう少しデジイチを使いこなせるようにならねばなりませんね
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