函館ひかりの屋台大門横丁「居酒屋はこはち漁港」

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函館山での夜景を堪能しつつも、その混雑ぶりにうんざり
人に酔ったあとは、今度はお酒を飲んで酔おうとやってきたのは「函館ひかりの屋台 大門横丁」
約8,000㎡の敷地にジンギスカン、塩ラーメン、海鮮料理、アジアン料理店などバラエティに富んだ全26店舗の小さな飲食店がずらりと軒を連ねる飲み屋街です
 

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平成17年開業と言いますから、もうかれこれ営業を始めてから13年
とは言え函館駅から歩いて5分くらいにある、どちらかと言うと観光客向けのお店が連なる屋台村ですが、それなりに旬のものが食べられるとあって地元の常連客も通うお店が多いようです
 

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お目当てのお店も有りましたが、そこはカウンター席のみだったこともあり満席 
続いて向かったのが八戸出身のご主人が腕を振るう「居酒屋はこはち漁協」
ここ大門横丁の屋台村にあって全22席と一番の座席数を誇るお店です
(とはいえ小さいことに変わりはしませんが)
 

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ちょうど4人掛けのテーブル席が空いたので2人でしたが、お店の方に断って席に着きます
まず頼んだのは、生ビールとお通しの枝豆
 

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テーブルに置かれたメニューを見たところ
店名にあるように海鮮を中心とした北海道ならではの料理の数々
けれど壁に目を移すと、その日のお勧めのメニューが掲げられ私にはこちらの方が興味をそそります
 

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ということでその壁メニューから
「マグロの中落ち」をオーダー
中落ちはマグロの中骨の周りに残った身の部分を掬い取ったものですが
部位の中には脂がのった中トロといったものもあり、これが美味いんです
 

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そうそうココ函館は日本一の本マグロを誇る青森は大間の本マグロが揚がる地域とは津軽海峡をはさんだ向かい岸
そんな函館も同じ海が漁場なことから戸井のマグロ、北海道南端の松前のマグロなどのブランドマグロが捕れ
函館近辺の漁場に水揚げされ函館市水産物地方卸売市場に集まってきます
この翌々日早朝にはその市場のセリを見学、マグロの解体を見ることが出来ましたが
そんな函館だからこそ食べられるのが、こうしたマグロの中落ちだったかもしれません
 

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続いて頼んだのは「タチポン」
聞きなれないメニューかもしれませんが、鱈(たら)の白子のことを北海道では「たち」と呼んでいます
その鱈の白子にポン酢をかけた料理がタチポン
北海道の厳冬期、その中でも非常に短い旬である鱈の白子を楽しむメニューです

と言うわけで、この辺りで日本酒を注文
ご主人の地元の地酒「田酒」もあるとの事ですが、ここは千歳鶴の冷をお銚子でいただくことに
 

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壁のメニューを眺めたついでに、天井近くの色紙を見ていると
知った名前が有りました
それが「太田和彦」
私をアウトドアに誘った作家「椎名誠」が主催した野外キャンプ会『あやしい探検隊(正確にはいやはや隊)』のメンバーで
 

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「太田和彦の新居酒屋紀行」などのTV番組で店主こだわりの料理や銘酒を紹介するかたわら、居酒屋関連の著書も多く
あの酒場放浪記の吉田類の先がけ的存在でした

この色紙を見た際は、昔読んだ本を思い出すとともに
この店に来られたんですか?と店の奥方に聞かせていただきましたが
その後、たいそう長く語っておられました

 


 

さてこのあと行きたい店もあることですし
この辺で店を出ますが、料理も美味しいく雰囲気も気に入ったので
次回は人気メニューだという銀サバの食べ比べを食べに再訪したいと思います

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このページは、r-ohtaniが2019年2月 4日 19:53に書いた記事です。

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