円高不況などと言われる昨今ですが悪いことばかりではありません
そう海外からの輸入や海外旅行での買い物は円高の分、割安となるからです
写真は2年前(2008.4.17)に日本のとある銀行で外貨両替したときのドルのレートです
US$1が104.93円だったのが判ります
昨日も昼休みに銀行へ行き両替したところ$1が85.28円でした
2年弱の間に約20円ほど円高が進んだことになります
海外からの輸入や海外での買い物は単純に2割ほど安くなる計算です
とはいえ両替したのはごくわずかでした
というのも前回104.93円で両替したUS$がまだ手元にたっぷり残っていたからです
残念ですが、これでは円高のメリットも半減です
まあこれは仕方ありませんが、今回もまたUS仕様のキャンプ用品やキャンピングカーの部品でも買ってくることにしよう
ある個人が海外から輸入するような場合は円高で安く買えるというのは正しいが、日本という国全体で考えた場合では円高になっても海外からの購入が有利になるわけでも、海外産品に対する購買力が増加するわけでもない。日本全体にとって有利になるか否かは交易条件がどのように変化するかによって決まるものであり、為替水準によるものではない。
交易条件が一定なら、海外産品に対する購買力はどれだけ輸出によって外貨を稼げるかで決まってくる。円高である個人が有利になるのは日本の輸出企業から彼らが稼いだ外貨を安く買い叩けるようになるからに過ぎず、日本全体で見てメリットとなっているわけではない。