「ノロッコ号」
JR富良野線のトロッコスタイルの素朴な展望リゾート列車です。
天気が良ければ大きな窓を開け放ってオープンカースタイルになり、爽やかな風が心地よく車内を吹き抜けます
そのうえ車窓を楽しめるよう「のろのろ」とのんびり走ることからノロッコ号と命名されたとか
ここ富良野・美瑛だけではなく釧路湿原や冬の網走流氷観光にも使われています
その冬の網走流氷観光(網走・斜里間)で使われていた名残りか、1号車(指定席)には夏に富良野・美瑛間を走る際も石炭ストーブが鎮座しておりました
普段は1両編成で走るなど閑散とした富良野線ですが、このノロッコ号は結構な人気のようです
車中の会話を聞いていると富良野で2時間の待ち時間は何してようなどという台詞も聞こえてきます
どうやら用もないのに富良野や美瑛に行く人も中にはいるようです
さて今回のノロッコ号はその乗車自体もそうですが、もう一つJR北海道の仕掛けてくれたこの粋な計らいがなにより楽しみでした
それがこの「ラベンダー畑駅」
今回はこの駅からの乗車です
ちなみにマップファンにもJR富良野線の臨時駅として載っておりました
それはファーム冨田から歩いて7分の場所に設置された夏の間だけ存在する臨時駅です
水田やメロン畑の中にポツンと出来たその駅ですが、「F41」とナンバーリングされ駅番号付与駅の一つとされています
ところでこの駅がどこにあるのかさっぱり判らず、ファーム冨田から7分で着けるはずが20分も彷徨ってしまいました
標識などはまったく無いので迷いましたが、ノロッコ号に乗ってこのラベンダー畑駅に降りる方はいても、いきなりこのラベンダー畑駅から乗る方はほとんどいないということですね
ラベンダー畑駅にたどり着いたのは乗車3分くらい前と危うく乗り損ねるところでした
いや~危なかったと胸をなでおろし、到着した列車に慌てて乗り込もうとすると
列車の乗降口からは次から次へと人が降りてきます
というかほとんど皆さんここが目的地のようで、ほぼ全員降りてきました
お陰で富良野へと向かう列車はガラガラになってしまいました
そんなガラガラの列車でゆったり車窓を楽しみます
列車からの眺めは基本的に水田が多いのですが、他にはじゃがいもや遠くに秋撒小麦の畑も望めます
鮮やかな緑の葉が映える畑はどうやら人参畑のようです
これから夏から秋に向け食卓に並ぶほとんどの人参が北海道から出荷されますが、その主産地がここ富良野です
特に低農薬栽培の作物として手間をかけた富良野人参が収穫の時を迎えていたようです
そんな農家の方も収穫の手を止めノロッコ号に手を振ってくれました
いや~のどかで良いですね
20分ほどで富良野に到着、すぐに折り返してラベンダー畑駅に向かいますので、何処にも行けません
写真を撮ったりキオスクに寄ったりしているうちに折り返しの出発時間
今度はほぼ満車のようです
帰りは先ほどキオスクで買った「ふらの牛乳」を飲んだり
中富良野のラベンダーなどの車窓を眺めているとすぐにラベンダー畑駅に到着
駅からもファーム冨田のラベンダー畑が望めます
ということでやはり皆さんここで降りられるようです
しかも駅の写真やノロッコ号の写真撮影に余念がありません
中にはセミプロと思わせる方までおりました
このJRの仕掛けたラベンダー駅って話に乗せられた方は結構多いようです
それにしてもファーム冨田はすごいな~
このラベンダー畑を有料ではなく無料で見学させた事が、後々JRの駅まで作らせる事となる観光地にまでさせたんですから
さて次は「北時計」でグリーンカレーです
ふらの牛乳の横の写真のところに行ったことがありますよ。
元々スキー場で、リフトが稼働しています。
リフトの下にラベンダー畑があるって言う趣向になっています。
この上から線路が見えるんですよね。
ラベンダー畑駅。一見ラベンダー畑のど真ん中に駅があるんだから、すぐ行けそうな気もするんですけどね。
目印がわかりにくい場所なんでしょうか?
いこう斎さん ここはラベンダー畑から7分ほど歩いた水田とメロン畑にあります
ファーム冨田から橋を渡りしばらく歩きますのでまったく判りませんでした