メイン

68)カンボジア・シェムリアップ アーカイブ

2019年3月10日

年末年始のカンボシジア観光、まずはキャセイで香港へ

少し前になりますが、昨年末のから正月にかけ
カンボジアのシェムリアップを訪れアンコルワットで初日の出を拝んできました
 

cambodia00.JPG
 

渡航の朝、慌てて旅の準備
今回は香港経由でカンボジア入り
復路もまた香港経由で帰ってくるというもの
通貨は前回の香港渡航で余った香港ドルと外貨預金からおろしておいた米ドルを持参
そうカンボジアの通貨はリエルのはずですが、欧米人観光客の多いシェムリアップにおいては米ドルがリエル同様に使える街なんです

他にもコンセントアダプターやらiPhone用の充電器は
カンボジアで使用するCタイプと香港で使用するGタイプの双方を用意
香港で使用するICカード「オクトパスカード」を抱え職場に向かいます
 

cathaypacific01.JPG
 

仕事納めを終え、札幌駅から新千歳空港へ
国際線ターミナルでチェックイン
香港でのトランスファー、香港の街には繰り出さず空港内にとどまる予定なので
香港国際空港では荷物は受け取らず、目的地であるカンボジアのシェムリアップで荷物を受け取る手配をここのチェックインカウンターをしたところ、キャセイのグループ航空会社と言うこともあり受けていただきました(航空券は別々に申し込んだのでちょっと心配でした)
香港の空港でとある悪巧みを計画していたので、ここで思い通り香港で荷物をスルー出来たのは幸いでした
 

cathaypacific02.JPG
 

セキュリティとイミグレを潜り抜けたら、すぐにロイヤルラウンジへ
満席で席を確保するのも苦労しましたが、それらの方々は年末に日本を出国する人々かと思いきや、ほとんどが外国人旅行者で溢れていました
 

cathaypacific03.JPG cathaypacific04.JPG
 

フードコーナーには「柿の種」「マーブルチョコレート」「コーンフレーク」
 

cathaypacific05.JPG cathaypacific07.JPG
 

パンは「チーズdeポン」「ごまもっち(あんこ入り)」「プチクロワッサン」
おにぎりは「鶏五目」「鮭」「ツナマヨ」
 

cathaypacific08.JPG cathaypacific06.JPG
 

そして中国人観光客相手に欠かせない「お湯のサーバー」
そう中国や台湾の方は、たいていお茶の葉とステンレスマグを持参していますので
こうした中国・台湾の旅行者の多いラウンジではお湯のサーバーは必衰です
インスタントヌードルもおかれており、マグカップに入れてそのサーバーからお湯を注いでいただくようで、ほとんどの方が食べている人気のインスタントヌードルでした


cathaypacific11.JPG
 

ワインはトカップと北海道ツヴァイゲルトと北海道を代表するワインの赤白
日本酒も男山(本醸造)、国稀の純米酒「吟風」とこれまた北海道を代表する日本酒に
ご存知、スーパーニッカと言った具合
 

cathaypacific10.JPG cathaypacific09.JPG
 

生ビールはもちろん、ONLY北海道「サッポロクラシック」
こうしたサーバーに手慣れていない外国人用に説明書きもあります
 

cathaypacific12.JPG
 

ということでカンボジアのアンコールワットをはじめとした遺跡巡りの旅の無事を祈念して生ビールで乾杯
この日は世界一とも謳われる香港のラウンジ巡りも予定していますので
ビールのつまみはソフトチーズのみ
先般、札幌のカンボジア領事館で頂いたビザを確認し
初のカンボジア観光に思いを馳せます
 

cathaypacific13.JPG
 

搭乗時間となり搭乗口に向かうと御覧の行列
どうやら香港行きはほぼ満席のようです
もっともキャセイはマルコポーロ会員とワンワールドアライアンス・エメラルド会員用のプライオリティレーンを設定してくれているので、行列には並ばずに済みますが


cathaypacific14.JPG cathaypacific15.JPG
 

ということで真っ先に搭乗口に向かいますが、CAさんがチケットの確認を終えたらすぐにエコノミーの搭乗席へ
誰もいない座席をパチリと撮影させてもらいました
機材はボーイング777-300ということで座席は3-4-3
ラッキーなことに窓側3席は私ども夫婦以外搭乗客もいなく
3席分でゆったりのフライトとなりました
 

cathaypacific16.JPG
 

水平飛行となったら飲み物のサービス
サンミゲルビールを頼んだところ、カートには載っていなく後ほど持ってきてもらうことに
それが写真の「香港サンミゲルビール70周年、地域限定缶 油尖旺区」というもの
香港に醸造所を設立したのが1948年でそれで今年は70周年と言うわけですね
このビール帰りに香港にも寄っていくので空港で買おうと思っていましたが、忘れてしまいました
つまみはロストソルト・ピーナッツ
これまたサンミゲルビールとの相性抜群です
 

cathaypacific17.JPG
 

ほどなく機内食
私が頼んだのは
牛肉のトマトソース煮、インゲン豆、ニンジン、マッシュポテト
 

cathaypacific18.JPG
 

我が家の奥さんが頼んだのは
鶏肉のすき焼き風
ライスが添えられていました
 

cathaypacific19.JPG
 

香港までは6時間弱のフライト、機内食を食べたら、寝て過ごそうとも思いましたが
寝不足にしたいこともあり、映画を見て過ごすことに
見たのは「空飛ぶタイヤ」
まだ劇場公開中の作品でした
ちなみに話の内容は以前の職場にいたときによく聞いていたので
思い深く、いやもといこわごわと見させていただきました
 

cathaypacific20.JPG

2019年3月11日

香港での宿は香港国際空港のラウンジで

新千歳を飛び立ったキャセイCX581便は無事香港国際空港へ到着
この時すでに夜中の1時(日本時間)
明日は昼過ぎにここ香港国際空港からカンボジアのシェムリアップまで、ひとっ飛びするわけですから、これから往復2時間以上かけて香港のホテルに泊まり戻ってくるのも面倒なことから、明日の出発までこのまま空港に居続けることにします
そう俗にいところの「空港泊」
じつはこれが初めての経験になります
とはいえ空港のロビーは物騒なので、制限区画の中しかも入場者の限られる空港ラウンジをハシゴしながらの空港泊
まずはトランスファー(乗り継ぎ)のゲートを抜けて搭乗口やラウンジ・売店のあるフロアーへ
 

cambodia02.JPG
 

空港泊とは言え、その前にせっかく香港国際空港に来ているのですから、まずは仮眠の前にこの香港を拠点とするキャセイのラウンジへ
向かったのが、トランスファーゲートからほど近い
キャセイパシフィック航空のビジネスクラス・ラウンジ「ザ・デッキ」
ここで初潜入のはずでしたが、深夜での入場ということで、すでに運営時間は終えておりました


cambodia29.JPG


仕方がないので、少し歩いてキャセイパシフィック航空のファーストクラス・ラウンジ「ザ・ウイング」へ
このラウンジの運営時間はキャセイパシフィック航空最終便の搭乗時間までやっているとのことで、あと90分ほどあるようです
まぁもっともこのラウンジが24時間やっているのなら、朝までずっと飲んで過ごすだけなんですけどね
 

cambodia01.JPG cambodia03.JPG
 

ということで時間もありませんし、せっかくのキャセイのファーストクラスラウンジ、急いで巡ることに
まずは「ザ・カバナ」と呼ばれるバスタブ&ディベッド付きのスイートルームへ
 

cambodia04.JPG
 


このカバナの浴槽、風呂桶があまりにも大きく
通常の風呂桶の2倍はあるでしょうから、日本から持参した入浴剤は2個投入
10分ほどお湯が満たされるまで待ち、大きなお風呂でゆったり
 

cambodia05.JPG cambodia06.JPG


ザ・カバナにはガウンも用意
アメニティには髭剃りも準備されていました
 

cambodia07.JPG cambodia08.JPG
 

ひとっ風呂浴びたところで
次は香港のキャセイのシンボル的存在「ザ・ヌードル・バー」へ
 

cambodia09.JPG
 

ここで、四川風麺とワンタン麺をひと啜り
合わせるのはヒューガルデン・ビール
これで人心地付きました
 

cambodia10.JPG cambodia11.JPG
 

続いてファーストラウンジからビジネスラウンジに場所を移し
キャセイのラウンジのシンボルたる「ロング・バー」へ
 

cambodia12.JPG
 

ここでは専任のバーテンダーがシグネチャーカクテル「キャセイデライト」を作ってくれたりもします
 

cambodia13.JPG cambodia19.JPG
 

ここの運営時間終了が迫ってきているので
ゆったりは出来ませんが、一杯やることに
 

cambodia14.JPG
 

ちなみにここは美食の街香港の空港ラウンジということもありホットミールが豊富です
閉店間際でしたがこんなに並んでいました
 

cambodia15.JPG cambodia16.JPG
cambodia17.JPG cambodia18.JPG
 

けれどヌードルバーでお腹を満たしたことですし
ここは軽い軽食(プチハンバーガー&)とチーズ・ハムを肴に香港のクラフトビール
「香港ビール ALE」をいただきました
 

cambodia20.JPG
 

その後「ザ・コーヒー・ロフト」でエスプレッソとも思いましたが、このあたりで運営時間は終了、キャセイのラウンジを追い出されることに
 

cambodia21.JPG cambodia22.JPG
 

そこで次に向かったのがラウンジ専門会社が運営する「プラザ・プレミアムラウンジ」
ここは航空会社のラウンジではないためプレミアムパスを使っての入場です
ちなみにキャセイのラウンジ「ザ・ウイング」にほど近いゲート1近くにもプラザ・プレミアムラウンジは有りますが、さすがにそこは「空港泊」に人気のラウンジ
ということで仮眠は無理だろうと、ちょっと歩いてレベル7・ゲート40にあるプラザ・プレミアムラウンジへ
 

cambodia23.JPG
 

流石に深夜とあってスタッフは受付のみ
対面式のフードコーナーは簡単な調理や飲み物をサーブしてくれる人もいないようです
 

cambodia24.JPG
 

飲み物はコーヒーメーカーが置かれていますが
他にオレンジジュース・烏龍茶など
そしてもちろんお湯のサーバーが設置されていました
 

cambodia25.JPG
 

冷蔵庫には缶ビール・缶ジュース
ミネラルウオーター
 

cambodia28.JPG
 

フード類は冷蔵ショーケースにサンドイッチがあったくらい
 

cambodia26.JPG
 

ということでそのサンドイッチを肴に
珍しいビールBlack Beer Stout(韓国HITEブリューワリー)があり寝酒といたしました
 

cambodia30.JPG
 

ラウンジ利用時間は3時間までというルール
暗がりの長いすでしばし仮眠といたします
 

cambodia27.JPG

2019年3月13日

香港国際空港キャセイのファーストクラスラウンジ・ピア「ディ・スイート」で爆睡

本国際空港の「プラザ・プレミアムラウンジ」で仮眠を取っていましたが、やはり慣れぬ土地、しかもまばらですが人が行き来するラウンジ内で熟睡できるわけもなく、制限時間の3時間を待つことなく次のラウンジへ
向かう先はキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジ「ザ・ピア」
運営時間は朝5時半からということでそれに合わせてやってきましたが、実はここがお目当てのラウンジでした
開錠少し前にラウンジへと降りるエスカレーター前で待っていると、スタッフがやって来てラウンジご利用でしたら入れますとの事
 

cambodia31.JPG
 

写真のこれがザ・ピアのエントランス
まるで高級ホテルのエントランスのようです
 

cambodia51.JPG
 

早速入場、「ザ・リトリート」の前から奥にある通路へ
ここには目的の厚手のカーテンで仕切られるプライベートスペースが有ります
 

cambodia32.JPG
 

そうここは「ディ・スイート」と呼ばれる区画
一つのボックスを一人が貸切で利用できるため、個室の寝所として利用が可能です
公には利用時間は90分と謳われていますが、寝不足のためかここで完全に爆睡してしまい
結構な時間使わせていただきました
そう「ラウンジ泊」には最適の場所でした
 

cambodia33.JPG
 

このディ・スイート
コンセント(GE型)とUSB用充電ソケットがあり、ここで久しぶりにiPhoneの充電
スイッチは窓のロールスクリーンの電動スイッチと照明の照度コントロールです
 

cambodia34.JPG
 

目が覚めてロールスクリーンを開けてみてびっくり
防音対策が施されているようで、こんなに近くに駐機しているのに
騒音はほとんどありませんでした


cambodia35.JPG
 

目が覚めたついでに「ザ・ダイニング」へ
ここは完全アラカルトの本格ダイニング
そう朝飯を食べに伺いました
 

cambodia36.JPG
 

まずは朝からビール
いわゆる「朝ビー」
青島啤酒(チンタオビール)の生ビールをいただきます
 

cambodia37.JPG cambodia38.JPG
 

さてスタッフから朝用メニューを渡されますが
ここは頼みたいものがありました
 

cambodia39.JPG
 

それがこの「ザ・チャイニーズセット」
おかゆとヌードル、飲茶がセットになった
その名の通り中華風モーニングセット

cambodia40.JPG
 

おかゆの具もピータン・油条
味付けには豆板醤と中華醤油
これが疲れた胃腸にほっこり染みいります
 

cambodia41.JPG
 

我が家の奥さんはエッグベネディクト
これも美味しそう
 

cambodia43.JPG
 

お腹を満たしたところで、朝方予約しておいたマッサージサービスを受けに「ザ・リトリート」へ
ここではフットマッサージ・ショルダーマッサージ
それに旅行者活力眼部護理なる摩訶不思議なるもののうち一つを無料で受けることが出来るんです

 

cambodia59.JPG cambodia60.JPG
 

ということで私はショルダーマッサージ
我が家の奥さんはフットマッサージを受けることに
 

cambodia61.JPG
 

これだけ過ごしても搭乗時間までまだまだ時間が有りますので
「ザ・パントリー」でまったり過ごすことに
 

cambodia63.JPG
 

こちらはビュッフェ形式の
軽食類やソフトドリンクなどが常に充実していて
まだ朝の時間帯ですが、ビュッフェテーブルはご覧の状態でした
 

cambodia45.JPG
 

流石はキャセイのファーストラウンジ
ホットミールは飲茶にチャーハン
 

cambodia46.JPG cambodia47.JPG
 

極太のソーセージにゆで卵
生ハムサンドに野菜を巻いたラップサンド
 

cambodia48.JPG cambodia55.JPG
 

ショートケーキにパイ、マカロンなどのスイーツ
それと美味しそうなチーズの数々
これらのチーズは自分自身で切り分けます
 

cambodia53.JPG cambodia52.JPG
 

パンはクロワッサンにプチフランスパン、ライ麦パン、食パンなどがありましたが、そういやキャセイの機内食で出て来るバターって美味いんだよなぁ


cambodia49.JPG cambodia50.JPG


冷蔵庫に
ビールやソフトドリンク
それらに加えフルーツ、ヨーグルト、サラダ


cambodia56.JPG
 

そしてここには
めずらしい青島啤酒(チンタオビール)のビーサーバーがります
確か「ホシザキ製」?だったかと

cambodia57.JPG
 

けれどビールは最近、香港はおろか中国でもクラフトビールブーム
ここ香港にも「香港ビール」という銘柄がありますが、今回はその「ドラゴンズ・バック」なるものを
冷蔵庫にあった我が家お気に入りの「スモークサーモン」でいただくことに
「カンボジア・シュエムリアップ」の旅行ガイドを読みつつ
これからの旅の計画を立てることに
 

cambodia64.JPG
 

その後、昼食時間となったので再度「ザ・ダイニング」へ
メニューは昼メニューに替わっていました
 

cambodia65.JPG
 

頼んだのは「和牛のチーズハンバーガー」
ここの人気メニューで、なかなか分厚いパテのハンバーガーでした
香港で食べるハンバーガーというのも、おつなものですね
 

cambodia66.JPG cambodia67.JPG
 


昨年行ったベルギーでも食べた
ムール貝の白ワイン蒸しと
 

cambodia68.JPG
 

スパイシー・チキンウイングをいただき
おなか一杯
このあたりでようやく搭乗時間が迫ってきたので
ながらく滞在したキャセイのファーストクラスラウンジ「ザ・ピア」を後にします
 

cambodia69.JPG

2019年3月15日

香港からはキャセイ・ドラゴン航空でシェムリアップへ

昨年年末、香港への渡航を決めたのは
単に手ごろな価格で渡航できたからにほかなりません
香港で特段どこかに行きたいとか、何かしたいなどのあてもなく
航空券だけ抑えてありましたが、何気に頭に浮かんだのがアンコールワットやアンコールトムが見たいというものでした
というのも私の好きなマンガに「さいとう夫婦著・バックパッカー・パラダイス」というものがあり
内戦の傷の癒えぬ中でのアンコールワット遺跡巡りの話を、考え深く読ませていただいたことがりましたが、その話を思い出し平和になったカンボジアに是非とも行ってみたくなったわけです
 

backpackersaradise02.JPG backpackersparadise01.JPG

香港からは、キャセイパシフィック航空の子会社である「キャセイドラゴン航空」でシェムリアップへと向かいますが
そのためかターミナル1から発着するわけではなく、シャトルバスで離れ小島たる『ノース・サテライト・コンコース』からの発着となりました
 

cambodia70.JPG
 

そのノース・サテライト・コンコースは501番から510番の10箇所の搭乗口があり
今回はこの502番搭乗口からの搭乗
キャセイ・ドラゴンはワンワールドアライアンスということで優先搭乗を受けることが出来ました
 

cambodia72.JPG
 

搭乗するキャセイドラゴンの機材はA320
左右3席づつの配置の短距離便です
 

cambodia71.JPG
 

ラウンジでたっぷり食べてきたため
機内食は当初食べないつもりでしたが、この便の機内食は香港で作って搬入する機内食だけあって意外と美味しいとの事でしたので
「大きなペンネの鶏クリーム煮 枝豆付き」をチョイス
噂通りの機内食でした

 

cambodia73.JPG
 

2時間半余りのフライトでシェムリアップへ
高度を落としていくと眼下に見えてきたのは東南アジア最大の湖(琵琶湖の18倍という広さ)『トンレ・サップ湖』
この湖から延びる川は、やがてメコン川に合流します
そんな湖へとつながる川岸には100万人と言われる水上生活をしている人の集落の一部が望めました
現在は乾季でこれでも水量は少ないんだそうですが、やがてやってくる雨季には水かさが増し、住めなくなるので小屋ごとトラックで山手に移動するんだそうです
 

cambodia74.JPG
 

ほどなくシェムリアッ国際空港へ到着
観光を意識したクメール様式?の平屋建ての空港ターミナルでした
 

cambodia75.JPG
 

平屋建てということで、ボーディング・ブリッジはありません
タラップ車がやってきてバスでターミナルへ
 

cambodia76.JPG

 
カンボジアは入国に際しヴィザが必要ですが
観光地の空港と有ってここで申請すればヴィザを発給してくれます
けれど結構並ぶとの事でしたので、予め日本でヴィザを発給してもらっていました
おかげで並ぶことなく、入国
 


cathaypacific13.JPG
 

荷物を受け取り
ホテルへ向かいます
そうそうここシェムリアップはアンコール遺跡観光を目当てに大勢の欧米人観光客がやってくるところ
なにせ普通にドルが使えるそんな街
もはや年の暮れでしたが、風変わりなクリスナスツリーが出迎えてくれました
 

cambodia77.JPG

2019年3月17日

シェムリアップでの宿は緑が溢れるヴィラ「ゴールデンテンプルヴィラ」

シェムリアップ国際空港での手続きは入国審査で予めカンボジアのビザを発給していたのと、手荷物の優先取り扱いを受けたおかげで、空港の制限区画からスムーズに出ましたが、そこからすぐのところで今回宿泊するホテルのスタッフがピックアップに来ていました
誘導され車に乗車しますが、その車種はなんとレクサス
今回特段高級ホテルを予約したわけではないのでちょっとビックリでした
 

cambodia78.JPG


そうした今回のシェムリアップでの宿は「ゴールデンテンプルヴィラ」
緑が溢れるビィラでパブ ストリートなどの繁華街からほど近い距離にあるホテルです
左の写真がホテルへのエントランスですが、連れてきてもわわねばここがホテルだとは気づきませんでした
ヴィラを名乗っていますが、3階建てで全23室のこじんまりとしたホテルでした
 

cambodia79.JPG cambodia80.JPG


フロント奥にあるレセプションルームでチェックイン
この部屋はチェックインのほかアンコール遺跡ツアーの集合部屋であるようでした
 

cambodia81.JPG cambodia82.JPG
 

チェックインの間、ウェルカムドリンクに美味しいアイスティ
ウエルカムフルーツにチマキをいただきます
 

cambodia83.JPG
 

ほどなく部屋に案内されますが、部屋はデラックス ダブル
キングサイズのベッドがドンと置かれる部屋です
 

cambodia84.JPG
 

さていつものように覚書的なこのblog更新ですが
部屋に風呂桶はなくシャワーのみ
細長い部屋の反対にはトイレが設置されています
トイレの脇にはこうした国のお約束のごみ箱が置かれていました
 

cambodia87.JPG cambodia88.JPG
 

お湯沸かし用のポットが置かれていますが
インスタントコーヒーや紅茶
瓶入のミネラルウォーターは無料でした
 

cambodia85.JPG cambodia86.JPG
 

こういた国でセーフティボックスはありがたいですし
コンセントは別途脇に加え複数ヶ所ありこれも数年間にリノベーションした効果のようです
 

cambodia89.JPG cambodia92.JPG


設備はドライヤーの他に
面白いのは部屋に虫除けスプレーが常備されている事でした
それがまたデカい
一体全体どれほど虫がいるの?と言った感じです
 

cambodia90.JPG cambodia91.JPG


ホテルのサービスは数あれど
携帯の無料貸し出しは必要なかったかもしれませんが
他のサービスは朝飯付は無論
一回の晩飯とテイクアウトできる軽食が一回付いている上
ビィラ内にある1時間のマッサージや空港送迎が付いて一人一杯5千円換算(税サービス料込)と大変コストパフォーマンスの高い宿でした(単に物価が安いだけなんですけどね)
 

cambodia93.JPG
 

リゾートのホテルらしく
ロビー手前にプールがあり
「プールバー」では涼し気にビールも飲めるんだそうです
 

cambodia94.JPG cambodia95.JPG
 

そんなプールも夜はなかなかいい景色を醸し出していました
 

cambodia96.JPG

2019年3月19日

シェムリアップの繁華街パブストリートの人気店「ザ・レッド・ピアノ」

ホテルのチェックインを済ませ
荷物をほどいたら、一杯ひっかけようと出かけることに
目指す先はシェムリアップの中心部にある「パブストリート」と呼ばれる繁華街
 

theredpiano00.JPG
 

通りの上には電飾が煌めいていますが、そんななか宿泊しているホテルの名とロゴがよく似た「テンプルクラブ」なるクラブを発見
このテンプル〇〇、他にコンビニにも同様な名が有ったので多分系列店なんでしょうね
このパブストリートのシンボル的なお店のようですが、店から流れる音楽の大音響がものすごく、引けてしまい入店には至りませんでした
 

theredpiano01.JPG
 

そんなパブストリートで今回伺ったのが
「ザ・レッド・ピアノ」なるバー
映画「トルームレイダー」の撮影で当地に滞在していたアンジェリーナ・ジョリーが撮影中に足げく通っていたことでも知られる名店なんだそうです
 

theredpiano02.JPG
 

その「トルームレイダー」
世界各地の遺跡で冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーゲームを前述のアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されたもの
こういっちゃ身も蓋もないもない話ですが、帰国後観てみましたがどちらかとすると荒唐無稽でご都合主義的な物語、ゲーム好きには面白いのかもしれませんが映画としては今一つでした
 


コロニアルな建物のレッド・ピアノ
1階は南国ムードたっぷり開放的なオープンエアのテラス席
ですが、残念ながらこちらは満席
 

theredpiano03.JPG
 

2階に行けと促され
階段を上り2階席へ上がりましたがこちらも満席
しばし待機し席が空くのを待ちます
 

theredpiano04.JPG
 

待った甲斐が有って、窓際の特等席へ
 

theredpiano05.JPG
 

ちなみにこの店の一番人気は一晩で数百杯は供されるという「トゥームレイダー カクテル」$3.75
けれどこのカクテル、ちょっと観光価格と言うことと
レッドピアノは17時~19時まではハッピーアワー
「アンコールビール」が、なんと一杯$1(日本円で110円くらい)と激安
貧乏症の私はアンコールビールをたっぷり飲むことに
 

theredpiano06.JPG
 

ということで通りの喧噪を窓から見おろしながら
ビールで乾杯
 

theredpiano07.JPG
 

つまみは
ベルギー風フライドポテト「フリット」
二度揚げした
このお店のオーナーシェフがベルギーの方だけあって本格的なフリットを頂くことに
 

theredpiano08.JPG
 

会計は確か2人で$10もしなかったと思いますが
別段この店のコストパフォーマンスが良いわけではなく
これがここシェムリアップの相場だと気づくまでしばしかかってしまいました

2019年3月21日

「ゴールデンテンプルヴィラ」での南国気分たっぷりの朝食

シェムリアップ到着の夜はラウンジや機内で食べ過ぎたためか
その日の夜はポテトフライのみの晩飯
てなわけで翌朝はおなかがすいて目覚めました
ということで朝食の開始時間に合わせホテルのレストランへ
レストランはフロントの奥にあり、あてがわれた1Fの部屋からはすぐの場所でした
 

theredpiano21.JPG
 

レストランの席は全部で12席
こじんまりとしたホテルなのでこれで構わないんでしょうね
奥のカウンターにはワインなどの酒が並んでいました
朝からビールもリゾートっぽくてよいのですが、この後歩き回らねばならないので
しばし我慢です
 

theredpiano09.JPG theredpiano10.JPG
 

朝食はどこにであるようなビュッフェですが
並んでいるのはフレッシュジュースにモンキーバナナなどの南国ムードたっぷりのフルーツがずらり
 

theredpiano11.jpg


パンも数種並んでいましたが、お気に入りはホットサンドとなりました
 

theredpiano13.JPG theredpiano14.JPG
 

朝一で伺ったため席は選び放題
庭(中小路)に面した席をチョイス
 

theredpiano15.JPG
 

フレッシュジュースにスイカをメインにフルーツを皿に盛り
小瓶に入ったカットフルーツはヨーグルトを注いで
いかにも南国風の朝食を楽しみます
 

theredpiano16.jpg
 

ところでここでの朝食はブッフェの他、オーダー形式の食事も提供してくれていました
初日はエッグベネディクト、カリカリに焼かれたベーコン、ソーセージ、フライドポテトにフライドトマト、ケチャップビーンズといった一皿
 

theredpiano23.jpg
 

翌日以降にお粥や
 

theredpiano22.JPG
 

ビーフン麵のチキンヌードルを頂きました
 

theredpiano19.JPG theredpiano20.JPG
 

そうそうビュッフェにエスプレットメーカーがあり
自分で淹れようとしたところ
スタッフが私が淹れますとのこと
ということで頼んだのはアイスカフェラテ
スタッフの淹れてくれたバリスタばりのアイスカフェラテもなかなかのもの
カンボジア滞在中の定番となりました

theredpiano17.JPG theredpiano18.JPG

2019年3月24日

アンコールチケット

シェムリアップに来たのは
このアンコールワットをはじめとした遺跡群を巡るため
カンボジアに着いた翌日はベルトラで「アンコールワット3大遺跡一日観光ツアー」(一人$49)を申し込んで有りました
タプロームホテルでツアーを待ち合わせ、バスに乗り込みツアースタートです


theredpiano32.jpg
 

ということでいつもの車窓写真家の私の独壇場
アプサーラ・ロードのロータリーでは
野良牛(コブ牛)がおいしそうに草を食んでいる姿が見て取れました
近年急速な経済成長を遂げているカンボジアですが、まだまだこうした発展途上感の残る風景が見て取れるんですね


theredpiano24.JPG
 

そうそう南国らしく「ドリアン」の屋台も郊外にポツンとありました
ここを訪れたのは年末
乾季と言うこともあり旬ではありませんが、丸々とした大きなドリアンが山のように積まれていました
 

theredpiano25.JPG
 

続いてツアーのピップアップでメリディアン・ホテルに立ち寄ったところ
とあるジープが睨みを効かるかのように停車していました
というのもそのジープはベトナム戦争で大量に投入された「ケネディジープM151 A2」
本格的な無線アンテナが見て取れますが、やはり軍の車のようでボンネットにRCAF(カンボジア国軍)と刻まれていました
 

theredpiano26.JPG
 

さてこのアンコールワット3大遺跡一日観光ツアーには
アンコールワット遺跡群を見学するためにはアンコールパス(Angkor Pass)と呼ばれる入場券が必要です
入場券の種類は1日券、3日券、7日券の3タイプあり、ツアー参加者はこの入場券を選択の上自身で購入することになっていました
とはいえあらかじめ購入するのではありません
ということでツアーバスはシェムリアップ中心街から2kmの発券場所「アンコール・エンタープライズ」に立ち寄ります


theredpiano27.JPG
 

アンコール・エンタープライズには多くの外国人がチケットを手に入れようと並んでいました
ここを訪れる中国人観光客が幅を利かせているのか、中国語での案内が多かったように思えます
しばし並んでいましたが年末年始と言うこともあり日本人の姿も見られました
そしていよいよ私どもの番、購入時にカウンターで写真を撮りその場でチケットを作成してくれます
ちなみにここでクレジットカードも利用可能でした
 

theredpiano28.JPG theredpiano29.JPG
 

さてチケットの種類をどうするか、明後日にはアンコールワットで初日の出も見る予定
それに加えアンコールワット遺跡群だけでなく、ロリュオス遺跡群、バンテアイスレイなどこのチケットでシェムリアップ近郊のほとんどの遺跡に入場できるということもあり3日券を購入
それにしても$62とはずいぶん、高いですね


angkorpass.jpg
 

チケットを手に入れたら、シンガポールGPで買ったチケットホルダーにチケットを入れ無くないように首から吊るすことにしました
エリア内に入るときの、チケット・チェックポイントで都度都度見せねばなりませんので
これが正解だったかと思います
ただ朝一はチェックポイントを通過するときに係員がチケットに穴をあけてくれるので
この時はさすがにチケットを出すので手間取りましたが
 

theredpiano30.JPG theredpiano31.JPG
 

ということでいよいよ世界遺産アンコールワットをはじめとした遺跡群を見て回ることに

2019年3月25日

まずはアンコールバルーンで上空からアンコールワットを望む

アンコールワット3大遺跡一日観光ツアー
チケットを購入後、まず最初にやってきたのは「アンコール・バルーン」
気球に乗って、空からアンコール遺跡群を見物しようというものです
 

theredpiano32.JPG
 

ただしツアー料金にこのバルーンの代金は含まれていませんでした
でもそれはこちらにとって好都合
天気の様子を見ながらバルーンに乗らならないか判断できるからです
 

theredpiano33.JPG theredpiano34.JPG
 

ちなみにこのアンコールバルーン
バーナーで空気を熱して上がる気球タイプではなくヘリウムガスをを詰めたガス気球で
そのままにしていると黙って空高く昇っていくものを手綱で上がるのを制御していてウインチの回転と共に、手綱を緩め空高く気球が高く舞い上がっていく、そんな単純な理屈の気球でした
 

theredpiano35.JPG


ちなみに料金は10分間の飛行で一人20ドル、と結構なお値段
ただし上空から雄大な遺跡群を眺めることができるといったもの
しかもこの日の天候は快晴
載らなきゃ損と気球に飛び乗りました
 

theredpiano36.JPG

上空約100メートルまで上がったところで
自身が高所恐怖症であることを思い出させてくれました
 

theredpiano37.JPG
 

ただし眼下には桃源郷が目の前に鮮やかに浮かび上がり
アンコールコールワットをの全景を知らしめてくれました
 

theredpiano38.JPG
 

あっという間に10分のアンコールバルーンのフライトは終了
ガイドさんに記念撮影してもらい、次の目的地「バイヨン」の遺跡に向かいます


theredpiano39.JPG

2019年3月26日

アンコールトム南大門にあるクメールの微笑み

「クメールの微笑み」
門の上にある観世音菩薩の四面塔に施されてい彫刻は何というわけではありませんが
過去何かで見たことがある風景に思えます
それにしても石造であれど笑顔って良いですね
そんな微笑みに癒され遺跡巡りをすることに
 

theredpiano43.JPG
 

さて今回参加したアンコールワット3大遺跡一日観光ツアー
気球で上空高くから「アンコールワット」を眺めた後は
アンコールトムのメインゲートたる南大門へやってきました

そんなアンコールトムは周囲12km、幅130mの堀に囲まれた城塞都市跡
かつては10万人以上の人が暮らしていたそうです
バイヨンに続く四つの門(南大門、北大門、西大門、死者の門)のうち
メインゲートとなるのが、この南大門です
 
 
theredpiano46.jpg
 

門へと続く道の左右にはナーガという蛇神の頭がどんと置かれています
 

theredpiano47.jpg
 

その邪神を神々と阿修羅が並んで引っ張るという
ヒンドゥー教の天地創世神話である「乳海攪拌」がモチーフの石像が並んでいました
 

theredpiano48.jpg theredpiano40.JPG
 

南大門の中を通り裏側へ
高さ約23mの門は、車1台がやっと通られる程度の幅しかありません
この狭い門を観光客を乗せた車やトゥクトゥクが通る為、ここまでの道のりはかなり渋滞していました
そんなこともあり、ここを伺った朝の時間帯は一方通行になっているんだそうです
幅は狭いのですが、高さは結構ありなんと8メートルなんだとか
わけは王が象に乗ったまま通ることができる高さにしているからなんだとか
 

theredpiano41.jpg theredpiano45.JPG
 

ガイドさんから門の裏にある、鼻を伸ばした鼻で蓮の花を掴んでいる姿
3つ頭の象の石像の話がありました
「アイラーヴァダ」と言うそうですが、インド神話に登場する白い象で神の乗り物なんだとか
 

theredpiano44.JPG
 

ツアーということでガイドさんにそんな解説を受けつつ
遺跡を巡ることとなりました
なお、ガイドさんがいるのでこうした南大門の前で記念撮影もいつもより簡単にできます
いや~ツアーって本当にいいですね
 

theredpiano42.JPG

2019年3月29日

城砦都市遺跡アンコール・トム探求まずは「バイヨン寺院」へ

城砦都市遺跡アンコール・トム
南大門をくぐり最初にたどり着いた遺跡はその中央に鎮座するバイヨン寺院でした
 

theredpiano51.JPG
 

このバイヨン寺の修復に日本が携わっているようで
寺の入り口にはJASA(日本国政府が援助するアンコール遺跡群 救済チーム)の看板を見ることが出来ました
ここに来るまで全く知りませんでしたが
アンコール・トムなどの遺跡群は、日本が遺跡修復に大きく貢献しているようです
 

theredpiano49.JPG theredpiano50.JPG
 

正面の門から入り
まず目にしたのはアプサラス(天女)の足を深く曲げて舞うダンスの彫刻
なかなか妖艶で女性の艶めかしい美しい姿が彫り込まれていました
ちなみにアプサラというのは天女のことで、カンボジニアには現在もアプサラダンスとして残っているそうです
 

theredpiano52.JPG
 

ツインで踊るかわいいアプサラ
この踊りは神に捧げるものだそうです
中には男性の踊りも見て取れました
 

theredpiano53.JPG theredpiano54.JPG
 

ヒンズー教の寺院の多いアンコール遺跡の中でバイヨンは珍しい仏教寺院
そんなバイヨン寺院の壁面は見事な彫刻で埋め尽くされています
 

theredpiano55.JPG
 

彫刻をガイドさんの解説で見ることとなりましたが
クメール人は髪が短く、耳が長いのが特徴なんだそうです
ほとんどがふんどし姿の人々、象に乗っているのは身分の高い人だそうです
 

theredpiano56.JPG
 

ガイドさんはこんな荷馬車の陰で何かを狙う泥棒の姿も描かれている彫刻まで解説してくれていました
 

theredpiano57.JPG
 

異様な衣装を着て髪を結ってた人々を描いたのは中国人の部隊
 

theredpiano59.JPG
 

船を使った戦闘風景も描かれていました
クメール軍とチャンパ軍の戦いの様子
カンボジアは隣国の中国軍やベトナム軍(チャンパ軍)との戦いが絶えなかったそうです
彫刻はクメール軍とチャンパ軍(ベトナム軍)の戦いの様子
チャンパ軍(ベトナム)は海上戦に強く、カンボジアは陸上戦に強かったため、このレリーフではカンボジアが負けて 捕虜として連れていかれる姿なんだとか
 

theredpiano60.JPG
 

この彫刻は妊婦さんがお産をしているところ
仏教寺院にあってお産が描かれているのは全く持って珍しい景色です
この彫刻はガイドさんの腕の見せ所のようで、常に人だかりが出来ていました
 

theredpiano61.JPG
 

巨大な彫刻の壁を見た後
遠くに四面塔のある中庭へ
 

theredpiano58.JPG
 


バイヨン寺院には49の巨大な観世音菩薩の四面仏塔がそびえ立っていますが
 


theredpiano63.JPG
 

そんな観音菩薩の一つに
ガイドさんが「この顔は京唄子さんに似てるでしょ」という菩薩が有りました
 

theredpiano62.JPG
 

京唄子さんほどではありませんがバイオンで微笑みにも出会いました
 

theredpiano65.JPG


謎めいた微笑を浮かべる最大2m余の大きな顔が彫られた四面像の前にガイドさんのシャッターで記念撮影
 

theredpiano64.JPG
 

裏庭からバイヨンをのぞんだ後は次は「トゥームレーダー」の撮影現場で名高い
「タ・プローム」へ

theredpiano66.JPG

2019年4月 3日

映画トゥームレイダーのロケ地「タ・プローム」へ

バイヨン寺院わ探求した後はツアーバスで次の目的地へ
途中「像のテラス」が見えてきましたが、このツアーではここは立ち寄りません
と言うことでいつもの車窓写真家の私の出番となりました
トゥクトゥクの向こうに見える像のタラスの側面にはその名の通り、行進する象のレリーフが垣間見えました


theredpiano67.JPG
 

さてツアーで次に立ち寄るスポットは
アンコール・トムの東側に位置する「タ・プローム」
城壁都市の内側に入るということで、外壁から中に入ることとなりますが、正面入口となる西塔門には、観世音菩薩の顔が絶妙な微笑みで迎えてくれました
この西門から長い参道である森の中をややしばらく歩くことに
 

theredpiano68.JPG theredpiano69.JPG
 

日差しがきつくなってきて気温も上がるなか何とか寺院の入り口に到着
ここにも3つ頭の象の石像が「アイラーヴァダ」ありました

ちなみにタ・プローム
クメール王朝ジャヤヴァルマン7世が母の菩提を弔うために仏教寺院として建立
建立は建立は1186年頃というから、鎌倉幕府成立以前のに建てられたことになります
いや~古いですね
 

theredpiano70.JPG
 


当時は、「ラージャヴィハーラ(王の僧院)」と呼ばれていました
往時はかっては五千人もの僧侶が寺院内に暮らしていたと伝えられます
タ・プローム遺跡の全体図の前でガイドさんからそんな話を聞きました
 

theredpiano71.JPG
 


観光している最中、白人系の観光客から「トゥーム・レイダー」という言葉が漏れてくるのをよく聞きました
そのトゥーム・レイダーその名の通りのトレジャーハンター(宝探人)
アンジェリーナ・ジョリー演じるトレジャーハンターであるララ・クロフトが、密林の中の遺跡でライバルと争いつつ目的の宝を探す物語
アンジェリーナ・ジョリーが主演した映画「トゥーム・レイダー」はアンコールワットが舞台になっていますが、実際にはこのタ・プロームが舞台となっていました
 

bookoffonline_0001239798.jpg
 
 

アンコールワット周辺の遺跡群として世界遺産にも登録されている遺跡のひとつ
「タ・プローム」
いよいよ探求開始です
 

theredpiano73.JPG


西門を抜けて回廊にあるナーガが彫られた参道を進みますが、そのまま正面の回廊を通り抜けることはできません
何故かはわかりませんが、回廊の途中から手前から左に入って行くようにルートは設定されていました
 

theredpiano74.JPG
 

タ・プローム遺跡の建造物の多くは、紅土石(ラテライトで出来ていますが、遺跡はこれでもかというほど崩壊していました
石材の数々が、倒壊したままの姿で修復されることもなく散乱しているんです
 

theredpiano75.JPG
 

タ・プロームの修復前、修復後の比較写真が掲示されていますが
 

theredpiano78.JPG
 

修復された回廊がこれ


theredpiano76.JPG
 

回廊の柱に描かれている壁画の人物の足は複雑な形をしていますが、これは、もともと仏教の座り方で描いたものを、その後ヒンドゥー教の座り方を上から修正して描いたためのもの
何だか摩訶不思議な足の組み方になってしまったようですが、仏教寺院として建立された後にヒンドゥー教寺院に改修された寺院の性が垣間見られます


theredpiano77.JPG
 

当時をしのばせる美しいレリーフがある
門に目が留まりました
 

theredpiano79.JPG
 

壁に掘られたデバター(女神のレリーフ)
ちなみにこのタ・プロームには当時1万2000人もの踊り子がいたそうです

もう一つのレリーフは上下関係の厳しい宗教界を描いたもの
偉い人は高い位置のだそうですが、創建当初は仏教の僧院だったが、のちにヒンドゥー教の寺院に改宗したため、そうした高位にある仏像のレリーフは削り取られているのが見られました
 

theredpiano80.JPG theredpiano81.JPG
 

さてこのタ・プロームといえば
樹齢300年にもなるスポアン(ガジュマル)の木との共生?
別名「締め殺しの木」とも言われるガジュマルですが、まるで遺跡を食べているよう
樹の強い破壊力を実感できます
樹木の重さに耐えられないためか、鉄骨でしっかり支えがありました
 

theredpiano82.JPG
 


巨大な樹木が長い年月をかけて寺院そのものを侵食してしまっている遺跡
ガジュマルが寺院を破壊しているのか、それともこのガジュマルは崩れつつある遺跡を支え共存しているのではないかかという議論があり
自然と遺跡の共存を目指し、損壊部分はそのままにする方針
樹が生えている部分は発見当初の様子に近い形で保存されているのだとか

 

theredpiano83.JPG
 

大蛇いやもとい日本神話の八岐大蛇を思わせるように根を這わしている木
 

theredpiano84.JPG
 

観光客が大勢集まる
第2回廊には・・・
 

theredpiano85.JPG
 

木の根に包まれたデバター(女神)像がコチラを 覗いています
2年前に訪れたアユタヤの菩提樹に取り込まれた石仏の仏頭を彷彿とさせます
 

theredpiano86.JPG
 

タ・プロームといえば、この場所の写真
木の根が遺跡に蜘蛛の巣のように絡み付いている
映画トゥームレイダーで使われた場所ということなのでしょう
大勢の方が記念撮影のため並んでいました
 

theredpiano87.JPG


それにしても
自然の生命力をまざまざと見せつけられます
 

theredpiano88.JPG
 

王朝の栄華とその後の没落、文明を覆い尽くすカンボジアの自然の生命力
天空の城ラピュタのモデル?と言う方もいらっしゃいますが、何だかかわかる気がします
とはいえ、ここで滅びの呪文「バルス」とは叫べませんね


theredpiano89.JPG
 

さて参道の帰り道
タ・プローム遺跡の参道で音楽を奏でる男たちの姿を見つけました
カンボジア民族音楽で観光客を楽しませてくれる方々は・・・
ガイドさんのガイドが無くてもすぐにそれはわかりました
というのも近づいたところ、すべての人が障害を持っていることに気付くからです
世界で一番コストパフォーマンスの高い兵器は「地雷」と言われていますが
ポルポト政権下設置された地雷は数知れず、放置されたものも多くその被害者たちの楽団です
しかもここで受けた寄付は地雷根絶のために使っているのだとか
こうした寄付にある意味懐疑的な部分もあり、普段は避けている私でさえ自然と募金箱に足が吸い寄せられていました
 

theredpiano72.JPG

2019年4月 4日

アンコールワット・ツアーでのランチは「マホブ_クメール_クイジーン」で本格クメール料理を味わう

朝8時に始まった「アンコールワット3大遺跡一日観光ツアー」もそろそろ昼時
ツアーバスは遺跡群を抜け出し、一路シェムリアップ近郊に舞い戻ります
向かった先はレストラン「マホブ クメール クイジーン」
伝統的な本格カンボジア料理(クメール料理)を謳っていますが、クイジーン(日本で「キュイジーヌ」)の名の通りフレンチ風にアレンジした食べやすいカンボジア料理を観光客に提供するお店のようです


cambodia99.jpg
 

店は2階建といううか
カンボジアの高床式住居を改装したようなレストラン
1階は窓も壁もない、オープンな雰囲気が楽しめるスペースで白人系の外国人が座っていました
 

cambodia100.jpg cambodia101.jpg
 

階段を上がり2階にも庭を望むオープンなテラス
が・・・・ありましたが、室内に案内されてほっとしました
というのも気温はすでに30度を超えており
エアコンの冷気が恋しくなっていたからでした
 

cambodia102.jpg
 

ということで希望通り
エアコンが鎮座する室内へ案内されます
 

cambodia103.jpg
 


まずはメニューを見て飲み物を頼みます
よく知る世界的な銘柄のビールもありますが
ここは私の旅のルールである
その土地のビールを呑むといったルールに乗っ取り
カンボジアビールで乾杯することに
しかもそのカンボジアビールが安い
レストランで飲んでいるのに一本$2.5といった価格でした
(ちなみにここカンボジアの物価は安く、これでも高いといったことに気づくのは翌日の事でした)
 

cambodia104.jpg
 

最初に出てきたのは「ニョアム・スヴァイ」
マンゴーサラダと言ったほうがわかりゃすいでしょうか?
まだ熟していないマンゴーを中心としたサラダ
それに海老がアクセントきかせています
 

cambodia105.jpg
 


続いて「ガリークメール」
カンボジアカレーとでもいえばよいのか
ココナッツミルクがたっぷりで甘くマイルドなカレーでした
それに「チャー・トロコーン」
アジアの国々ではどこに行ってもこの空心菜の炒め物が出てきますが、これがカレーなどのソースに絡み美味い
それに御飯も添えられていました
 

cambodia106.jpg
 

デザートは
「ラパウ・ソンクチャー」
かぼちゃココナッツプリン
カンボジア名物のデザートが用意されていました
 

cambodia107.jpg

さてお腹を満たしたら次はいよいよアンコール・ワット潜入です

2019年4月 8日

いよいよアンコール・ワット潜入

カンボジア王国の象徴として国旗にも描かれるアンコール・ワット
 

camflag_l.gif
 

クメール王国のスールヤヴァルマン2世が12世紀前半に建立したた寺院で
今では、年間400万人もの観光客が訪れるという人気スポットとなっています
まさかスーリヤヴァルマン2世も自分が建てたこのアンコール・ワットのおかげで国の経済が潤うなど考えもしなかったでしょうね

「アンコールワット3大遺跡一日観光ツアー」は当然ここに立ち寄りますが
食事を挟んで午後の時間帯に訪れたわけは
午前中に写真撮影をしようとすると逆光になってしまうからなんだとか
 

theredpiano32.jpg
 

先ほど乗ったアンコールバルーンからこの景色を上空から眺めていたので、よくわかります
アンコール・ワットの広さは南北に1,300メートル、東西に1,500メートル
そのうえ四周を幅約 190mの水濠で囲われています


theredpiano38.jpg
 

そうアンコール・ワットへ行くためには
ところどころに蓮の花が咲く、この水濠を渡らねばなりません
 
 
cambodia108.JPG
 

ところが唯一の橋たる全長200メートル西参道は修復中で渡れませんでした
ちなみに修復工事を担当しているのは、アプサラ機構と日本の上智大学のプロジェクト
完成は2020年を予定しています
 

cambodia124.JPG
 

ということで代わりの橋として設営されたプラスチック製の素材を組み合わせた仮設の浮き橋を利用し西塔門へ
 

cambodia109.JPG
 

西塔門の前にはアンコールトム南大門でみたようなナーガがどんと横たわっていました
 

cambodia110.JPG
 

内には16世紀後半に仏教寺院に改修されたため仏像が安置されていました
ただ両腕が壊されているほか、よく見ると首や足に修復跡がありました
クメール・ルージュによって破壊されていたのか、はたまた盗掘行為によるものなのかわかりませんが、信仰心の薄い仏教徒である私にとってはちょっともの悲しいものです
 

cambodia125.JPG
 

そんな仏像のある西塔門から本殿までは
なんと600mもの参道がありますが、この参道には日本が大きくかかわっているようでした
 

cambodia126.JPG
 

参道の途中にこの参道の修復に日本のODAが参画していると明示する看板が有りました
そうこの参道の石組みの修復は日本人の石工が指導していて
その昔、NHKのTV番組『プロジェクトX』で取り上げらたりもしたりした日本の誇りでもあります
 

cambodia127.JPG
 

冒頭の写真は、北の聖池(リフレクティング池)の西側から中央伽藍を臨んだ景色
俗にいう「逆さアンコール・ワット」ですが
ここは絶好の撮影スポットということもあり、周辺には観光客向けの売店が立ち並び
その売店の近くで遊ぶ、ちっちゃい子供の姿をちょくちょくみかけます
子供ずれで毎日ここに通っているのか、はたまたここに住んでいるのか
どちらにせよ毎日ここから世界遺産アンコール・ワットを眺めているんだと思いつつも
現地の人にとっては世界遺産だろうが何だろうが、これが日常なんでしょね
 

cambodia128.JPG


そしていよいよアンコール・ワット潜入
北の聖池を回り第一回廊入口から入ります
 

cambodia115.JPG
 

第一回廊の門ではデパター(女神)がお出迎え
 

cambodia112.JPG


頭上に目をやると
西塔門の内側の上部には精巧な彫刻が施されています
彫刻は猿の透かし彫り
日光東照宮の彫刻の「三猿」の起源の一つはアンコールワットにもあり、シルクロードを経由し日本に伝来したとも言われていますが、ここでその三猿を見つけることはできませんでした
 

cambodia111.JPG
 

この第一回廊の壁面はインドの叙事詩
「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」などの図の浮彫が見ることが出来ます
 

cambodia117.JPG
 

たとえばマハーバーラタ「カウラヴァ族とパーンダヴァ族の戦い」や
 

cambodia129.JPG
 

ラーマーヤナからは
「ハヌマーンの肩の上に乗るビシュヌの化身ラーマ」
 

cambodia130.JPG
 


インド神話に登場するヴィシュヌ神の乗り物「ガルーダ」などなど
 

cambodia107.JPG
 

第二回廊にある沐浴池
現在はここに水が張られることはありません

 
cambodia114.JPG 
 

第二回廊にある760mに及ぶ彫刻はヒンドゥー神話をメインに8つの異なる物語が精緻なレリーフとして全面にわたって施されており、回廊全体が絵巻物となっておりました
 

cambodia131.JPG
 

ガイドさんが説明しているのは
天国と地獄を分ける閻魔大王
18の手に剣を持ち水牛に乗っていました
 

cambodia122.JPG
 

あちらこちらに見られるデパター(女神)
デバター像は一つとして同じ表情、ポーズ、髪型や服装のものはなく
実在の女官をモデルに一つ一つ彫り込まれたのだとか
 

cambodia118.JPG
 

有名な日本人の落書きも、この十字回廊にありました
江戸時代に「祇園精舎」と勘違いして訪れた日本人・森本右近太夫が父の菩提を弔うために仏像を寄進したという内容の落書きです
 

cambodia119.JPG
 

連子状窓から差し込む日差しの影もよく見るとアンコールワットのシルエット
これも建設に関わられた方々の愛嬌なんでしょうか
 

cambodia120.JPG
 

須弥山を具現している中央祠堂とそれを取り囲む4つの堂塔をつなく第三回廊は凄い急勾配
転落事故も多かったようで
 

cambodia121.JPG
 

仮設の階段で第三回廊に登る中央塔のある「第三回廊」
残念ながらこの日はカンボジアの仏教の日「仏足日」にあたり第三回廊に昇ることは叶いませんでした
 

cambodia132.JPG
 

回廊の東側からアンコールワットの裏側を望み、これでアンコールワットの観光は終了
 

cambodia123.JPG
 

ツアーバスに乗り、次の目的地プレループへ

2019年4月13日

プレ・ループ遺跡での夕日観賞

「アンコールワット3大遺跡一日観光ツアー」の最後に訪れるのは
シェムリアップの人気夕日鑑賞スポット「プレ・ループ遺跡」
ピラミッド型の遺跡で建てられたのは961年
アンコール・ワットやアンコール・トムよりもさらに古い時代に建てられたということになります
ここにはデバター像のレリーフやシンハ像が有ることからヒンドゥー教の寺院のようですが
元々王が亡くなった後、火葬の儀式を執り行う結構神聖な場所だったようです
 

cambodia133.JPG


ツアーはここで夕日を鑑賞するプランですが
道路脇には私どもの他にも多くのツアーバスが停まっていましたが、遺跡を登ったところにある鑑賞スポットにはすでに大勢の観光客が場所取りしていました
 

cambodia134.JPG
 

まだ夕日を見る場所はあるだろうと西側の塔の険しい階段を登りますが、これって結構大変な階段
よく定年になったら、海外などを観光して回るという話を聞きますが
旅にはやはり体力と言うか脚力は欠かせません
いつ行くの?と聞かれればやはり今しかないんだと思わせる階段でした
 

cambodia135.JPG
 

恐々と急勾配の階段を登ったテラスから眺めると地平線まで続くシェムリアップのジャングルが一望できました
なるほど人気のわけです
ここで待つこと30分くらい
天気が良ければ、そのジャングルに沈む夕日が見えるはずでしたが
残念ながら、生憎夕日は雲に隠れ
かすかに夕焼けが見れた程度で終わってしまいました
昼はこれでもかと晴れていたのに、いあや~残念
乾季と言えど天候ばかりはどうしょうもありません
明後日のアンコールワット寺院のご来光でリベンジすることとします
 

cambodia136.JPG

2019年4月14日

ゴールデンテンプルヴィラのレストランでいただくカンボジア料理

アンコールワットをはじめとした遺跡を見て歩いてきた後は街に繰り出す元気もなく
晩飯はホテルのレストランでカンボジア料理(クメール料理)をいただくことに
ちなみにいつもそうなのか今回のプランでは1回分夕食がサービスされていました
 

theredpiano21.jpg


レストランの朝食時ビュッフェ台になるカウンターにはワインが並んでいます
そうかつてフランスの植民地であったこともあり、ワインも日常的に飲まれているうえ
シェムリアップには欧米人観光客が多いことからここでワインを嗜む方が多いのでしょう
銘柄を見るとフランスのボルドーワイン「シャトー・デ・トゥルテス キュベクラシック」なんてのもなにげなくポンと置かれ並んでいました
ちなみにカンボジア西部のバッタンバンにはワイナリーもあるんだそうです
 

cambodia137.JPG
 

けれど一日炎天下中を歩いてきたことから、ここは何といってもビール
レストランに生ビールはないので、ビールをいただくことに
さてカンボジアのビールと言えば、何はなくとも「アンコールビール」(カンブリュー・ブルワリー製造)
缶での提供のうえにうやうやしく氷を詰めたワインクラーに入れられ出てきました
ちなみに価格は酒税が安いのかはたまた物価なのか、その両方なのでしょう、レストランで頼んでも1本$2(220円ほど)でした

そうそう付け合わせの煎りピーナッが美味かった
明日オールドマーケットあたりで探してみることにします
 

cambodia138.JPG
 

さて肝心のカンボジア料理
「ソムロー(スープ)」に「チャー(野菜の炒め物)」、「バーイ(ご飯)」は白米の上に赤米が盛られ、アンコールワットを見立ててか?ピラミッド状にしてありました
そして手前には「ミー・クイティウ」
カンボジア料理には米麵のクイティウが使われることが多いのですが
そのクイティウ炒めにザボンと海老が添えられ斬新な味でした
ちなみにそんな麵料理に加え、ご飯が添えられているのにも関わらず、フランスパンとバターが置かれているのはやはりここを利用する方に欧米の方が多いということなのでしょうね
 

cambodia139.JPG


それに付いてきたカンボジア名物の黒胡椒のソース
これは何に使うのかスタッフに聞いたところ
「エブリスィング」という回答が返ってきました
何にでも合いますよと言いたかったかな

今回カンボジア版ステーキ「ロックラック」につけて食べましたが
このソース、スパイスの香りが新鮮で肉のうまみが引き立ちます
これまた土産に黒胡椒を買わずに帰るわけにはいきませんね
 

cambodia140.JPG
 

デザートは南国のフルーツととこれまたカンボジア名物の「バナナとタピオカのココナッツミルク煮」
いや~ごちそうさまでした
 

cambodia141.JPG

2019年4月15日

アンコール遺跡観光大回りまずは「プラサット・クラヴァン」

「アンコールワット3大遺跡一日観光ツアー」で
俗にいうところのアンコール小回りコースをまわったことから
翌日はトゥクトゥクを借り切って大回りしようとホテルのフロントを訪ね
大回りにプラスして郊外まで足を延ばしバンテアイ・スレイにも行きたと告げたところ
それならトゥクトゥクではなく車のほうが良いですよとアドバイスを受けた
こうした専門家のアドバイスは的確であることが多いことから、トゥクトゥクはあきらめ車をチャーターすることにしました
 

anqkormap.jpg
 

ということでアンコールトム・アンコールワット観光2日目は
ホテルで車をチャーター
車はなんとレクサス、1日$40でしたが、朝7時から昼飯抜きで14時半まで
上記写真通り8カ所を日本でなら労働基準法違反になる6時間超の休憩なし(私たちが寺院を見ている間は暇なんですが)の7時間半の強行軍で走ってもらいました
 

cambodia148.jpg
 

まずはプラサット・クラヴァン
昨晩夕日を観光しに行ったプレ・ループ遺跡と同じように
921年にハルシャヴァルマン1世によって建てられとされていますが
それは「ヴィシュヌ神に捧げられた」との記述が扉の碑文に残っているからです
ヒンドゥー教のピラミッド型の寺院です
 

cambodia143.JPG
 

保存状態はたいへん良く内部の凝ったレリーフが素晴らしく
何百もの小さな信者に囲まれ8本腕のヴィシュヌ神のレリーフや


cambodia144.JPG
 

大きく3歩を踏み出すヴィシュヌ神のレリーフ
ヴィシュヌの化身である矮人ヴァーマナが、アスラ(阿修羅)のバリから世界を取り戻すため、3歩大きく足を踏み出したというヴィシュヌの物語を示している
 

cambodia145.JPG
 

中央の堂北壁面には聖鳥ガルーダに乗ったヴィシュヌ神が彫られています
  

cambodia146.JPG
 

ヴィシュヌ神を祀るために建てたヒンドゥー教の小さな寺院ですが
朝一で伺ったためか、私たちの他には1組の観光客の姿を確認しただけ
そんな中、朝日を浴びてレンガ作りの5つの塔が一列に並ぶさまはなかなかのものでした
 

cambodia147.JPG

2019年4月17日

アンコール遺跡観光大回り「バンティアイ・クディ」

アンコール遺跡観光大回り2軒目は僧の学校として使われたと言われ「僧坊の砦」という名の「バンティアイ・クディ」
アンコールチケットのチェックポイントではこの観世音菩薩の四面像が迎えてくれました
 

cambodia148.JPG


バンテアイ・クディ寺院が造られたのは鎌倉時代
時が流れ榕樹(スポアン)の根がヘビのように石の上を這っていますが
同時に建物の一部を蝕んでいて、しだいに寺院が崩されていっているのだそうです


cambodia150.JPG
 

巨大樹とかしたスポアンに蝕まれたというよりは、なにか同居していて自然な感じがしたので
そんな様子を撮ってみました
 

cambodia151.JPG
 

中には、そのままでは見学出来なく
木組みで支えられている部分もあります
 
cambodia164.JPG
 
cambodia152.JPG


見事なナーガの欄干が見て取れますが
その奥には『踊り子のテラス』と呼ばれたテラスが有ります
 

cambodia153.JPG
 

踊り子のテラスと言っても、実際にこの上で踊り子が踊ったのではなく
柱に彫られているレリーフのアプサラが壁面で踊ているのでそう呼ばれているのだそうです
 

cambodia156.JPG
 

そんなアプサラ、妖艶なうえ躍動感がもの凄く
まるでマンガ家と思えそうな構図ですが、本当にこんな感じで踊っていたのでしょうか❓
多少興味が湧いてきました
 

cambodia154.JPG cambodia155.JPG
 

元々はヒンドゥー教の寺院として建てられたバンティアイ・クディですが
アンコール朝最盛期と言われた12世紀末のジャヤーヴァルマン7世の時代に改築
回廊のなかには仏像が安置されていて
仏様の前には、煙の上がっている線香が何本かありました

ちなみにその後またヒンドゥー教の寺院に改築
仏像の多くは地下に埋められているのだとか
 

cambodia149.JPG


続いて中央祠堂
こちらも今にも崩れそうなためワイヤーで補強されています


cambodia157.JPG
 

ここでたくさんの艶やかなデバターに出逢いました
中央祠堂のデヴァターは、美しくて清楚な雰囲気のデバター
保存状態がとても良くて、クオリティめっちゃ高い美しいレリーフが多くみられます
まるで美女に囲まれているような錯覚を受けます
 

cambodia158.JPG cambodia159.JPG
 

豊満で美しいデパターにも出会いました
 

cambodia160.JPG cambodia161.JPG


中央祠堂にはヨニ(梵)も祀られていました
ちなみにその「ヨニ」
ずばり女陰を意味していて
『ヒンズー教で崇拝される女性性器をかたどった図や像。豊穣を象徴する(コトバンクより)」
 

cambodia162.JPG
 

私が気になったのがこの
ガルーダの石像の片割れ
その辺にポイっと捨てられているのが、いかにもカンボジアと言ったところでしょうか
 

cambodia163.JPG

2019年4月19日

アンコール遺跡観光大回り次は王の沐浴場「スラ・スラン」

バンテアイ・クデイの東
歩いてすぐのところに王室が沐浴に使われたという聖池『スラ・スラン』がありました
池の広さは東西700メートル、南北300メートルといった長方形の人口池
王様だけのためのプールといったところでしょうか

ちなみになにか条例が有るのか?それとも神に対して穢を避け身を慎む「忌む」べき神聖な場なのか
現代においても、この池で水浴びする人は居ませんでした
そんなカンボジアの聖池を見守るシンハー像
絵になりますね~
 

cambodia165.JPG
 

気持ちよさそうに寝ている犬
ただしカンボジア旅行での危険の一つに「野良犬」があります
「狂犬病」は先進国では心配ありませんが、東南アジアの途上国では注意にこしたことはありません
ちょっと遠巻きに犬を見るだけといたしました
 

cambodia166.JPG
 

ここを訪れたのはまだ朝早かったこともあり
観光客の姿はなく売店も休眠状態で売り子さんもまだ営業前といった状態でした
 

cambodia167.JPG
 

そんなスラ・スランからバンテアイ・クデイ方面で見かけたバイク
観葉植物をまるで日本の4トン車のごとく運んでいる姿が写っていますが
いや~カンボジアのバイクは実に力強いですね
 

cambodia168.JPG

About 68)カンボジア・シェムリアップ

ブログ「胡乱(うろん)な日々」のカテゴリ「68)カンボジア・シェムリアップ」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリは67)シンガポールGP2019です。

次のカテゴリは69)シンガポールGP2018です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。