劇場用日本酒映画「吟ずる者たち」
昨年12月25日、全ての撮影を終えクランクアップを迎えたとのお知らせがホームページに掲載されました
思えばもとは2018年11月に撮影が開始され2019年6月には広島先行上映の予定で公開されるはずだったこの映画
2018年の西日本豪雨災害で撮影に使われ地域も被害にあったことに加え
何より大きかった資金調達における絶望的な状況
さらには新型コロナ感染症と闘いながらの撮影と
通常なら映画の完成には程遠く「お蔵入り?」になるとばかり思っていました
ところが広島の方々の日本酒にかける思いのあらわれ、無事クランクアップを迎えたとのこと
「吟ずる者たち」製作事務局のみなさんお疲れさまでした、そして映画公開楽しみにしております
もう一つ上記ホームページに謳われる、名を隠し資金援助に尽力された「あしながおじさん」に対しても
日本酒の一ファンとして心から感謝したいと思います
(「吟ずる者たち」ホームページより:クリックすると公式ホームページにジャンプします)
さてこの映画、最初に知ったのは
2018年に酒都広島県西條を訪ねた際
これまた日本酒の酒蔵を背景に描かれた恋愛映画?「恋のしずく」(これは日本酒映画とは謳っていませんでした)のポスターにに出会ったからでした
もう一作、作られていると知ったのも
西條の酒蔵通りで、見かけた「恋のしずく」の下に貼られた、このポスターでした
サブタイトルで謳われているのは
「百̪試千改」吟醸酒を作った男たち
にあるように吟醸酒を造り出す、三浦仙三郎、佐竹利市、橋爪陽といった男たちの物語
吟醸酒の父「三浦仙三郎」が生み出した軟水醸造法による酒造りの話は無論
特にこの映画で見てみたいのは佐竹利市氏(株式会社サタケの創業者)
そうこの物語に欠かせない精米に人生をかけたそんな男のさまがこの映画でどう表現されているか楽しみなんです
とはいえ私自身はそれほどこの佐竹利市氏のことを知っているわけではありません
ただ日本酒好きならその名を聞いたことがない人はいないだろう「夏子の酒」尾瀬あきら著というマンガが有りますが
さらにその「夏子の酒」の前を描いた「奈津の蔵」というマンガに登場する、佐高利太郎という人物が佐竹利市氏を模して描かれたのは疑う余地のない話です
マンガでは精米にかけた、一種変人のような人物として描かれていました
もしそれが映像として見れるなら見てみたいそういった思いです
どのうような映画なのか私には想像つきませんが、酒米を究極まで削り・磨き、残った真珠のような米で醸す
そんな日本酒好きならたまらない光景が観れれば幸いです
ちなみに映画の公開は全国に先駆け広島で今年10月を予定しているのだとか
いまから楽しみですが、何なら広島にでも観に行こうかな