久々のフィギュアスケートネタです
先般ちょっと話題となったアンディチャオの村主章枝写真集『月光』
「世界を魅了したトップアスリートの奇跡の一瞬
村主章枝、月に舞う」とあります
表情の豊かさから「氷上の女優(アクトレス)」と称えられていたフィギュアスケーター村主章枝の写真集ということで、通販のAMAZONで取り寄せました
三宅島の海岸で撮影がなされたそうですが、それは三宅島では海面が月の光を映して水平線まで続く「月の道」が見られることから離島である三宅島が選ばれたようです
さて、最近ではオリンピックや世界選手権に多数のスケーターを送り込む日本、というか日本なしでは成り立たなくなった感のあるフィギュアスケート(男女シングル)ですが、その昔は日本で開催された長野オリンピックでさえシングル女子の出場枠は1つでした、現在のグランプリシリーズを見てるとまったく考えられませんね
でもフィギュアスケート全盛期はこの村主章枝がその道を切り拓いてくれた、その功績により現在の女子シングルス3枠があるといっても良いかと思います
2001年の世界選手権で7位、さらに2002年の世界選手権では3位、そして迎えたソルトレイクオリンピックでは5位入賞(あの悪夢のスポーツと揶揄されたあの事件の大会です)
その後も2003-2004シーズン、GPファイナルでは3度目の出場にして日本人選手として初制覇の快挙
こうして迎えた2006年のトリノオリンピックの出場枠は3つとなっていました
優勝した荒川静香さんの演技に隠れてしまってますが、その出場のための枠を確保した村主が陰の功労者といっても過言ではありません
それにトリノオリンピックでは残念ながら4位でしたが、これはよくやったというよりは残念という言葉がぴったりの演技だったようです
村主のフリーの演技は今見てもなかなか感動ものです
それにサーシャ・コーエン(アメリカ)がお尻をつく大失敗を犯したにもかかわらず銀メダルということで非難もあったようです
「そう表紙にある世界を魅了したトップアスリートというのには私も同様に考えています」
さてそんなサーシャ・コーエンと村主章枝ですが、2人を象徴するかのような有名な出来事が有ったとのこと
それが2002年 ソルトレイクシティでの出来事
同時多発テロのあとの大会ということでかなりの厳戒態勢での大会
サーシャ・コーエンがどこぞのチェックでスーツケースを開けた際、競技用のタイツをしまうのを忘れてしまい、気づいたのが演技する直前といったその時、彼女は周りの選手に「タイツを貸してほしい」と頼んでみますが、どの選手からも返事はなかったようです
そりゃそうでしょう、金のかかるスポーツとして認識されているフィギュアスケート
フェアープレーの精神はあれど、スポンサーも関係からも少しでも上位に食い込みたい
ライバルは一人でも減ったほうが良いに決まってますし、緊張する試合直前、周りの選手も人に構っている余裕はないはずです
そんな時にタイツを貸して?あげたのが村主章枝、まさに「敵に塩を贈る」そ名の通りの行為があったようです
ちなみにあるトーク番組で、サーシャ・コーエン選手がまだタイツを返してくれていないことを、たまたまTVを見ていた時にそんな話をしていました
今後は振付師としてフィギュアスケートに取り組んでいくことになるそうですが、指導者の道も考えられますので、どこぞの大きな大会の「キス・アンド・クライ」でお目にかかりたいものです
週刊現代などで騒がれましたが、ヌード写真集といよりは
まぁ単なる写真集といったところです
もちろん興味も有りましたが、そんな思いを込めての購入ということにしておいてください