流氷砕氷船による流氷観光を堪能した後は女満別空港へ向け国道を走っていましたが、途中昼食に立ち寄ろうと天都山へ登る道にそれることに
目的のお店は「東京農業大学・網走キャンパス」付近にある
カラマツ林に囲まれた「そば切り温」という隠れ家的なお蕎麦屋さんでした
網走呼人の山中にぽつんとある古民家風の手打ちそば店
雪景色にもなかなかマッチした佇まいですが、昭和30年代をイメージしたすべて手作りのお店なんだそうです
合掌造りの天井には古くて立派な梁が見て取れます
ただかなりの人気店のようで席に着くまで、と頼んでから出てくるまで1時間ほど
飛行機の時間も迫ってきていたのでちょっとばかり焦ってしまいました
さて肝心のお蕎麦ですが
頼んだのは我が家の奥さんは「もりそば」
毎日電動石臼で自家製粉し、皮を除いて十割で手打ちし細打ちしてありました
残念ながら目的の牡蠣の天ぷらは品切れなのか有りませんでした
替わりに頼んだホタテのかき揚げ、塩をさらりとかけいただきますが
これが香ばしくサクリと揚がっていて絶品でした
私はちょっと邪道かとは思いましたが、これまたなぜか人気の「たまごあんかけそば」
流氷観光で完全に体が冷え切っていたので、ここは温かいお蕎麦で身体を温めることにします
温かいお蕎麦でしたが、コシがあるのと蕎麦の薫りも感じて
鰹の出汁と相まって、なかなか感動的なお蕎麦でした
ずいぶん待たされましたが、私のあとは数組来たのみ
なんか変だと思いきや帰り際、玄関には「申し訳ございません、そばが品切れのため、午後3時30分頃再開いたしますの そば切り温」とありました
なるほど入店してこないわけですね
ここのホームページにも『手打ちにつき、そばが無くなりましたら追打ちのためお時間をいただく場合があります。』と謳われています
打ちたてが好まれるためとのことですが、昨日の「そば処らいうん」もそうですが、ここも職人気質のお蕎麦屋さんのようです
さすがは「ミシュランガイド北海道2012特別版」で紹介されたお店といったところでしょうか(書き忘れたので追記しました)
さてそんなお蕎麦を食べたあと、女満別空港から新千歳空港へはまさに遊覧飛行
旭岳をはじめ大切の山々を眼下に眺めつつのフライトとなりました
ということで今回の中斜里での法事では
美味しいお蕎麦と、流氷観光たっぷり堪能させてもらいました