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悪夢のスポーツ

長文で失礼します
それはソルトレイクシティの会場で見ていたファンが感じた疑惑からはじまったいわれています・・・・

来月に迫ったバンクーバーオリンピック
メダルが期待できるのはジャンプにフリースタイルのモーグル、スピードスケートそれとフィギュアスケートでしょうか
特にフィギュアスケートは男女シングル&ペアに6名+1組の選手を繰り出します

ところでフィギュアスケートの本場、ロシアやカナダでは男女シングルに注目があつまる日本とは違いペアとかダンスに対する注目度が高い
このあたり単に日本にペアでメダルのとれるような有望な選手達がいないという寂しさがありますね
確かにペア、何度かTVで見たことがあるが凄い
息が合っているなんてレベルのものではない、シングルと比較して難度は低いのだろうがほぼノーミスの演技、ミスをしたら負けってな感じである
当然選手は練習で一緒に居る時間が長くなり、分かり合えるのかペアの選手同士は夫婦とうパターンが多い
そんな競技です

そのフィギュアスケートのペア競技
2002年に行われたソルトレイクシテイオリンピックで判定を巡る激しい論争が発生した
ショートプログラムで一位のロシア組はフリーの演技で一度ステップアウトによる着氷ミスがあった
対するカナダ組はノーミス、誰もがカナダ組の優勝を確信していたが、意に反してロシア組が優勝となった
これに怒ったファンがアメリカとカナダのマスコミを抱き込み真相を解明した
最終的にフランスの連盟会長がフランスとロシアの密約があったことを認め
双方に金メダルが渡るというところで収束することになった

この事件をきっかけにフィギュア競技は新採点システムへ移行した
主観から客観へ難易度を要素別に判断する得点形式となり鉛筆なめなめ採点していたところから各要素別に詳しく定められた難易度をこなすことにより得点がシステム的に算出されるようになった
ここで白人有利と言われたフィギュアの世界が一変、ひたすら難しいことに挑み鍛錬を繰り返してきた日本が俄然と優位にたってしまった
トリノオリンピックでは荒川選手が金、不振が続く日本ではトリノオリンピックで唯一の金メダルとなり
パラベラ競技場を日の丸を掲げた荒川選手が軽やかなスケーティングでウイニングラン?を決めてくれた

その後フィギュア競技において日本の躍進は続くと思われたが思わぬ伏兵が待っていた
先般も書かせていただいたジャパンバッシングとも思えるルール改正
フィギュア競技においては特にジャンプ
難易度の高いジャンプを決めてもほんの少し足りないだけで、容易なジャンプを確実跳んだほうが得点が高くなっているようです
最近よく耳にする回転不足(ダウングレード)ってやつです
日本の選手を始めッジャンプの得意な各国の選手が苦しんでいます
試合が終わった時の感想を聞いてもあのジャンプは回っていたとか足りなかったかもしれないとかそんな話ばかり
常に気になってしかたがないようで、どちらかというとコーラーやジャッジが気になっておそるおそる演技をしている、ってな感じではないでしょうか
このおかげで難易度の高いジャンプに挑戦する選手がほとんどいなくなりました、演技前の6分間練習で跳んでいるのに試合では挑戦しません
まるで容易な技量しかない選手に合わせるようにルールが改正されたとしか思いようがありません
もっともこうでもしなければジャンプの得意な日本勢に勝てることができなくなったことによる改正にも思えます
こういったものがオリンピンクに向けて毎年改正されてきてしまいました
スポーツにおいて日本が優位にたつとルールが変わるってのが日常化しているようです

これぐらいならよいのですが特に改正点で気になるの、ジャッジの匿名制
なんでこんな改正案が通ったかはなはだ疑問ですが、だれがどういった採点をしたのか判らなくなるシステムとしています
それに通常こういった採点競技では数人で行い、得点の一番高いものと一番低いものをはずして合計するのが一般的ですが、何故かこういった改正ではずすのはシャフルして決めているそうです
神のみぞしるなら良いのですが、誰かが任意に決められていたらと疑われてもしかたありません
(プロトコルなどのぞくと何このジャッジ、特定の選手のほとんどの要素に加点が+2ついてるじゃん、なんてのが当然のように残っております)

もっともここ数年ずーと言われ続けている、ジャッジへの不信感はこれだけではありません
特定の選手の演技の動画が解説まで付けられWebにあふれています
この得点、何か変・・・・・・とばかりに
疑いついでに特定の国の審判はその国の選手が出る試合にのみ帯同しジャッジするという不可思議なことが当たり前のようにおきております
まるで他人にに任せると不利になると言わんばかりに

日本のマスコミにはタブーがあるのか触れませんが、Webを覗くと昨日 CANADA.COMの2010オリンピック特集にこんな記事が掲載されました

題して「Pound calls figure skating a ‘nightmare sport’」

ちょっと紹介ついでに訳してみますと

国際オリンピック委員会のメンバーでありバンクーバー2010の取締役会に所属する Dick Pound 氏が述べているところによると

フィギュアスケートはまだそのジャッジングシステムの範囲内で腐敗の固有の問題を解決してない「悪夢のスポーツ」のままであると

フィギュアスケーターがソルトレイクシティで2002年の大会でカナダ人ペア、ジェイミー・サレー&デヴィッド・ペルティエ組に影響を及ぼしたものに類似したスキャンダルに遭遇しないとは確信できるはずがない
と述べています。
特に審判することが匿名であることは、とても不正です、と公言されたのが意味があります。

こういった微妙な時期にこういった関係者の発言がカナダから出てしまいました
発言力のある方でしょうから、このあとどういった展開になるのか興味津々です


バンクバーオリンピックまであと一月をきりました
4年に一度のオリンピック
鍛錬をつまれた選手のためにも採点競技は公正にジャッジしてもらいたいものです
 

でもきっとソルトレークシティの二の舞になるんだろうな
ちなみにもう一回不正があったのならオリンピック競技からはずすとも言われております

どちらにせよこの話は日本のマスコミはスルーだな

コメント (2)

呂比須:

個人的に、人が人をその人の主観で採点する競技は好きじゃない。

うちの会社、スキー事業もやってますが、技術系は『人の見た目』で点数付きます。

同じスキーでもアルペンだと『時間との勝負』

もう10年以上前の競技で出たジャッジの採点でクレーム付きました。
滑る選手の「名前で採点してる疑惑」ですw

アナウンスが一人間違えて滑る選手名を間違えて読み上げました。(次の選手が全日本常連だった)
そうすると点数が出るでる。。。

いくらスキーは毎年の『型』があるとしてもそれを伝えるのは人間です。
その都度研修会で復習して各地に伝える。
教える人の見方が違えば伝わり方変わるんですよね〜。
それを技術選で型の綺麗な人を選ぶ。

なんだかなです。

呂比須さん こんにちは

フィギュアスケートはもう採点競技がどうのってレベルは遥か彼方に飛んでいってしまっているようです

そういえばモーグルも採点競技でしたね

タイムを競う、そうですね滑降とか回転のメダル
見てみたいものです

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2010年1月13日 07:03に投稿されたエントリーのページです。

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