朝早くに温泉で一っ風呂浴びたくて越川までドライブ
中斜里から20分ほど車を走らせ根北峠を斜里側から昇ってすぐ、コンクリートで出来た橋梁に出くわしました
この橋梁は戦時中に建てられた、元国鉄根北線の未完の橋梁で通称「越川橋梁」と呼ばれているものです
戦中鉄など物資が不足していた中、建てられた橋梁ということもあり鉄骨の代わりに竹が使われていたと、今は無き義父から聞くおよんでいました
タコ部屋労働者が建設に携わり労働災害で亡くなった人がいるようですし
巷のうわさでは人柱の話もあり、夜遅くには近寄りがたいそんな場所です
夏ですと樹々が生い茂り橋梁の奥までは見通せないのですが、冬のこの時期だと奥までよく見ることができます
そんな越川橋梁のすぐそばに目的地である
「越川温泉」があります
この越川温泉
地元の有志である越川温泉管理組合が管理する共同浴場で
この休憩所と湯船が2つのみ、電気も引かれているわけではないので、夜は車のバッテリーに配線を繋がなければ明かりすらないという、質素な佇まいの温泉
まさに秘湯ですね
地元の方などは年契約で入浴料を払っているようですが
私どもビジターでもこのドラム缶に入浴料200円を払えば入浴できます
ちなみにこのドラム缶、以前缶ごと泥棒に持っていかれたようでいまはこうしてしっかり床と壁に結わえられていました
古びたソファが置かれた休憩室
以前浮浪者のような方が住まわれた時もあったようですが、追い出されたようで
今は安心して利用できます
もちろん温泉は源泉掛け流し
緑色のパイプがそれです
オレンジのものは沢の水が引かれていてこれで湯船の温度を調整
エキノコックスなどの危険もあり飲み水には適しません
温施に入るとしばらくホカホカ感が残り
傷など癒してくれるツルツル温泉
私が今まで入った中で一番好きな温泉です