初夏のワイナリーツアーは小樽へ舞い戻り
北海道ワインが運営するワインギャラリー
小樽ワインギャラリーへとやってきました
その北海道ワインは1970年代からワイン造りを始めた、国内では老舗のワイナリーです
さわやかな飲み口と手頃な価格で人気のワインですが、国産のブドウにこだわるワイナリーとしても有名です
実際に国産ブドウ使用量は全国1位の北海道ワインなんだとか
そういえば先週このワインツーリズムに参加する3日ほど前、新聞に非常にイイタイミングで興味のある記事が掲載されていました
それが『日本酒表示純国産限定 「日本ワインモブランド力向上を狙う」』
今までは問題視されていなかった海外原料を使い日本で作られるワインに対しては「輸入果汁・輸入ワイン使用」の表示が求められるようになり、そうしたワインには日本ワインは無論のこと日本の地名が使えなくなるというもの
なにせ国内で生産される国産ワインの四分の三は輸入果汁を使っているという現状です
フランスのA・O・Cほどでは無いにせよ
ここ日本でも産地を名乗る際、規制やルールが定められるようです
この記事、なんだか北海道ワインのようなワイナリーや国内のブドウ農家にとっては朗報だったように感じました
さてそんな北海道ワインの小樽ワインギャラリー、ここでの試飲は4種類
ワインツーリズムでの七〜十杯目をいただくことに
銘柄はうる覚えですが
「北海道ケルナー」
「鶴沼鶴沼ミュラー・トゥルガウ」
「鶴沼ツヴァイゲルト・レーベ 」
ツヴァイゲルトはオーストリアで生み出された黒ブドウ品種ですが、ここ北海道ワインのツヴァイゲルトは1975年に本場オーストリーのクロスターノイブルグ寺院から寄贈された苗木を鶴沼に根付かせ他物なんだとか
現在は北海道の赤ワイン用葡萄の主力品種となっているそうです
「おたる 特撰ナイヤガラ」
この特選ナイヤガラは搾汁された果汁を氷結凝縮して作られるのだとか
まるで果実が凍るまで収穫を遅らせ、水分が氷結して糖分が濃縮されるのを待つアイスワインのようですね
こんな話を聞きつつ4杯を一気に試飲
そうツアー終了の時間が迫っていたんです
試飲会でも興味ある話を聞くことができました
ここのワイン作りのポリシーは他の北海道のワイナリーに一部あるような、高級で顧客を満足させるような奥深いワインを提供ではなく
家庭で普段飲めるようなワインを本来ならとても高くつく国産ぶどう100%使い最良の品質のワインを、なんとか安く提供しようと努力されているのだとか
そのため朝里の山中にワイナリーを構え
その毛無山からの地下水を利用し発酵/熟成タンクの温度制御に対する光熱費を節約しているなんて話も聞きました
今後北海道ワインを飲むたびにそんな話が頭の中で復唱反復しそうです
こうして半日あまりの初夏のワイナリーツアー【後志編】は終了
お土産も余市の中井観光農園でKONDOヴィンヤード ナカイ・ミュウラ2014そしてニセコチーズ工房で二せ古 雪花といいものも買えました
ツアーでは計10杯ものワインを提供してもらったうえ、美味しい料理と楽しい話も聞かせていただき
意義のあるツアーとなりました
催行いただきました北海道ワインクラスターの阿部代表はじめ中井観光農園・余市ワイナリー・ニセコチーズ工房・小樽ワインギャラリーの方々
それとシービーツアーズならびに同行していただいた皆様に感謝申し上げます
ほろ酔い気分でしたが、帰りの電車では
かま栄のチクワをつまみに小樽ビール飲みつつ帰ることに
そうここで暴露しますが実は私どちらかというとビール派なんです