ビールといえば、どうしても世界最大の消費国ドイツを思い浮かべてしまいます
飲むのはもちろんビアジョッキ片手に気勢を上げるビアホール
特にミュンヘンにあるホフブロイハウスがあまりにも有名です
1920年には国家社会主義ドイツ労働者党いわゆるナチス党の党大会が開かれ
あのアドルフ ヒットラーが2000人を集め、党綱領を公開したを行った場所がホフブロイハウスでした
今回のドイツの旅はビールを飲むことが宿命づけられていますが、残念ながらミュンヘンのホフブロイハウスまで行くことは出来ませんでした
・・・・・・と思っていたところ、見つけました
それがこのホフブロイハウス ベルリン支店
本場ミュンヘン同様に巨大な建物はなんと1100人収容可能なビアホール
それでも私が伺ったときは満席で入口で10分少々待たされました
ちなみに訪ねた時間は夜の11時くらいだったのに拘わらずです
中央にあるステージではしょっちゅう乾杯を促す 歌やダンスが行われていました
その際の騒ぎっぷりって言ったら半端ではありません
地元の常連の方々と観光客はスタッフが上手に区分けしていたようですが、ビールのコースターが手裏剣のように飛び回ったりして
手前のほうにいる観光客はもう退治多事です
ちなみに上手く写真に収めることはできませんでしたが
写真中央で注目されている女性はなんと自分の履いていたブーツを脱いで
そのブーツにビールを注いで飲んでいました
何かの罰ゲームだったのでしょうか
せっかくホフブロイハウスに来たのですから
ドイツご自慢の美味しいビールを飲んで帰らねばなりません
英語版のメニューでビールをチョイスします
そうしたビールはもちろんこうしたビアマイスターたちが注いでくれます
まずはこいつを飲まなければ話になりません
テーブルのほとんどの席で飲まれているラガービール「ホフブロイオリジナル」とバイエルンビールの原型「ホフブロイ ドゥンケル」をいただきます
本来なら席の周りでも飲まれている1ℓジョッキを傾けたいところですが、ここは弱気に500mlで
そう数種類の見たいですし、ビールを残すのもしゃくなので
ヴァイスビア「白ビール」もいただきましたが
ちょっと薬っぽい味のするこのビール
ドイツ中で飲むことが出来、帰るころには癖になっていました
こうした味に出会えるのが旅のだいご味ですね
次回日本でドイツビールが飲めるところに行ったら迷わずこいつを指名するかと思います
さて次にそうしたビールに合う料理
まずは当然のようにソーセージ
しかもここの名物である「ホフブロイ カリーヴルスト(200g)」を頼みます
これはドイツご自慢の白ソーセージをぶつ切りにしてソースを掛けカレーパウダーをまぶしたもの
ソースはもちろんポテトにからめて食べたりします
こうして書いてるだけでビールに合うのが判るかと思います
もう一つシュニッツェル(仔牛のカツレツ)
これ実をいうとプリッツエルというパンを頼もうとして発音がおかしかったのか、別な料理が出てきたという典型
ところがこれが大正解で美味かった
それにプリッチェルなんかはどこでも食べられますしね
次回ドイツ料理を食べに行く際ははこのシュニッツェルを食べに行くかと思います
まぁ実際はドイツでもよく食べられているようですが、オーストリアの名物料理なんだそうですが
大勢で飲んで騒いでいるのを見かけたら、それはたいてい日本人かドイツ人と言われるくらい
日本人とドイツ人は気質が似ていると言われます
そういえば勤勉な気質は主要産業となる工業製品も車に代表されるように似たようなものばかりです
昔々ドイツを訪ねたバックパッカーたちが、地元の老人たちから
「今度やる時はイタ公ぬきでやろうぜ!」と声をかけられたなんて逸話が残るほど気の合う者同士
「まずはビール」文化は日本とドイツの交流には不可欠なものかもしれません