それは香港からの帰る空港の出来事でした
このころ我が家の奥さんのJALのステータスはプレミアだったので、香港国際空港のチェックインカウンターでの混雑を避けるためエグゼクティブクラスカウンターに並びました
とはいえ並ぶ列が別になっているだけで、受付するスタッフは一緒のカウンターです
優先権がありますので当然のようにスタッフにすぐに手招きされカウンターに向かいます、すると一般の列に並んでいたおそらくはオーストラリア辺りから来られた方がずかずかとやってきてスタッフに険しい表情で何か言っていました
怒っていたのかかなり早口だったので「ライン」という言葉くらいしか聞き取れませんでしたが、状況から判断して後に並んだ私が先にチェックインするのは、おかしいと言っていたのでしょう
こういった時の空港スタッフの対応は洗練されたものが多く、参考にしようとかたずを飲んで見守っていると
カウンターのスタッフ(ちなみに女性)は私の意に反し声を荒げ「ファーストクラス」と言ってその客を一喝しました
日本でしたら、あとでお客様センターあたりにクレームが入りそうな勢いでの言動でしたが、その客はその一言ですごすごと引っ込んでいきました
いや~私、ファーストじゃなくってエグゼクティブクラス(ビジネスクラス)なんですけど・・・・しかもアッグレードしてもらってるだけで・・・・料金はエコノミー分しか払ってません(^^ゞ
とは声に出しては言いませんでしたが、カウンターのスタッフは先ほど客を一喝した表情を和らげ何も無かったかのように、こちらのチェックインの作業に掛ってくれました
ステータスといえば聞こえが良いのですが、区別いいえこれは明らかに差別ですね
まあこちらも判っていてエグゼクティブクラスの列に並んでいるのですが・・・
法の下の平等(平等権)については憲法に規定され、公正・公平が子供のころからたたきこまれているわれわれ日本人には馴染まないシステムのようにも思えます
けれどこういった航空会社のステータスによるサービスはこれだけに留まりません
たとえば航空券のキャンセル待ちでも優先されます
このおかげで人気の路線も取りやすくなりました
そうチケットの申込時点ですでに優遇されているんです
それに加え当日の空席待ちまで優先できますので、一便早く帰りたいなんて時に便利です
それに混雑しているときなど、裏口ならぬファーストクラスセキュリティレーンでチェックを受けたり、優先搭乗で並ばずに先に乗りこんだりするので今年のお盆のように混雑する時もスーとすり抜けることが可能です
手荷物の無料許容量も増えるので過去オーバーしたことはありません、アメリカなどで車用品やキャンプ用品を山ほど買ってきているのにもかかわらずです
しかも預けた手荷物が到着地のターンテーブルからすぐに出てくるのも嬉しいですね
それに各国の特色あるラウンジでの食べ物やお酒などのサービスも最近では旅の楽しみの一つになっております
この航空会社のステータスカード
ビジネスマンの必アイテムの一つですが、旅行好きな人間にとっても重要なアイテムとなります
航空機を使った旅での自由度が飛躍的に向上します
私自身ももう少し休みが自由に取れるときのため今のうちに手に入れたいアイテムとなってます
(定年後の楽しみのため絶対に欲しいアイテムなんです)
えっもう持ってるんじゃないかって
そう実はJALノステータスであるグローバルクラブの会員証は持っているのですが、これって我が家の奥さんの家族会員として同等のものを持っているだけのもので、本来は私のカードではないんです
そこで今年はこのスーテータスを自分のものにする予定です
とりあえず目標とするステータスはサファイヤ取得となります
ちなみにサファイヤ取得はというと
『JALグループ航空会社便ならびにワンワールド加盟航空会社便へのご搭乗が、毎年の1月~12月の12ヵ月間(暦年)で50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ONポイント以上のお客さまにお届けします。(JAL_HPより抜粋)』
50回も飛行機に乗る事も出来ませんが、5万マイルのFOPなら貯めることが出来そうなんです
そう幸いなことに正月のパリ、ゴールデンウイークのバリ島、そして今回のアンダマン海クルーズのためのマレーシア渡航など結構遠くまで飛んだので
全部で45千マイルくらいにはなっています
しかも現在家族会員ではありますがJGCのステータスってことで、パリはビジネスクラスにアップグレードしてくれました
バリ島はアップグレードポイントを使いファーストクラス、そしてマレーシアへはビジネスで行きましたので修業と言うのがおこがましい限りです
修行というのが狭い機内で我慢する姿から名付けられたとすると
これは「ビジネス修行」とでもいえるものかも知れません
そんな修行もあと1~2回ほど飛行機でどこか往復すれば達成できそうなので
今年はマイル修業の年にするつもりです