8月15日、この日は前日まで見れていた衛星放送のBS-NHKの放送が見ることが出来ませんでした
今回の上海での宿としたインターコンチネンタル浦東のホテルの一室の話です
確か今日は日本でいうところの終戦記念日、これが例の報道規制ってやつか~とも思ったがそうではないようだ
考えてみればこちらでは対日戦勝記念日は確か降伏文書に署名した9月3日のはず
それに他のCS放送を選局しても出てくるのは同じ画面
『中国舟曲県で起きた悲惨な土石流災害を追悼し、政府が急遽8月15日を全国追悼日にしました。そのため、外国の放送は放送制限されます 2010年8月15日』
局を中国のものに合わせると、こちらは別だがどこも同じような映像が流されていた
それは土石流災害における救助の様子だった
人民解放軍らしき人が一生懸救出活動をしている姿を繰り返し繰り返し放送していた
あとで聞いたところによると、今年の8月15日は「哀悼日」ということで、全国哀悼活動が行われた
ちなみに甘粛省舟曲県の土石流による死亡者数は1239人、行方不明者は505人とのことだった
私自身行方不明者には早く救出されて欲しいし、亡くなられた方にはご冥福をお祈りしたい
だがこの日はそんな人々の被災者追悼のため13億の人口を抱える中国全土で公共の娯楽活動を全て停止するというとんでもない日だったのである
上海万博の会場にあるイベントもかなり自粛するらしい
しかも・・・しかもこの哀悼日は2日前にいきなり決まったらしい
このため映画館やカラオケなどの娯楽施設は全停止とのことだ
何だか裏がありそう
今中国では山林を切り裂く過度な開発や三峡ダムに代表されるダム建設が急ピッチで進められ
これが2年前に起きた四川大地震や今回の中国舟曲県での土石流災害の原因との専門家の指摘もある
そんななか、中国政府が哀悼日を設け自宅で休んでいる国民に中国政府(人民解放軍)が一生懸命人民を救出する映像をテレビで見せアピールするそんな狙いが見え隠れする
ところで今日は杭州日帰り観光である
西湖の遊覧船など動いていないだろうな・・・・
でも中国には『上に「政策」あれば、下に「対策」あり』と言う諺が有り
世界で紀元前から商売をつづける華橋を排出するほどの人々
七夕(旧歴)を明日に控えた日曜日、かきいれどきである商売を優先しないだろうか
気を取り直して出かける事にしました