「文才」という言葉には妙にトラウマのようなものがある
手紙とか作文というとなにか怯んでしまう自分が居る
この文才、本を読んだときに感じたのがこのタイトルにある
「原野の料理番」
雪印乳業の宣伝部にいた、著者である坂本崇氏が
乳製品の素晴らしさを広めるためであろうかと思いますが
その矛先を男性に向け「男の料理110」等を執筆される
「美味んぼ」に代表されるバブルといわれた時に
団塊の世代といわれる方々が、これから目を向けられるであろう
料理について「男の料理110」では、親しみやすく興味をそそる文章で
纏められPART1~3と出された
そんなときに書かれたこの「原野の料理番」
著者である坂本氏の幼年時代、十勝を舞台とした貧農の開拓者の物語です
かといって、このノンフィクション読んでいて重苦しい雰囲気はない
流石です
さて、巻末にある著者の経歴を見て私が思うところは
十勝の大樹町の高校を出て、雪印乳業に入られるとある
恐らくは入社されたのは雪印乳業の大樹工場ではなかろうか
そこから雪印乳業の宣伝部へ
あくまで想像でしかありませんが
「文才」というものが有るのだとしたらそれを感じずにいられません